オカメインコ雛お迎えに必要なもの完全チェックリスト

オカメインコの雛をお迎えする準備で最も重要なのは、必要なものを事前に揃えておくことです。雛を迎えた当日から使うものばかりなので、お迎え前日までに全て準備を完了させましょう。この章では、全ての雛に必要な基本アイテムと、挿し餌雛限定で必要な専門アイテムに分けてご紹介します。
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全員必須:基本アイテム
🏠 飼育環境を整える基本アイテム
- ✓📦 プラケースまたはガラス水槽(幅40cm×奥行30cm以上)
- ✓🪵 止まり木(直径1.5cm程度):生後3〜4週間頃から設置
- ✓🔥 ペットヒーターまたは保温電球(20W〜60W)
- ✓🌡️ デジタル温度計(0.1℃単位)
- ✓⚖️ キッチンスケール(0.1g単位)


- ✓📄 床材:キッチンペーパー(白色)
- ✓💧 水入れ(浅く安定したもの)
- ✓🍽️ 餌入れ(2つ):シードとペレット用に分ける
🍽️ 餌と栄養管理のアイテム
- ✓🌾 ペレット(ラウディブッシュ、ハリソンなど)
- ✓🌾 シード(皮付き餌)
- ✓🥬 青菜(小松菜、チンゲン菜など)
- ✓💊 ボレー粉またはカトルボーン
挿し餌雛限定:専門アイテム

🍼 挿し餌給餌の必須アイテム
- ✓🥄 パウダーフード:総合栄養食タイプ
- ✓🥄 給餌用スプーン:シリコン製
- ✓🫖 電気ケトルまたはポット:50〜55℃のお湯を用意
- ✓🥣 調合用容器:耐熱性のボウルまたはカップ
- ✓🌡️ 温度計(即読タイプ)
初期費用の相場について

オカメインコの雛をお迎えする際の初期費用は、基本的な飼育環境なら5万円〜10万円程度が相場です。内訳は、雛本体の価格(品種や月齢により異なる)、基本飼育用品(3万円〜5万円)、挿し餌用品(挿し餌雛の場合のみ5,000円〜8,000円)、初回健康診断(5,000円〜10,000円)となります。
健康なオカメインコ雛の選び方

複数の雛から選ぶ場合、健康状態を客観的に判断するため、以下のポイントを観察しましょう。
👀 健康な雛の3つの観察ポイント
- ✓👁️ 目と鼻の状態:目がパッチリと開き、黒目に輝きがあるか確認します。鼻孔に鼻水や汚れが詰まっていないかもチェック
- ✓🪶 羽の状態:羽が整っていて艶があるか確認。雛換羽時期は多少のボサボサは正常
- ✓💩 フンの状態:緑色から茶色の固形部分と白い尿酸部分がはっきり分かれているのが健康な糞
購入先ごとの詳しい選定基準については、オカメインコの値段|品種別・購入先別の相場と選び方で詳しく解説していますので、購入前に必ずご確認ください。
ブリーダーからお迎えする場合の実務STEP BY STEP

ブリーダーからお迎えする場合、購入先選定から持ち帰りまでには、いくつかの実務的なステップがあります。初心者の方が焦らずにお迎えできるよう、5つのステップに分けて解説します。詳しい購入先の比較や選定基準については、オカメインコをどこで買う?ブリーダー・ペットショップ徹底比較をご参照ください。
🔄 ブリーダーからお迎えする5つのステップ
1️⃣
相談・連絡:ブリーダーに問い合わせる
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何をする?
SNS、Webサイト、電話でブリーダーに連絡を取ります。
- メールやLINEの場合:返信まで数日かかることを想定
- 希望する品種・性別があれば事前に伝える
- お迎え予定時期を明確に伝える
- 敬語を使い、丁寧な文体で連絡
2️⃣
訪問予約:日時を決める
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何をする?
ブリーダーの訪問可能な日時を確認し、予約を入れます。
- 複数の候補日を提示してもらう
- 訪問時間は30分〜1時間程度を想定
- キャンセル料の有無を確認
- 予約確定後、当日までに親鳥の写真などを提供してもらえるか打診
3️⃣
現地見学:親鳥と雛を確認する
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持ち物・準備
- 身分証明書(本人確認)
- 手指消毒液(感染症予防)
- メモ帳とペン(重要情報を記録)
- ペットを飼育している場合はその旨を事前に報告
- 脱ぎ履きしやすい靴で訪問
見学のポイント
- 親鳥の生年月日と健康診断結果を確認
- 選んだ雛の兄弟たちの成長記録を見せてもらう
- アフターフォロー体制の詳細を聞く(電話相談、メール対応など)
- 撮影許可を得た上で親鳥の写真を撮る
4️⃣
代金支払い:契約書を確認する
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確認すべき内容
- 契約書に記載されている条件(生年月日、品種、性別など)
- 支払い方法(現金・振込など)と領収書の受取
- キャンセル時の返金条件
- 健康診断書の提供タイミング
- アフターフォローの具体的な内容
この時点で受け取るべき書類
- 契約書または販売証書
- 健康診断書(実施済みの場合)
- 親鳥の血統情報(あれば)
- これまでの成長記録
5️⃣
持ち帰り:安全に自宅へ運ぶ
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準備物
- 小型のプラケースまたは通気性の良い箱
- 保温用:ペット用カイロやタオル(28〜30℃を維持)
- 床材:キッチンペーパーや新聞紙
- 振動を吸収するためのクッション材
持ち帰り時の注意
- 移動時間は最短経路で30分以内が理想
- カーエアコンの風が直当たりしないように配置
- 揺れの少ない運転を心がける
- 帰宅後は1〜2時間、静かに見守る
初訪問の準備チェックリスト
✅ ブリーダー初訪問の準備チェック
- ☑️📋 身分証明書を持参した
- ☑️🧼 手指消毒液を準備した
- ☑️✍️ メモ帳とペンを持参した
- ☑️👟 脱ぎ履きしやすい靴を履いている
- ☑️🐦 自分がペットを飼育していることを伝えた
- ☑️📸 親鳥の撮影許可について確認した
- ☑️❓ 質問事項をリストアップした
- ☑️💰 代金の支払い方法を事前に確認した
お迎え初日から3日間の過ごし方

