- ラウディブッシュペレットとは|40年の研究から生まれた信頼のブランド
- ラウディブッシュ製品ラインナップ全体像|常用食から療養食まで完全網羅
- ラウディブッシュ粒サイズ完全ガイド|鳥種別の最適サイズ選び
- 鳥種別ラウディブッシュの選び方|セキセイ・オカメ・コザクラ・ボタン
- ライフステージ別ラウディブッシュの使い分け|成長に合わせた最適な選択
- デイリーメンテナンス詳細解説|ラウディブッシュの基本ペレット
- ブリーダー&ハイエネルギーブリーダー徹底比較|高栄養ペレットの使い分け
- カリフォルニアブレンド詳細|果物入りペレットの活用法
- 療養食ライン完全ガイド|ローファット・シニアダイエットの正しい使い方
- フォーミュラ3完全ガイド|挿し餌用パウダーの使い方と活用法
- ラウディブッシュでお試し(リパック品)について
- ラウディブッシュの保存方法と賞味期限|開封後30~45日ルールの徹底
- ラウディブッシュへの切り替え方法|シードから4週間で完全移行
- ラウディブッシュよくある質問【FAQ】
- ラウディブッシュペレット完全ガイド【総括】
ラウディブッシュペレットとは|40年の研究から生まれた信頼のブランド

ラウディブッシュは、鳥類栄養学の第一人者トム・ラウディブッシュ氏が1985年に創業したアメリカの老舗ペレットメーカーです。カリフォルニア大学デービス校で16年にわたり鳥類栄養学を研究し、そのうち10年間をコンパニオンバードの栄養要件に関する研究に費やした成果が凝縮されており、日本の動物病院でも療養食として処方される信頼性の高いブランドとして知られています。人工着色料・人工甘味料・エトキシキン(人工保存料)を一切使用しない安全性が最大の特徴です。
トム・ラウディブッシュ氏の経歴と権威性
ラウディブッシュ社の創業者であるトム・ラウディブッシュ氏は、鳥類栄養学の知見を基に1985年にラウディブッシュ社を設立しました。
単なる商業ベースの製品開発ではなく、科学的根拠に基づいた栄養設計が行われている点が、他のペレットブランドとの大きな違いといえます。
世界中の鳥専門獣医師が推奨し、日本でも多くの動物病院で療養食として処方される実績があるのは、この確かな研究基盤があるからです。
人工添加物不使用の徹底した安全基準

ラウディブッシュペレットは、以下の人工添加物を一切使用していません。
- 人工着色料:不使用
- 人工甘味料:不使用
- エトキシキン(人工保存料):不使用
これらの添加物を使わないことで、愛鳥の健康を長期的に守ることができます。色付きペレットを好む飼い主さんもいますが、着色料は鳥の体に不要なものです。ラウディブッシュは「鳥にとって本当に必要なもの」だけを配合する姿勢を貫いています。
2017年リニューアル|アルファルファ追加の理由
2017年、ラウディブッシュペレットの配合が大幅にリニューアルされました(日本国内でリニューアル品が流通し始めたのが2018年春)最も大きな変更点は、栄養豊富な牧草「アルファルファ」の追加です。
アルファルファは、ミネラルとタンパク質が豊富で、うさぎや乳牛の飼料としても使われる高品質な牧草です。この追加により、ペレットの色が一部深緑色や黒っぽくなりましたが、品質には全く問題ありません。
色の変化を見て「カビ?」と心配する飼い主さんもいますが、これはアルファルファの自然な色素によるものですので安心してください。
動物病院で処方される療養食としての信頼性
ラウディブッシュの大きな特徴のひとつが、動物病院で療養食として処方される実績です。特に以下のような状況で処方されます。
- 病気で食欲が落ちた鳥の栄養補給
- 肥満や発情過多の改善(ローファット)
- 換羽期や繁殖期の栄養強化(ブリーダー)
- 雛の育成や強制給餌(フォーミュラ3)
愛鳥が病気になったとき、普段食べ慣れていない療養食を拒否してしまうケースは少なくありません。日頃からラウディブッシュを与えていれば、いざというときにスムーズに療養食を受け入れてくれます。これは、愛鳥の命を守るうえで非常に重要なポイントです。
ラウディブッシュ製品ラインナップ全体像|常用食から療養食まで完全網羅

ラウディブッシュには、鳥のライフステージや健康状態に応じた複数の製品ラインがあります。常用食(デイリーメンテナンス、ローファットの2種類)、高栄養食(ブリーダー、ハイエネルギーブリーダーの2種類)、療養食(ケアライン)、挿し餌用(フォーミュラ3の1種類)という構成です。
特に「ケアライン」と呼ばれる療養食は、肝疾患用、腎疾患用、低脂肪高繊維など、目的に合わせて細かく分類された多くの種類があり、愛鳥の成長や健康状態の変化に合わせて柔軟に選択できるのが魅力です。
【常用食】デイリーメンテナンス|成鳥の基本ペレット

