オカメインコの値段一覧【2025年版】ホワイトフェイス等の「好み」を見つけよう

「この子だ!」と思ったオカメインコの値段や色に、心が揺れた経験はありませんか?品種ごとの価格差には深い理由があります。最新の価格相場を知り、あなたが心惹かれるオカメインコ ホワイトフェイス等の人気カラーから「好き」を見つけましょう。ここが運命の子との物語のプロローグです。
📊 主要品種の値段と特徴が、一目でわかる詳細価格表
価格はあくまで目安です。お迎えする子の健康状態や育成環境の透明性によって変動します。また、DNA鑑定済みのオスは希少価値により10,000円~20,000円程度の価格プレミアムが付くことがあります。
補足:購入先で値段が違うのはなぜ?
同じ品種でも購入先によって価格が大きく異なるのは、それぞれの強みと役割が違うためです。その理由を知ることで、ご自身の予算や求める安心感に合った購入先を選ぶことができます。
どの購入先にもメリット・デメリットがあります。価格だけでなく、アフターフォローの有無や相談のしやすさなども含めて、総合的に判断しましょう。それぞれの購入先の特徴について、さらに詳しくはこちらの記事で解説しています。
👑 人気No.1【ルチノー】値段:20,000円~50,000円

月の光をまとったような美しさで絶大な人気を誇る、オカメインコ界のアイドル的存在です。
黒色や灰色のメラニン色素を持たないため、体は美しい黄色またはクリーム色がかった白色となり、目が赤い(ブドウ目)のが特徴です。鮮やかなオレンジ色のチークパッチが、その愛らしさを一層引き立てます。その明るく華やかな外見から、オカメインコの中でも絶大な人気を誇ります。
ルチノーは甘えん坊で、人の心をするりと溶かす天才でもあります。その輝きはとても繊細で、『守ってあげたい』と思わせる儚さこそが、ルチノーが持つ最大の魅力です。
色素欠乏により紫外線に敏感で、直射日光を避ける配慮が必要です。また、性別判定は行動観察が中心となり、より確実性を求める場合はDNA鑑定を推奨します。頭頂部に現れる無羽域(むういき)は、約60-80%の個体に見られる正常な遺伝的特徴です。
✨ 注目度No.1【ホワイトフェイス】値段:30,000円~70,000円

チークパッチのない凛とした横顔が魅力。無限の可能性を秘めた、洗練された芸術家です。
黄色とオレンジの色素(プシッタシン、鳥類特有の赤〜黄色の色素のこと)だけを欠いた品種で、顔が白くチークパッチがないことが最大の特徴です。全体的に白と黒のモノトーンで構成されたシックで洗練された印象は、派手な色を好ない飼い主さんから特に支持されています。
彼らの魅力は、クールな見た目とは裏腹に、一度心を許した相手には深い愛情を示す熱いハート💖
ホワイトフェイスはルチノーと同様に光に敏感な面があるため、適切な光環境での管理が大切です。外見による性別判定は比較的容易ですが、パイドとの複合品種の場合はDNA鑑定が推奨されます。
🛡️ 初心者向け【ノーマルグレー】値段:15,000円~30,000円

原種に最も近く、遺伝的に丈夫で飼いやすい、初めての方に最適な品種です。
野生のオカメインコが持つ本来の色で、すべてのカラーバリエーションの基本となる存在です。グレーの体に鮮やかなオレンジ色のチークパッチが特徴で、遺伝的に最も強健であるとされ、病気への抵抗力も高い傾向にあります。また、生後8ヶ月頃の雛換羽(子供の羽から大人の羽に生え変わること)以降は外見による性別判定も比較的容易です。
すべての物語が始まる、原点の色。野性的でたくましく、オカメインコ本来の賢さと優しさを最も感じさせてくれます。この子の穏やかさは、飼い主さんの心を静かに癒してくれるはずです。
🎨 個性派【シナモン・パール・パイド】値段:20,000円~60,000円
それぞれが持つ独特の色や模様が、オンリーワンの魅力を放ちます。
シナモンはノーマルグレーの黒色が温かみのある茶褐色に変化した品種です。パールは羽に真珠のような美しい斑点模様が入るのが特徴で、特にメスは生涯その美しい模様を保ち続けます

