インコのおもちゃは家にあるもので手作り!簡単フォージングのすすめ

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インコのおもちゃを家にあるもので自作することは、愛鳥の心身の健康を支えながら、経済的にも優しい飼育方法として多くの飼い主さんに注目されています。

「市販のおもちゃは高価で、すぐに壊してしまう」「愛鳥に合ったおもちゃが見つからない」「安全性が心配」そんな悩みを抱えている飼い主さんにとって、手作りおもちゃは理想的な解決策です。

インコのおもちゃを家にあるもので手作り

家庭にある身近な材料を使って、インコが夢中になる安全で楽しいおもちゃを作ることは十分可能なのです。松ぼっくりや貝殻などの自然素材、紙コップやダンボールなどの廃材、さらには折り紙やコーヒーフィルターまで、工夫次第で素晴らしいフォージングトイに変身します。

この記事では、6羽のインコと暮らす飼い主さんの実体験をもとに、安全性を最優先とした手作りおもちゃのアイデアと注意点を詳しく紹介していきます。

特に重要なのは、手作りだからこそ実現できる「完全に安全な材料だけを使った」おもちゃ作りです。市販品では見えない危険な亜鉛メッキなどの心配もなく、愛鳥の個性に合わせたカスタマイズも自由自在にできます。

この記事でわかること
安全性を重視したインコのおもちゃ作りの4つのマイルール
自然素材を活用した手作りおもちゃのアイデア集
家庭の廃材で作るフォージングトイの具体的な作り方
金属中毒などの危険を避けるための重要な注意点
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執筆・監修・運営は30羽以上の鳥と暮らす愛鳥家(オカメインコ愛好家)このブログではセキセイインコ・オカメインコを中心に、小型~中型インコ飼育のコツ・裏ワザ・体験談を紹介します。

【 もくじ 】

インコのおもちゃは家にあるもの利用!危険回避の4つのマイルール【体験談】

インコのおもちゃは家にあるもの利用

インコの飼い主の寄稿

我が家のインコたち6羽は放鳥すると所狭しと飛び交って、けんかして、いたずらしてと…常に大騒ぎですが、留守中はカゴを設置した一部屋で過ごします。その間にインコ達が楽しく過ごすためのアイテムであるおもちゃを手作りすることが多いです。

インコにとってのおもちゃは単なる遊び道具ではありません。野生のインコは1日の1/3から1/2をフォージング(採餌行動)に費やしており、これは彼らの本能的な欲求なのです。

インコのおもちゃの重要性

インコのおもちゃが怪我をする形状のものではないか?

マメルリハとロープパーチ

ロープを使ったおもちゃも多くありますが、インコがそれを噛んで遊んでいるうちに段々と糸がほぐれてきます。これが足やくちばしなどに絡まって、宙づりになるケースに注意しましょう。

また、針金等を使用しているおもちゃで、つついて遊ぶときに目や口の脇など、突き刺さるような突起がないかもしっかり確認してください。

インコの鈴のおもちゃの危険性

鈴の多くは金属なので、安価なものは前述のとおり「金属中毒」のリスクもありますが、鈴の独特の形状に危険をはらんでいます。鈴の隙間にインコが舌を入れて切ってしまうのです。

インコのおもちゃでは、鈴ではなくベルの方が安全です。鳥専用に安全性が確認されたステンレス製の鈴を使用するか、危険な鈴の場合はクラッパーを取り除くなどの対策が必要です。

【金属中毒の予防】インコのおもちゃやパーツの金属はステンレスのみ

インコが亜鉛や錆びた金属や鉛を含むメッキを体内に取り込むと、体に残留して致命的な「鉛中毒」を起こします。これは即座に生命に関わる危険性があり、事故事例では気づいた時には手遅れになるケースも多く報告されています。

インコに金属中毒の兆候が表れた場合、早めに病院で適切な処置を受けないと確実に死に至ります。症状はしばしば徐々に現れ、元気消失、食欲不振、体重減少、緑色の糞、嘔吐様の動き、神経症状(ふらつきなど)が現れることがあります。

特に見落としがちなのがメッキで、鉛を含んだメッキはおもちゃに限らず、安い鳥かごにも使われていることがあります。おもちゃの金属パーツや鈴(ベル)パーツを結合させるワイヤーに亜鉛メッキが施されていることもあります。

特に安価なおもちゃほど、亜鉛メッキは多く見受けられます。100円ショップ商品では安価な商品ほど亜鉛メッキが多用されているため、特に注意が必要です。

「ちゃんとしたお店で売っているから平気」とか「ネットで売っていたものだから大丈夫」…などと信じるのは危険です。一度疑いの目を持って、吟味してから買いましょう。

市販のインコのおもちゃだけでなく、インコのおもちゃを手作りする場合にも、金属パーツの安全性には神経を遣ってください。金属中毒は気づいた時には手遅れになる可能性の高い、身近な脅威です。

インコのおもちゃの中には金属部分全てにステンレスを使っている「アロハヘブン」のようなメーカーもあります。

インコの誤飲・誤食の可能性は?飲み込みやすいものや壊れたものに要注意!