繁殖期以外の健康な成鳥に毎日与える、最もベーシックなペレットです。タンパク質11.0%、脂質6.0%と、日常生活に必要な栄養バランスが整っています。
粒サイズは5種類(ニブルズ・ミニ・スモール・ミディアム・ラージ)から選べるため、文鳥からコンゴウインコまで幅広い鳥種に対応可能です。
本製品を主食の70%以上与えていれば、ビタミン・ミネラルのサプリメントを追加する必要はありません。
【常用食+果物】カリフォルニアブレンド|切り替え用にも最適

デイリーメンテナンスに、モモ・アンズ・プラムなどのフリーズドライフルーツと、ピーマン・ニンジン・トマト・キャベツなどの野菜をミックスしたペレットです。
シードからペレットへの切り替えに苦戦している場合、カリフォルニアブレンドの果物の香りと甘みが食いつきを改善するケースがあります。
ただし、果物入りのため糖分がやや高め。発情しやすい鳥や肥満傾向の鳥には、デイリーメンテナンスの方が適しています。
【高栄養】ブリーダー|換羽期・繁殖期の栄養強化

通常より高タンパク・低脂肪で設計された、換羽期や繁殖期の成鳥、および成長期の幼鳥に適したペレットです。タンパク質20.0%、脂質3.0%という成分バランスになっています。
換羽期は羽の主成分であるケラチン(タンパク質)の需要が急増するため、ブリーダーへの切り替えが推奨されます。
繁殖させる場合、卵の形成や雛への給餌で親鳥の栄養消費が激しくなるため、この高栄養ペレットが必要です。
【超高栄養】ハイエネルギーブリーダー|さらに高い栄養要求に対応

ブリーダーよりもさらに高タンパク・高脂肪に設計された、最も栄養価の高いペレットです。タンパク質19.0%、脂質6.0%と、デイリーメンテナンスの約1.5倍の脂質を含みます。
生後間もない雛や、一度に複数の雛を育てている親鳥には、このハイエネルギーブリーダーが最適です。
病気からの回復期で体力を取り戻したいときや、体重が極端に減少している鳥にも有効ですが、必ず獣医師と相談してください。
【療養食】ローファット|肥満・発情抑制用の低脂肪ペレット

タンパク質12.0%、脂質2.0~5.0%(最小2.0%)という低脂肪設計で、肥満や発情過多の改善を目的とした療養食です。日本では長年、動物病院でのみ処方されていましたが、現在は一般販売も行われています。
セキセイインコのメスが卵詰まりを繰り返す場合、ローファットへの切り替えで発情を抑制し、体重を適正範囲に戻す治療が行われます。
ただし、鳥の減量は慎重な対応が必要です。ローファットの使用は、かかりつけの獣医師と相談のうえで行うことを強くおすすめします。
【療養食】シニアダイエット|高カルシウム・高栄養の特殊ペレット

「シニア」「ダイエット」という名前から「高齢鳥用の減量ペレット」と誤解されがちですが、実際は全く違います。
「シニア」は老鳥という意味ではなく、「ダイエット」も減量ではなく「食餌」という意味です。
このペレットは、カルシウム・ビタミン・ミネラル・タンパク質のレベルが通常より高く設定されています。主に以下のような鳥に処方されます。
- カルシウム不足が懸念される鳥(特にヨウム)
- シード食から切り替えたばかりで栄養補強が必要な老鳥
- 幼鳥期でも高栄養が必要なケース
カルシウムやビタミンのレベルが高いため、すべての鳥に適しているわけではありません。使用前に必ず獣医師に相談してください。
【挿し餌用】フォーミュラ3|生後1日目から使えるパウダーフード
生後1日目から一人餌になるまでのすべての鳥種に使える、粉末状の挿し餌用フードです。タンパク質21.0%、脂質7.0%と高栄養に設計されています。
粒子が非常に細かく、お湯で溶かすと均一な液体になるため、シリンジでの強制給餌時に詰まりにくいのが大きな利点です。
病気で食欲が落ちた鳥の体力維持や、治療効果を高めるための強制給餌用フードとしても使用できます。
ラウディブッシュ粒サイズ完全ガイド|鳥種別の最適サイズ選び