一方、オスは生後8ヶ月〜1年の換羽(ヒナの羽から大人の羽へ生え変わること)で模様が薄くなったり消失したりしますが、これは正常な成長の一部です


パイドは体の地色がランダムに白や黄色に抜ける「まだら模様」で、一羽一羽違う模様を持つのが最大の魅力です。
ミルクティーのようなシナモン、天使の羽を持つパール、空に浮かぶ雲のようなパイド。どの子も一羽一羽が芸術作品です。
なぜ値段が違うの?価格差に隠された3つの「物語」

「同じオカメインコなのに、なぜ色や性別でこんなに値段が違うの?」その当然の疑問に、ブリーダーの視点からお答えします。オカメインコの値段の裏には、遺伝の「奇跡」、育成の「愛情」、そして未来を守る「約束」という3つの物語が存在します。
🎲 物語1:遺伝子の奇跡|”特別な色”が生まれる確率

珍しい色が生まれる確率は遺伝パターンによって大きく異なり、その「奇跡」への敬意が価格の一部になっています。
🔬【価格を左右する遺伝の法則】もう少し詳しく
オカメインコの色の遺伝は、主に3つのパターンに分けられます。どのパターンで遺伝するかによって、珍しい色が生まれる確率が変わり、それが価格に直結します。
このように、美しい色の背景には複雑な遺伝の法則があり、ブリーダーはそれを理解した上で、何世代にもわたる計画的なペアリングを行っているのです。
希少な色のオカメインコは、特定の遺伝子の組み合わせでなければ生まれません。大きく分けて2つのパターンがあります。
💡パターンA(比較的出やすいタイプ)
パイドなどの品種では、両親が特定の遺伝子を持っていると、その特徴を持つ子が生まれる確率は約25%です。4羽に1羽の計算で、ある程度は予測できます。
💡パターンB(珍しいタイプ)
ルチノー、シナモン、パールなどでは、性別と遺伝が複雑に絡み合うため、特にオスが生まれる確率が非常に低くなることがあります。これが、これらの品種のオスが高価になる理由です。
💡パターンC(複合品種)
さらに複数の特徴をあわせ持つ「複合品種」は、6.25%以下の低確率でしか生まれません。ブリーダーは何世代にもわたって血統を管理し、最高のペアリングを模索します。その「奇跡」への対価が、値段の一部になっているのです。
専門用語解説:遺伝子の隠し味「スプリット」とは?
オカメインコの遺伝の世界をさらに深く知るためのキーワードが「スプリット」です。これは、見た目には現れていないけれど、親から受け継いだ特定の色の遺伝子を隠し持っている状態を指します。
例えば、見た目は完全に「ノーマルグレー」でも、親の一方が「ホワイトフェイス」だった場合、その子はホワイトフェイスの遺伝子をスプリットとして持っている可能性があります。この子は将来、ホワイトフェイスの子を誕生させる可能性を秘めているため、ブリーダーにとっては非常に価値のある存在です。
このように、見た目だけでは判断できない遺伝的な背景が、特にブリーダー間の取引価格に影響を与えることがあるのです。お迎えする際には直接関係ない知識かもしれませんが、価格差の奥深さを知る豆知識として覚えておくと面白いですよ。
【高価格帯の理由】アルビノという名の純白の奇跡

アルビノは「ホワイトフェイス」と「ルチノー」という2つの奇跡が重ならないと誕生しない、特別な存在です。
赤い目を持つアルビノ(通称)の正式名称は「ホワイトフェイス・ルチノー」です。これは、黄色・オレンジ色素を消す「ホワイトフェイス遺伝子」と、黒色・灰色色素を消す「ルチノー遺伝子」という、二つの異なる遺伝子が同時に発現した結果生まれる姿なのです。二つの珍しい特徴が偶然重なって生まれるため、生まれる確率も非常に低くなります。
💝 物語2:育成という愛情|「ベタ慣れ」が生まれるまで