オカメインコ雛お迎え初日から最初の3日間は、雛が新しい環境に慣れるための「適応期間」です。焦らず、雛のペースに合わせることが成功の鍵です。
最初の3日間:見守ることに徹する
お迎え後の最初の3日間は、「触らない・見守る」を徹底してください。この期間が、その後の信頼関係を築く土台になります。
✅ 最初の3日間でやるべきこと
- ✓⏰ 決まった時間に世話をする:餌交換、水交換、掃除を同じ時間に行う
- ✓🗣️ 静かに話しかける:「おはよう」「ごはんだよ」など、優しく声をかける
- ✓🏥 お迎え健診の予約:お迎え後3〜7日以内に受診しましょう
- ✓📝 体重と様子を毎日記録:健康管理の基本です
詳しい飼育情報は、オカメインコ雛の育て方完全ガイドをご覧ください。お迎え後の挿し餌のやり方や温度管理など、成長段階別の詳細な飼育方法をご紹介しています。
オカメインコ雛のお迎えに関するよくある質問

これまで受けた質問の中から、特に多かったお迎え前後の不安や疑問を集めました。オカメインコ雛お迎え初心者の方から経験者まで、参考になる情報をまとめています。
初心者でもオカメインコ雛から育てられますか?
適切な知識と準備があれば十分に育てられます。成功のためには、事前準備の徹底、分からないことはすぐに専門家に相談、完璧を目指さないこと。挿し餌雛が不安なら、一人餌雛からスタートするのも賢明な選択です。
共働きでもお迎えは可能ですか?
挿し餌雛は日中の給餌が必要なため、共働きの場合は一人餌雛(生後6〜7週間以降)を選ぶことを推奨します。一人餌雛なら、朝晩の世話で十分対応可能です。ペットカメラの活用や週末に触れ合いの時間を多く作るなどの工夫で、共働きでも飼育できます。
お迎え健診は必要ですか?
お迎え健診は必須です。費用は5,000円〜10,000円程度ですが、潜在的な病気の早期発見、健康状態の基準値確立、かかりつけ医との関係構築ができます。これは雛の命を守るための必要経費です。
一人餌雛でも懐きますか?
一人餌雛でも十分に懐きます。懐くかどうかは毎日の愛情の注ぎ方で決まります。オカメインコは社会性の高い鳥なので、生後2〜3ヶ月の時期に人間と過ごせば、挿し餌の有無に関わらず懐きます。
オカメインコノーマル雛とルチノー雛、どちらがおすすめですか?
オカメインコノーマル雛は丈夫で初心者向き、価格も比較的リーズナブルです。オカメインコルチノー雛は人気が高く、白と黄色の美しい羽色が特徴ですが、やや価格が高めです。品種による性格の大きな違いはないため、見た目の好みと予算で選んで問題ありません。
オカメインコ雛のお迎え準備が成功の8割【総括】

オカメインコの雛をお迎えする準備は、その後の20年を左右する重要なステップです。この記事でお伝えした最も重要なポイントは3つです。
まず、オカメインコ雛お迎えに必要なものを完璧に揃えること。ヒーター、温度計、スケール、餌、ケージなど、全ての道具を事前に用意し、動物病院も確保しておきましょう。次に、挿し餌雛か一人餌雛かは、あなたのライフスタイルで決めてください。どちらを選んでも、愛情を注げば必ず懐いてくれます。最後に、お迎え後の最初の数日間は見守ることに徹し、雛が環境に慣れるのを待ちましょう。
ブリーダーからお迎えする場合は、5つのステップ(相談・訪問予約・現地見学・代金支払い・持ち帰り)を丁寧に進めることが大切です。初訪問チェックリストを活用し、焦らず進めてください。
正しい準備をすれば、初心者の方でも安心してオカメインコの雛を迎え、20年の幸せな暮らしをスタートできます。お迎え後の具体的な飼育方法については、オカメインコ雛の育て方完全ガイドをご覧ください。
📚 参考文献・出典
📝 記事監修者情報
名前: 山木
経歴: フィンチ・インコ・オウム・家禽の飼育経験を持つ、飼い鳥歴30年以上の愛鳥家。オカメインコブリーダー。愛玩動物飼養管理士。現在はセキセイインコとオカメインコを中心とした小型〜中型インコ専門サイト「ハッピーインコライフ」を運営。科学的根拠と愛情に基づいた実体験を発信し、一羽でも多くのインコとその飼い主が幸せな毎日を送れるようサポートします。





