ラウディブッシュのペレットは、ニブルズ・ミニ・スモール・ミディアム・ラージの5種類の粒サイズが用意されています。鳥のくちばしの大きさや体格に合わせて選ぶことで、食べやすさと消化効率が向上します。粒が大きすぎると食べづらく、小さすぎると丸飲みして消化不良を起こすリスクがあるため、適切なサイズ選びが重要です。
ニブルズ(直径2mm×長さ2mm)|小型鳥向け極小粒
ニブルズは、ラウディブッシュの中で最も小さいサイズです。円筒状のペレットを砕いたフレーク状で、小型鳥でも食べやすい設計になっています。
適した鳥種:文鳥、カナリア、セキセイインコ、マメルリハ、フィンチ類
セキセイインコの場合、ニブルズとミニの両方を試して、愛鳥の食べやすい方を選ぶ飼い主さんが多いです。粒が小さいほうが好きな子もいれば、ミニサイズをかじって食べるのを楽しむ子もいます。
ミニ(直径2mm×長さ5~10mm)|中型鳥の定番サイズ
ミニは、オカメインコやコザクラインコなど中型インコに最も人気のあるサイズです。長さがあるため、くちばしで持って食べやすく、食事の満足感も得られます。
適した鳥種:オカメインコ、コザクラインコ、ボタンインコ、セキセイインコ、ウロコインコ類、メキシコインコ類、シロハラインコ類、キキョウインコ類
オカメインコにはミニサイズが推奨されますが、食べ方の好みによってはスモールサイズを好む個体もいます。
スモール(直径4mm×長さ6~15mm)|中~大型鳥向け
スモールは、中型から大型鳥に適したサイズで、しっかりとした食べ応えがあります。くちばしの力が強い鳥種でも、適度な硬さで満足感が得られます。
適した鳥種:オキナインコ、シロハラインコ、ボウシインコ類、オオハナインコ、ローリー類、クサインコ類、ヨウム、小型コンゴウインコ、小型バタン類
オカメインコでも、ミニサイズを丸飲みしてしまう個体には、スモールサイズを選ぶと、かじって食べる習慣がつきやすくなります。
ミディアム(直径7mm×長さ6~10mm)|大型鳥の標準サイズ
ミディアムは、ヨウムやボウシインコなど大型鳥の標準的なサイズです。太さがあるため、くちばしでしっかり持てる鳥種に適しています。
適した鳥種:ヨウム、ボウシインコ類、モモイロインコ、大型コンゴウインコ、大型バタン類
ラージ(直径13mm×長さ9~20mm)|超大型鳥専用
ラージは、コンゴウインコなど超大型鳥専用の最大サイズです。くちばしの力が非常に強い鳥種でも、噛み砕く楽しみを味わえる設計になっています。
適した鳥種:大型コンゴウインコ、オオバタン、キバタン
サイズ選びで迷ったときのポイント
基本は鳥種別の推奨サイズを選ぶ
上記の表を参考に、愛鳥の種類に応じたサイズを選ぶのが基本です。ただし、個体差があるため、必ず愛鳥の食べ方を観察してください。
丸飲みしている場合は、ひとつ大きいサイズを試す
ペレットを丸飲みしている場合、消化不良や吐き戻しのリスクがあります。ひとつ大きいサイズに変えると、くちばしでかじって食べる習慣がつきやすくなります。
食べづらそうにしている場合は、ひとつ小さいサイズを試す
くちばしのサイズに対してペレットが大きすぎると、食べづらくて残してしまいます。ひとつ小さいサイズに変えると、食いつきが改善することがあります。
2種類のサイズを混ぜて与える方法も有効
たとえばオカメインコの場合、ミニとスモールを半々で混ぜて与えると、食事に変化が生まれて飽きにくくなります。また、愛鳥が自分で好きなサイズを選べる楽しみもあります。
鳥種別ラウディブッシュの選び方|セキセイ・オカメ・コザクラ・ボタン

鳥種によって体格・くちばしの大きさ・代謝速度が異なるため、最適なペレットのサイズと種類も変わります。ここでは、日本で人気の高いセキセイインコ・オカメインコ・コザクラインコを中心に、各鳥種に最適なラウディブッシュの選び方を解説します。
セキセイインコ向けラウディブッシュ
セキセイインコには、ニブルズまたはミニサイズのデイリーメンテナンスが基本です。体重30~40gの小型鳥なので、粒が大きすぎると食べづらくなります。
一日の給餌量の目安
セキセイインコの体重の約10%が一日の餌の量の目安です。体重35gの場合、約3.5gが一日の総餌量となります。ただし、インコの餌の量は「体重の約10%」という目安を耳にすることが多いかもしれませんが、これはあくまで大雑把な目安であり、すべてのインコに当てはまるわけではありません。この目安を鵜呑みにして餌の量を決めると、インコによっては少なすぎたり、多すぎたりする危険性があります。今回は便宜上、わかりやすく「体重の10%」の数値を使っていますが、その点を予めご了承ください。
- 常用食:デイリーメンテナンス(ニブルズまたはミニ)
- 換羽期:ブリーダー(ニブルズまたはミニ)
- 発情抑制:ローファット(ニブルズまたはミニ)
- 雛の挿し餌:フォーミュラ3
セキセイインコの場合、メスの発情過多による卵詰まりが多いため、ローファットの需要が高い傾向にあります。
オカメインコ向けラウディブッシュ
オカメインコには、ミニサイズが最も人気です。体重80~110gの中型鳥で、くちばしもしっかりしているため、ミニサイズを快適に食べられます。
一日の給餌量の目安
オカメインコの体重の約10%が目安です。体重90gの場合、約9gが一日の総餌量となります。ただし、これはあくまで目安であり個体差がありますので、愛鳥の体重変化を観察しながら調整してください。
- 常用食:デイリーメンテナンス(ミニまたはスモール)
- 換羽期:ブリーダー(ミニまたはスモール)
- 雛の挿し餌:フォーミュラ3
オカメインコは年に2回以上換羽する個体も多いため、ブリーダーへの切り替えタイミングの見極めが重要です。
コザクラインコ・ボタンインコ向けラウディブッシュ
コザクラインコとボタンインコには、ミニサイズが基本です。体重40~60gで、セキセイよりやや大きくオカメより小さい中間サイズです。
- 常用食:デイリーメンテナンス(ミニ)
- 換羽期:ブリーダー(ミニ)
- 発情抑制:ローファット(ミニ)
- 雛の挿し餌:フォーミュラ3
コザクラインコは発情が非常に強い鳥種です。繁殖させない場合は、ローファットでの発情抑制を検討する価値があります。
その他の人気鳥種の推奨サイズ
- マメルリハ:ニブルズ
- サザナミインコ:ミニ
- ウロコインコ:ミニまたはスモール
- オキナインコ:スモール
- ヨウム:スモールまたはミディアム
ライフステージ別ラウディブッシュの使い分け|成長に合わせた最適な選択