雛が一人餌になるまでの約2ヶ月間、ブリーダーが24時間体制で注ぐ時間と愛情が、価格という形になっています。
雛が生まれてから一人で餌を食べられるようになるまでの約2ヶ月間、ブリーダーの生活は雛を中心に回ります。1日に何度も40℃に温めたパウダーフードを一羽ずつ丁寧に与え、温度と湿度を常にチェックする毎日です。
この手間と愛情が、人懐っこく健康な「ベタ慣れ」の子を育てます。「一人餌」の子が、まだ挿し餌が必要な雛より8,000円~10,000円ほど高価になるのは、この愛情という名の時間が価格に反映されているからです。一人餌とさし餌雛の値段の違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
🔮 物語3:性別という運命|未来の姿とパートナーシップ

DNA鑑定済みオスは希少価値により高価な傾向があり、品種によっては性別で将来の姿が大きく変わる「運命」を知っておく必要があります。
おしゃべりへの期待からオスを好む方が多く、特に珍しい品種(ルチノー、シナモン、パール)では、DNA鑑定済みオスがプレミアム価格になる傾向があります。鑑定費用と希少価値が上乗せされるため、通常の個体より10,000円~20,000円高くなることも珍しくありません。
それ以上に重要なのが品種による特性で、特に「パール」は大きな変化があります。オスの場合、生後8ヶ月〜1年ほどの換羽でほとんどの美しい模様が消失・薄化してしまいます。一方、メスは生涯その模様を保ち続けます。この「運命」を知らずにお迎えすると後悔の原因になりかねません。
📈【まとめ】価格変動の5大要因
オカメインコの価格は、これまでに解説した「物語」を構成する、以下の5つの主要因によって変動します。これらの要因を総合的に理解することで、価格の妥当性を判断する目が養われます。
「知識」を「確信」へ。運命の子と出会うためのブリーダー直伝3ステップ

「知識はわかったけど、結局どうすれば理想のオカメインコに出会えるの?」その気持ちを未来への「確信」に変える、具体的な3ステップをお伝えします。これは、私が新しい家族を探す飼い主さんに必ずお伝えしている、プロの選定術です。
あなたの理想の未来を描くパートナーシップ診断
色や品種ごとの特徴と注意点を確認する
ブリーダー・店員への魔法の質問で育ちの物語を知る
🎯 STEP1:あなたの理想の未来を描く「パートナーシップ診断」

どんな鳥との生活を送りたいかを具体的にイメージすることが、最高のパートナー選びの羅針盤になります。
まず、これから始まるオカメインコとの20年間の暮らしを想像してみてください。以下の質問に答えることで、あなたにぴったりの子のタイプが見えてきます。
💎 STEP2:色や品種ごとの特徴と注意点を確認する

品種や色によって、特有の注意点が存在します。見た目の好みだけでなく、これらの特徴を理解しておくことが、後悔のない選択につながります。
例えば、以下のようなポイントは事前に知っておくと安心です。
【重要】基本的な健康チェックも忘れずに
品種ごとの特徴と合わせて、基本的な健康状態の確認は必須です。元気な子は活発で、目が輝いています。お尻周りが汚れていたり、ずっと膨らんでいたりする子は注意が必要です。
より詳しい健康な雛の見極め方や、お迎え前に確認すべきチェックリストについては、「オカメインコの雛の値段|一人餌とさし餌雛の価格差と選び方」の記事で詳細に解説していますので、ぜひ参考にしてください。
最後に信じてほしいのは、あなたの心です。目が合った瞬間に「この子だ」と感じる、その子の瞳の輝き。それこそが、運命の出会いの何よりの証です。
🗣️ STEP3:ブリーダー・店員への「魔法の質問」で”育ちの物語”を知る

親鳥や育成環境について質問することで、その子が愛情深く育てられたかどうかの「透明性」が見えてきます。
良いブリーダーや店員さんは、質問されることを歓迎します。以下の質問をすることで、相手の誠実さや専門性、そしてその子がどんな環境で育ったかが見えてきます。
【実践編】回答から誠実さを見抜くポイント
質問をした後、その回答からお店やブリーダーの信頼度を測ることができます。以下のポイントを参考にしてみてください。
愛情を持って育てている人は、その子の背景を喜んで話してくれるものです。回答に詰まったり、面倒くさそうな態度を見せられたりした場合は、少し慎重になった方が良いかもしれません。
これらの質問に快く、そして具体的に答えてくれるなら、その子は愛情深く育てられた可能性が非常に高いでしょう。
全体の値段相場や生涯費用も確認しよう
この記事では品種・色ごとの詳細な価格を解説しましたが、オカメインコをお迎えするための初期費用や、20年間にかかる生涯費用など、全体的なお金の話については、以下のピラー記事で詳しく解説しています。
予算計画を立てる上で非常に重要ですので、必ず合わせてお読みください。
オカメインコの値段と色によくある質問【飼い主さんからのお悩み】