鳥の成長段階や健康状態によって、必要な栄養素は大きく変わります。幼鳥期・成鳥期・換羽期・繁殖期・ダイエット期・高齢期の6つのステージごとに、最適なラウディブッシュを選ぶことで、愛鳥の健康を長期的にサポートできます。
幼鳥期(生後~生後6ヶ月程度)
生まれてから一人餌になるまでの期間は、一生のうちで最も成長スピードが速く、高い栄養が必要です。
挿し餌期(生後0~6週間程度)
フォーミュラ3をお湯で溶かして与えます。生後1日目から使用可能で、40℃程度まで冷ましてから給餌してください。週齢が進むにつれて、お湯の量を減らして濃度を濃くしていきます。
一人餌への移行期(生後4~8週間程度)
フォーミュラ3にお湯で柔らかくしたブリーダーペレットを混ぜて与え始めます。徐々にブリーダーの割合を増やし、完全にペレットに移行させます。
完全一人餌後(生後2~6ヶ月程度)
ハイエネルギーブリーダーまたはブリーダーを与えます。成長が落ち着いてきたら、デイリーメンテナンスへ切り替えます。
成鳥期(繁殖期・換羽期以外)
健康な成鳥の日常生活には、デイリーメンテナンスが最適です。余分なカロリーを避け、適正体重を維持できます。
デイリーメンテナンスを主食の70%とし、残り30%は新鮮な野菜(小松菜・ブロッコリー・ニンジンなど)や少量のシードを与えるのが理想的なバランスです。
換羽期(年1~2回、数週間~数ヶ月)
羽が生え変わる換羽期は、羽の主成分であるケラチン(タンパク質)を大量に必要とします。
換羽の兆候(羽がよく抜ける、筆毛が目立つ、イライラしやすいなど)が見られたら、デイリーメンテナンスからブリーダーに切り替えます。
換羽が完全に終わったら、再びデイリーメンテナンスに戻します。
繁殖期(繁殖させる場合のみ)
繁殖期の親鳥は、卵の形成や雛への給餌で通常の2~3倍のエネルギーを消費します。
産卵の2週間前から、ブリーダーまたはハイエネルギーブリーダーに切り替えます。
雛が巣立つまで、親鳥には高栄養ペレットを与え続けます。
雛が完全に独立したら、親鳥をデイリーメンテナンスに戻します。
ダイエット期(肥満・発情過多の改善)
肥満や発情過多が問題になっている場合、ローファットへの切り替えを検討します。
ローファットの使用は、必ず獣医師と相談のうえで行ってください。急激な減量は鳥の健康に悪影響を及ぼします。
体重を毎日測定し、週に体重の1~2%程度の減少ペースを目安にします。
高齢期(種類によるが概ね10歳以上)
高齢鳥は代謝が落ち、運動量も減るため、カロリー過多に注意が必要です。
健康な高齢鳥には、引き続きデイリーメンテナンスを与えます。
シード食からの切り替えが遅れた高齢鳥や、カルシウム不足が懸念される場合は、獣医師の指導のもとシニアダイエットを使用します。
デイリーメンテナンス詳細解説|ラウディブッシュの基本ペレット

デイリーメンテナンスは、ラウディブッシュの中で最も使用頻度が高い常用食です。繁殖期以外の健康な成鳥に毎日与える総合栄養食として設計されており、これを主食の70%以上与えていればビタミン・ミネラルのサプリメントは不要です。
デイリーメンテナンスの成分分析
タンパク質11.0%は、健康な成鳥にとって過不足ない設定です。これより高いとカロリー過多になりやすく、低いと栄養不足のリスクがあります。
カルシウムとリンの比率が約1:1で、吸収効率が良いバランスです。
主要原材料と栄養の特徴
デイリーメンテナンスの主要原材料は以下の通りです。
- 挽き割りトウモロコシ:エネルギー源
- 大豆ミール:植物性タンパク質
- アルファルファ:ミネラル・タンパク質(2017年追加)
- 大豆油:必須脂肪酸
- リン酸二カルシウム:カルシウム・リン供給
ビタミン・ミネラルも配合されており、単体で総合栄養食として機能します。
粒サイズ別の特徴とレビュー
ニブルズ
フレーク状で最も小さく、文鳥やセキセイインコに人気です。粒が小さいため、食べこぼしが少ないメリットがあります。
ミニ
オカメインコやコザクラインコの定番サイズ。長さがあるため、くちばしで持って食べやすく、満足感も高いです。
スモール
中~大型鳥向け。しっかりした食べ応えがあり、かじって食べる楽しみがあります。
ミディアム
ヨウムやボウシインコなど大型鳥の標準サイズ。太さがあり、くちばしでしっかり持てます。
飼い主からの評価
無着色で安心して与えられる、食いつきが良い、フンの状態が安定するという高評価が多く見られます。動物病院でも推奨される信頼性の高さも支持されています。
一方で、開封後30~45日で使い切る必要があることや、他ブランドと比べてやや高価な点が注意点として挙げられています。個体によっては食べ慣れるまで時間がかかることもあります。
デイリーメンテナンスを選ぶべき鳥
- 健康な成鳥(繁殖期・換羽期以外)
- 適正体重を維持している鳥
- 発情が適度にコントロールできている鳥
- 運動量が通常レベルの鳥
ブリーダー&ハイエネルギーブリーダー徹底比較|高栄養ペレットの使い分け

ブリーダーとハイエネルギーブリーダーは、どちらも通常より高い栄養を必要とする時期に使用する特別なペレットです。換羽期・繁殖期・幼鳥の育成など、エネルギー消費が激しい時期に切り替えることで、愛鳥の健康をサポートします。両者の違いを正しく理解し、状況に応じて使い分けることが重要です。
ブリーダーとハイエネルギーブリーダーの成分比較
ブリーダーは、デイリーメンテナンスの約1.4倍のタンパク質を含みますが、脂質は同じです。換羽期のようにタンパク質が必要だが、カロリーは控えめにしたい時期に最適です。
ハイエネルギーブリーダーは、タンパク質も脂質も高く、総カロリーが最も高い設計です。急激な成長や複数の雛の育成など、極めて高いエネルギーが必要な場面で使用します。
ブリーダーを使用すべき場面
- 換羽期:羽の生え変わりに大量のタンパク質が必要
- 繁殖期(産卵前~雛の独立まで):親鳥の体力維持
- 生後2~6ヶ月の幼鳥:成長期の栄養補給
- 病後の回復期:体力回復のサポート(獣医師と相談)
換羽期の見分け方:床に羽が増える、筆毛(新しい羽)が目立つ、イライラしやすい、水浴び頻度が増えるなどのサインがあります。
ハイエネルギーブリーダーを使用すべき場面
- 生後1~2ヶ月の急成長期の雛
- 一度に4羽以上の雛を育てている親鳥
- 極端に体重が減少している鳥(獣医師の指導下)
- 寒冷地で飼育している鳥の冬季(体温維持に高カロリーが必要)
ハイエネルギーブリーダーは脂質が高いため、長期使用すると肥満のリスクがあります。必要な期間のみ使用し、通常期にはデイリーメンテナンスまたはブリーダーに戻してください。
飼い主からの評価
換羽期の体調不良が改善された、雛の成長が順調で羽艶が良い、繁殖期の親鳥が健康を維持できたという評価が多く見られます。
ただし、通常期に長期使用すると肥満・発情過多のリスクがあるため、デイリーメンテナンスとの切り替えタイミングの見極めが重要です。
カリフォルニアブレンド詳細|果物入りペレットの活用法

カリフォルニアブレンドは、デイリーメンテナンスペレットに、乾燥(またはドライ)のフルーツと野菜をミックスした常用食です。モモ・アプリコット・プラム・ニンジン・トマトなどが含まれており、果物の自然な甘みと香りで食いつきが良いのが特徴です。
ラウディブッシュカリフォルニアブレンドに含まれる果物・野菜の種類と効果
- モモ:ビタミンC・食物繊維が豊富
- アンズ:ベータカロチン・カリウムが豊富
- プラム:抗酸化物質・ビタミンC
- パプリカ:ビタミンC・ベータカロチン
- ニンジン:ベータカロチン(ビタミンA源)
- トマト:リコピン・ビタミンC
- キャベツ:ビタミンK・食物繊維
これらの果物・野菜は、すべて乾燥加工されているため、栄養価を保ちながら長期保存が可能です。
ペレット切り替え用としての活用法
シードからペレットへの切り替えに苦戦している場合、カリフォルニアブレンドの果物の香りと甘みが突破口になることがあります。
切り替えステップ
- シード7:カリフォルニアブレンド3の割合で混ぜて与える(1~2週間)
- シード5:カリフォルニアブレンド5に変更(1~2週間)
- シード3:カリフォルニアブレンド7に変更(1~2週間)
- カリフォルニアブレンド100%に移行
- カリフォルニアブレンドとデイリーメンテナンスを混ぜて与え、徐々にデイリーメンテナンスの割合を増やす
最終的にはデイリーメンテナンスに切り替えるのが理想ですが、カリフォルニアブレンドを常用食として使い続けても栄養学的には問題ありません。
カリフォルニアブレンドの注意点
- 果物の糖分が含まれるため、やや高カロリー
- 発情しやすい鳥には不向き(糖分が発情を促進する可能性)
- 肥満傾向の鳥には、デイリーメンテナンスの方が適切
- デイリーメンテナンスより価格がやや高め