情報を集めるほどに、新たな不安が生まれるのは当然のことです。「ネットにはこう書いてあったけど…」「もし病気だったら…」そんな、誰にも聞けずに一人で抱え込んでいるその不安、ここで全て解消していきましょう。
Q1. 一番値段が高い品種と、一番値段が安い品種を教えてください。
最もお迎えしやすい価格帯の品種は、原種であるノーマルグレーです。繁殖が比較的容易で市場に安定して供給されているため、15,000円~30,000円程度で見つけることができます。初めての方には、丈夫で飼いやすい点からもおすすめです。
一方、「一番値段が高い品種」は、特定の単一品種を指すのが難しいのが実情です。最高価格帯を形成するのは、複数の希少な遺伝子を組み合わせて作出された「複合品種」です。たとえば、「ホワイトフェイス・ルチノー(アルビノ)」といった、遺伝知識と何世代にもわたる交配計画を必要とする個体は、その希少性から40,000円~80,000円になることもあります。
価格帯の目安:
Q2. 白いオカメインコに憧れています。ルチノーとアルビノ、どちらが私に合っているか迷っています…。
どちらも魅力的ですが、大きな違いを知ると、ご自身に合う子がどちらか見えてくるかもしれません。
見た目の最も大きな違いは、チークパッチ(頬紅)の有無です。ルチノーは体が黄色または白っぽく、目に赤い色素を持ちますが、頬には鮮やかなオレンジ色のチークパッチがあります。一方、アルビノ(正式名称:ホワイトフェイス・ルチノー)は全身が純白で、目も赤色ですが、チークパッチは完全にありません。価格の違いは、この見た目の違いを生み出す遺伝的な構造にあります。アルビノは、黒色色素を消す「ルチノー遺伝子」と、黄色・オレンジ色素を消す「ホワイトフェイス遺伝子」の二つの遺伝子が組み合わさって初めて生まれます。どちらも色素欠乏により紫外線に敏感なため、直射日光を避ける配慮が必要です。
選択の決め手:
Q3. シナモンとパールの違いがよく分かりません。値段に差はありますか?
シナモンは「色」の品種で、ノーマルグレーの体色が温かみのある茶褐色に変化したものです。一方、パールは「模様」の品種で、翼や背中の羽に真珠のような斑点模様が入ります。価格帯はシナモン(25,000円~55,000円)がパール(20,000円~50,000円)より少し高めですが、大きな差はありません。それ以上に、飼育する上での大きな違いとして、オスのパールは生後8ヶ月〜1年の換羽で美しい模様が消失・薄化するのに対し、メスは生涯模様を保つという特性があります。この点は選択の際の重要なポイントになります。
重要な違い:
Q4. エメラルドやファローといった珍しい品種は、どこに行けば会えますか?値段は?
エメラルドやファローのような希少品種は、一般的なペットショップで見かける機会はほとんどありません。これらの品種を探すには、オカメインコ専門のブリーダーや、鳥類を専門に扱うショップに問い合わせるのが最も確実な方法です。
価格は非常に高価で、80,000円〜150,000円以上することもあります。価格が高い理由は、特定の遺伝子を複数組み合わせる必要があり、作出が非常に難しく市場に出回る数が極端に少ないためです。出会えたら幸運と言えるでしょう。
探し方のコツ:
Q5. 同じパイドでも、値段が全然違うのはなぜですか?