療養食ライン完全ガイド|ローファット・シニアダイエットの正しい使い方

ラウディブッシュの療養食ラインは、特定の健康課題を持つ鳥のために設計された専門的なペレットです。ローファットは肥満や発情過多の改善用、シニアダイエットは高カルシウム・高栄養が必要な鳥用として、日本の動物病院でも処方されています。
ローファット|肥満・発情抑制用の低脂肪ペレット
ローファットは、タンパク質12.0%、脂質2.0~5.0%という低脂肪設計で、肥満や発情過多の改善を目的とした療養食です。
動物病院での処方例
日本では長年、獣医師の診断があった場合のみ処方される「処方食」として扱われてきましたが、現在は一般販売も行われています。ただし、使用にあたっては獣医師との相談が強く推奨されます。
ローファットが適している鳥
- 体重が適正範囲を超えて肥満傾向にある鳥
- 発情過多で卵詰まりを繰り返すメス
- 精巣腫瘍のリスクがあるオス(発情抑制目的)
- 運動量が少ない室内飼育の鳥
ローファット使用時の重要な注意点
- 産卵期および雛への給餌中の親鳥には与えないこと(栄養不足になる)
- 体重を毎日測定し、急激な減量(週に体重の3%以上)を避けること
- 減量計画は必ず獣医師と相談のうえで実施すること
- 目標体重に達したら、デイリーメンテナンスに戻すことを検討
飼い主の体験談
セキセイインコのメスが発情を繰り返し卵詰まりで何度も動物病院へ通った飼い主さんが、獣医師の勧めでローファットに切り替えたところ、約2ヶ月で体重が40gから35~36gに減少し、頻繁だった発情ポーズも治まったという事例があります。
シニアダイエット|高カルシウム・高栄養の特殊ペレット
シニアダイエットは、「老鳥用の減量ペレット」という誤解を受けやすい名前ですが、実際は全く異なります。
名前の意味を正しく理解する
- 「シニア」は「健康な老鳥全般」という意味ではなく、「特定の栄養強化が必要なシニア期」の意味合い
- 「ダイエット」は減量という意味ではなく「食餌」という意味
- 正しくは「特別な栄養食」という位置づけ
シニアダイエットの特徴
カルシウム・ビタミン・ミネラル・タンパク質のレベルが通常より高く設定されています。高タンパク質で、ヨウムや幼鳥の必要栄養供給量も満たしています。
シニアダイエットが処方される場面
- カルシウム不足が懸念されるヨウム(アフリカングレー)
- シード食から切り替えたばかりの老鳥で栄養補強が必要なケース
- 幼鳥でも特に高栄養が必要な場合
- 病後の回復期で栄養強化が必要な鳥
使用前に必ず確認すべきこと
カルシウム・ビタミン・ミネラル・タンパク質のレベルが高いため、すべての鳥に適しているわけではありません。フードの切り替えについては、必ず獣医師にご相談ください。
獣医師の見解
健康な老鳥であれば、引き続きデイリーメンテナンスを与えるのが基本です。シニアダイエットは「老鳥だから」という理由だけで使用するものではなく、「特定の栄養素が必要」と診断された場合のみ使用するべき療養食です。
療養食を日頃から慣れさせる重要性
動物病院で療養食が処方される最大の理由のひとつが、「病気のときに食べ慣れない療養食を拒否して衰弱する」という事態を避けるためです。
日頃からラウディブッシュを与えるメリット
体調が悪化したとき、愛鳥は普段と違う食べ物を警戒して拒否することがあります。ラウディブッシュを常用食として与えていれば、いざというときに療養食(同じラウディブッシュブランドのローファットやシニアダイエット)への切り替えがスムーズです。
これは、愛鳥の命を守るうえで非常に重要な「保険」といえます。
フォーミュラ3完全ガイド|挿し餌用パウダーの使い方と活用法