パイドの価格を左右する最大の要因は「模様の入り方」です。
パイドは「まだら模様」の品種で、その模様の入り方は一羽一羽まったく違います。白や黄色の抜け方が左右対称であったり、模様がくっきりとして美しい「ヘビーパイド」は、まだら模様が少ない「ライトパイド」よりも高値が付く傾向があります。まさに「世界に一羽だけ」の個性そのものが、価格に反映されているのです。
パイドの価格要因:
Q6. おしゃべりするオスが欲しいのですが、メスより値段は高いですか?
おしゃべりの期待から、特に珍しい品種(ルチノー、シナモン、パール)では、DNA鑑定済みオスがプレミアム価格になる傾向があります。
人気は飼い主さんの好みによって二分されます。おしゃべりや歌など、活発なコミュニケーションを楽しみたい方はオスを、物静かで穏やかに寄り添ってくれるようなコンパニオンを求める方はメスを選ぶことが多いです。DNA鑑定で性別を判定している場合は、その検査費用(5,000円~10,000円)が価格に上乗せされていることもあります。
オスが高価になる理由:
Q7. 初心者に一番おすすめの品種とその理由を教えてください。
これは本当に多くいただく質問で、皆さんが一番悩むポイントだと思います。私が自信を持って初めての方におすすめするのは、ノーマルグレーです。
理由は、遺伝的に最も強健で丈夫な傾向があり、価格も手頃であるため、飼育の基本を学ぶのに最適だからです。オカメインコ本来の魅力を存分に味わうことができます。
もし、もう少し明るい色の子が良いということであれば、定番ですがルチノーも素晴らしい選択です。最終的に「最高の品種」とは、色や値段ではなく、その個体の健康状態と性格、そして何より飼い主さん自身が心から惹かれる一羽です。
初心者におすすめの理由:
Q8. ルチノーは甘えん坊、WFはクールなど、品種によって性格に違いはありますか?
「この色はこういう性格」というイメージ、よく耳にしますが、色の遺伝子が直接的に性格を決定するという科学的な根拠はほとんどありません。オカメインコの基本的な性格、すなわち「穏やかで社交的、しかし臆病」という気質は、全ての品種に共通しています。
品種と生まれつきの性格は、値段とは直接関係ありません。ただし、「育成の結果としての性格」は値段に関係します。人の手で丹念に育てられ、人間によく慣れた「ベタ慣れ」の個体は、さし餌の手間などがかかるため、雛よりも8,000円~10,000円ほど高価になることがあります。これは後天的な価値と言えます。
性格と価格の関係:
Q9. 気になっているルチノーの頭の後ろが少しハゲています。病気でしょうか?この場合、値段は安くなりますか?

その心配、とてもよく分かりますが、ご安心ください。それは病気ではない可能性が非常に高いです。その特徴は「無羽域(むういき)」と呼ばれ、この品種の遺伝的な特徴の一つです。約60-80%のルチノーに現れる正常な現象で、頭頂部の冠羽の真下に限定して起こります。
健康上の問題は全くありませんので、それが理由で値段が安くなることは通常ありません。むしろ、その品種の個性として受け入れてあげてください。その小さなチャームポイントも、きっと愛おしく思えてきますよ。病的な脱毛とは異なり、皮膚は健康的なピンク色で、炎症や赤みはありません。
無羽域について:
Q10. ホワイトフェイスは体が弱いとネットで見ました。本当なら、お迎えするのが不安です…。
色の珍しさと体の弱さが直結するわけではありません。ホワイトフェイスだから弱いのではなく、不適切な環境で生まれた子であればどの品種でも弱いのです。値段や色という表面的な情報だけでなく、ブリーダーの飼育環境や考え方まで確認することが、その不安を解消する一番の近道です。信頼できるブリーダーは健康を最優先に考え、無理な繁殖計画は立てません。
健康への誤解を解く:
オカメインコの値段や色決めは「20年分の幸福」への最初の投資【総括】

オカメインコの値段と色選びは、単なる生体価格の比較ではなく、これから始まるあなたとの20年分の幸福な物語への、最初の「投資」です。
価格という数字の奥にある「物語」と「価値」を理解したあなたなら、もう迷うことはないはずです。この記事でお伝えした3つのステップを胸に、ぜひ、あなたの心を揺さぶるたった一羽との出会いの旅へ、自信を持って一歩踏み出してください。
お迎え前にしっかりとリサーチを重ね、オカメインコについて学んでいるあなたには、きっと最高のパートナーシップが待っています。