フォーミュラ3は、生後1日目から一人餌になるまでのすべての鳥種に使える、粉末状の挿し餌用フードです。タンパク質21.0%、脂質7.0%と高栄養に設計されており、雛の急速な成長をサポートします。また、病気で食欲が落ちた鳥の強制給餌用フードとしても使用できます。
フォーミュラ3の成分と特徴
主要原材料:コーンスターチ、トウモロコシ粉、大豆タンパク質分離物、大豆粉、大豆油など、消化しやすい原料を厳選しています。
フォーミュラ3の正しい与え方
基本の調製方法
- 50~60℃のお湯でフォーミュラ3を溶かす
- 必ず40℃程度まで冷ましてから与える(鳥の体温に近い温度)
- 作ったらすぐに与え、作り置きはしない
- 余った分は廃棄し、次回は新しく調製する
濃度調整の基本
- 孵化直後:約10%の固形分濃度からスタート
- 成長に応じて徐々に濃度を上げていく(固形分の割合を増やす)
- 重量ベースでの測定が最も正確(容量測定は誤差が出やすい)
- 容量で測る場合:孵化直後は体積比でフォーミュラ1に対し、お湯を6〜7の割合で混ぜると約10%前後の濃度になります
- 鳥種・週齢により必要な濃度が異なるため、パッケージ記載の表を参考にすること
一人餌への移行方法
4~5週目頃から、お湯で柔らかくしたペレットを半分程度混ぜて与え始めます。この時、将来の主食(維持食)となる「ラウディブッシュ・メンテナンス(ニブルズなど)」を使用するのが、将来的な切り替えの手間がなく一般的な方法です。
ただし、体重増加が思わしくない場合や獣医師の指導がある場合は、成長期の栄養を最大限サポートするために高栄養な「ラウディブッシュ・ブリーダータイプ」を使用することもあります。(※ブリーダータイプを使用した場合、成長が落ち着いた時期にメンテナンスへ切り替える必要があります。)
徐々にペレットの割合を増やし、6~8週目までに完全にペレットへ移行させます。
フォーミュラ3が強制給餌に適している理由
フォーミュラ3の最大の利点は、粒子が非常に細かく均一な液体になることです。
シリンジやチューブで詰まりにくい
他の挿し餌用パウダーでは粒子が粗く、シリンジやチューブが詰まってしまうことがあります。フォーミュラ3は、5mlシリンジでも問題なく通過するため、強制給餌に最適です。
病鳥への使用例
病気で食欲が落ちてしまった鳥の体力維持や、治療効果を高めるための強制給餌用フードとして、獣医師の指導のもとで使用されます。
フォーミュラ3使用時の注意点
- ビタミン・ミネラルのサプリメントは追加しないこと(過剰になる)
- 雛鳥は室温を常に25℃以上に保つこと(弱っているときは27~30℃)
- 鉄貯蔵症の疑いがある場合:シトラス系果物、トマト、キウイ、イチゴ、レバー、卵黄などは避ける
- 冷凍保存する場合:使用時は湿気や結露に注意し、常温に戻してから与える
ラウディブッシュでお試し(リパック品)について
ラウディブッシュのペレットには、アメリカから直輸入された公式パッケージ版と、日本の卸売業者が詰め分けて販売する「リパック版」が存在します。
リパック品とは
リパック品は、日本の業者がラウディブッシュ社から大量購入したものを、日本の飼い主向けに小分けパッケージで販売しているものです。元は同じラウディブッシュの正規品ですので、信頼できる業者のリパック品であれば品質に問題はありません。
日本語表記があり、容量も使い切りやすいサイズが選べるメリットがあります。
購入時の確認ポイント
- 製造日・賞味期限が明記されているか
- 信頼できる販売店か(大手ペット用品会社など)
- 適切な温度管理がされているか
重要なのは、リパック品か直輸入品かではなく、賞味期限が新しく保管状態が良い製品を選ぶことです。
ラウディブッシュの保存方法と賞味期限|開封後30~45日ルールの徹底

ラウディブッシュペレットは、人工保存料のエトキシキンを使用していないため、開封後の賞味期限が短いという特徴があります。正しい保存方法を実践し、鮮度を保つことが、愛鳥の健康維持につながります。
開封後30~45日で使い切るべき理由
強力な酸化防止剤不使用
ラウディブッシュは、BHTやBHAなどの強力な酸化防止剤を使用していません。これは鳥の健康を最優先した設計ですが、その分酸化が早く進みます。
原材料の性質
トウモロコシや大豆ミールなど、使用されている原材料が湿気を吸収しやすい性質を持っています。湿気を吸うと、栄養価が低下し、カビや細菌のリスクも高まります。
開封後45日を過ぎたペレットのリスク
- 脂質の酸化による栄養価の低下
- ビタミン類の分解
- カビや細菌の繁殖リスク
- 風味の劣化による食いつきの低下
最適な保管場所と保存容器
保管場所の3原則
- 直射日光の当たらない場所
- 高温多湿を避ける(涼しく乾燥した場所)
- 冷暗所が理想(食品庫や戸棚の奥など)
推奨される保存容器
- 密閉性の高い容器(ガラス瓶、プラスチック密閉容器など)
- 空気を抜ける構造のもの(脱酸素剤を入れられるタイプ)
- 開封日を記入できるラベル付き
小分け冷凍保存のコツ
1.25kg(44oz)などの大容量を購入した場合、小分けして冷凍保存する方法が有効です。
小分け冷凍の手順
- 開封直後に、1~2週間分ずつ小分けにする
- ジップロックや真空パック袋に入れる
- 袋の空気をしっかり抜く
- 開封日・小分け日を記入したラベルを貼る
- 冷凍庫で保管(-18℃以下)
解凍時の注意点
- 使用する前日に冷蔵庫に移して自然解凍
- 結露に注意し、常温に戻してから開封
- 一度解凍したものは再冷凍しない
容量選びの目安
愛鳥の体重と頭数から、適切な容量を選びましょう。
セキセイインコ1羽の場合
体重35g×10%×45日=約160g → 227gサイズが最適
オカメインコ1羽の場合
体重90g×10%×45日=約400g → 624gサイズが最適
多頭飼育の場合
小分け冷凍を前提に、1.25kgの大容量を購入するとコスパが良くなります。
ラウディブッシュへの切り替え方法|シードから4週間で完全移行

シードからペレットへの切り替えは、焦らず段階的に行うことが成功の鍵です。ラウディブッシュは無着色・無香料のため、最初は警戒する鳥もいますが、正しい方法で根気よく続ければ、ほとんどの鳥が受け入れてくれます。
4週間段階的移行法
第1週:シード9割・ペレット1割
いつものシードに、ラウディブッシュを少量混ぜます。この段階では食べなくても問題ありません。「見慣れる」ことが目的です。
第2週:シード7割・ペレット3割
ペレットの割合を増やします。フンの色が濃い緑や黒っぽくなっていれば、ペレットを食べている証拠です。
第3週:シード5割・ペレット5割
この時期から、ペレットを食べる量が増えてきます。体重を毎日測定し、減少していないか確認してください。
第4週:シード3割・ペレット7割
ペレットが主食になります。シードは「おやつ」程度の位置づけです。
第5週以降:ペレット100%を目指す
完全にペレットのみにするか、シード1~2割を継続するかは、愛鳥の状態を見て判断してください。
食べない時の6つの工夫
- お湯でふやかして柔らかくする(数時間で取り除く)
- カリフォルニアブレンドに切り替えて香りで誘う
- 飼い主が目の前で食べて見せる(手からあげる)
- 好きな野菜(小松菜など)と一緒に器に入れる
- 朝一番の空腹時にペレットだけを与える
- 粒サイズを変えてみる(ミニ→ニブルズなど)
切り替え中の体重管理
毎日同じ時間に体重測定
切り替え期間中は、毎日同じ時間(朝食前がベスト)に体重を測定し、記録してください。
危険なサイン
体重が1週間で5%以上減少した場合は、切り替えを一時中断し、シードの割合を増やしてください。必要に応じて獣医師に相談しましょう。
ラウディブッシュよくある質問【FAQ】

ラウディブッシュペレット完全ガイド【総括】

ラウディブッシュは、鳥類栄養学の第一人者トム・ラウディブッシュ氏が40年の研究成果を注ぎ込んだ、信頼性の高いペレットブランドです。人工着色料・人工甘味料・エトキシキン不使用という徹底した安全基準と、動物病院で療養食として処方される実績が、他ブランドとの大きな違いといえます。
デイリーメンテナンスを基本に、換羽期はブリーダー、繁殖期はハイエネルギーブリーダー、肥満時はローファット、高栄養が必要な時はシニアダイエット、雛の育成にはフォーミュラ3と、ライフステージや健康状態に応じて柔軟に選択できる製品ラインナップが魅力です。
粒サイズも5種類と豊富で、文鳥からコンゴウインコまで幅広い鳥種に対応しています。開封後30~45日という短い保存期間は、強力な酸化防止剤を使わない証でもあり、小分け冷凍保存を活用すれば大容量でもコスパ良く使えます。
シードからの切り替えは4~8週間かけて段階的に行い、食べない場合はカリフォルニアブレンドやふやかし方式を試してください。ハリソンやズプリームなど他ブランドとの併用やローテーションも、栄養の偏りを防ぐ有効な方法です。
日頃からラウディブッシュを与えておけば、いざ病気になったときに療養食への切り替えがスムーズで、愛鳥の命を守る「保険」にもなります。オカメインコブリーダーとして、ラウディブッシュは自信を持っておすすめできる高品質ペレットです。
参考文献・出典
本記事は、以下の信頼できる情報源を参考に作成しました。正確性と信頼性を確保するため、公式情報、実体験、および専門家の知見を組み合わせています。
メーカー公式情報
- Roudybush 公式サイト:製品情報および栄養ガイドライン
- ラウディブッシュ製品仕様:公式カタログより
- ラウディブッシュ開封後推奨使用期間:公式ガイドライン
獣医学的知見
- 鳥類の栄養要件に関する研究
- ペレットの保存と栄養価の変化に関する文献
- 鳥類専門獣医師による飼育環境アドバイス
飼育経験者の実体験
- インコ飼育者コミュニティ:ラウディブッシュ使用レポート
- 当サイト運営者による30年以上の飼育経験
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※本記事の情報は2025年11月時点のものです。製品仕様や保存方法は変更される可能性がありますので、購入前に公式サイトや販売店の最新情報をご確認ください。
記事監修者情報
名前: 山木
経歴: フィンチ・インコ・オウム・家禽の飼育経験を持つ、飼い鳥歴30年以上の愛鳥家。オカメインコブリーダー。愛玩動物飼養管理士。現在はセキセイインコとオカメインコを中心とした小型~中型インコ専門サイト「ハッピーインコライフ」を運営。科学的根拠と愛情に基づいた実体験を発信し、一羽でも多くのインコとその飼い主が幸せな毎日を送れるようサポートします。


































