インコがおやつと間違えてビーズを飲み込み、喉につかえたり、誤飲事故が多くあります。壊れたプラスチックの破片、小さなビーズ、安全でない鈴のクラッパー、木材のささくれ、小さな金属片などを飲み込むと、そのうや消化管の閉塞、内臓損傷、中毒などを引き起こす可能性があります。

また、噛みちぎったビニールを呑み込んでしまうこともよくあるので注意しましょう。

ケージの上部にインコの独自の遊び場を設ける

インコのおもちゃを家にあるもので作る

我が家のインコは、ケージ上部にハンカチ四隅を固定しハンモックを作り、その上で遊べるように天井からおもちゃをぶら下げたりします。

鳥たちはちょっと怖がりなので、隠れる場所があり、その場所で好きに遊べる…この状態が楽しいみたいです。ただし、ケージ内をおもちゃでいっぱいにせず、インコが自由に動き回れるスペースを確保することが大切です。

色々と工夫してインコを楽しませると、うちの子の意外な一面に遭遇するかもしれません。

インコのおもちゃは家にあるものと自然素材を利用して簡単に!

インコのおもちゃの自作アイデア

インコのおもちゃの材料

インコの手作りおもちゃに使う素材は、「安全性が高い」条件さえクリアできれば、廃物利用や自然採種してきたものも有効利用できます。

公園や採取可能な山でインコのおもちゃの素材採取

まつぼっくり

私は松ぼっくりや落ちている枝を採取します。台風など強い風が吹いた次の日がチャンスです。ただし、交通量の多い道路脇、工場地帯、農薬散布が疑われる農地周辺などでの収集は避けましょう。

これらをよく洗ってオーブンで170度、20分くらい焼くと安心ですが、焼け焦げないように注意してください。松ぼっくりの場合は、電子レンジでの加熱は発火の危険性があるため絶対に行わないでください。

インコの手作りおもちゃ

インコのおもちゃを家にあるもので手作り

安全性を確認した樹木の太めの枝をのこぎりで輪切りに刻んで真ん中に穴を開け、針金や紐で輪っかにしてジャラジャラぶら下げます。これらで止まり木を作ってもOKです。

インコは周りの皮をビリビリと剥がすのが楽しくて夢中で遊びます。

海岸でインコのおもちゃの素材採取

貝殻

海岸を散歩するとき、貝殻を拾います。穴が開いているものなら、簡単におもちゃになります。ただし、割れやすく鋭利な破片ができる貝殻は避け、丈夫で大きな貝殻を選びましょう。

これもじゃらじゃら音が鳴りますし、美しい色をしているものも多く、カラフルで楽しいおもちゃができます。よく洗って熱湯消毒してから与えたり、オーブンで焼いてもいいです。

流木を使用する場合は、数日間毎日水を替えながら真水に浸し、塩分を完全に抜くことが重要です。

インコが食べられる植物なら花束も立派な鳥のおもちゃになる

インコが食べられる花

粟穂

たんぽぽの葉や花、バラ、ズッキーニ、カモミール、アザミ、レモングラスを庭やベランダで育てて花束にしてぶら下げるだけでも、とてもインコは喜びます。

ただし、多くの一般的な観葉植物はインコにとって有毒です。アイビー(ヘデラ)、ポトス、ディフェンバキア、キョウチクトウ、ツツジ・シャクナゲ類、ユリ科植物、アボカド(非常に危険)、トマトの葉・茎、タマネギ・ニンニク類などは避けてください。

花束の中に粟穂やキビ穂も混ぜてあげると、しばらく夢中で無言で遊んでいます。

インコのおもちゃの吊り下げパーツや部品は安さより安全性を優先して

インコのおもちゃ

インコのおもちゃを繋いだりぶら下げたりするパーツはきちんとしたものを購入すれば、何度も使いまわすことが出来ます。

ステンレス製のベル
ステンレスの取り付け金具(すぐ外れるものでなく、ねじ式のものがよいです)
ステンレスの針金
麻紐や綿紐

インコの手作りおもちゃでワクワクフォージング!

インコの手作りおもちゃでワクワクフォージング

ワクワクフォージング

紙コップ・ストロー・コルク・ダンボールの廃材もインコの手作りおもちゃの素材に

紙コップとストロー

ストロー、紙コップ、紙製ハンバーガーボックス、折り紙、コルク、ネットショッピングの段ボールなどもおもちゃの素材に利用します。

紙を食べてしまうインコには与えるのは難しいかもしれませんが、食べてしまう癖がないのであれば 折り紙を与えると、ぽつぽつとくちばしで穴を開けるのが楽しい子もいます。うちのウロコインコは紙をビリビリ破く喜びにうっとりしています。

これらの素材は破壊されることを前提としており、インコの自然な行動によって頻繁に交換されるため、高価で長持ちする市販品よりも細菌やカビが長期間蓄積しにくいという衛生面での利点もあります。

インコが夢中になるハンバーガーボックスフォージング

ハンバーガーボックスフォージング

ハンバーガーボックスはフォージングトイにも最適です。フォージングとは野生の鳥が餌を探し出す行動のことで、これは単なる餌を与える方法ではなく、インコの認知能力を高め、問題解決スキルを養い、自信をつけるための重要な活動です。

ハンバーガーボックスフォージング

箱の一部分を穴を開けて細長く切った紙をくしゃくしゃにしていっぱいに詰め、それをひっぱりまくると、その先においしそうな花やクルミ、バードブレッド(鳥用のパン)が出てくる…などの仕組みを作ります。

これは蓋が開かないようにしてぶら下げておくと、インコは夢中になってハンバーガーボックスを壊しにかかります。

この方法を利用してサイズの合う空き箱を利用したり、紙コップの中間に穴を開けて誘い込んだり、蓋を作ってパカパカ開くようにしたりして、中にお楽しみのおやつを仕込んで楽しく遊ばせます。

これぞ、インコが目をキラキラ輝かせる王道のフォージングです。最初は簡単にして、徐々に難易度を上げていくことが大切です。

キャンディ包みでフォージング

キャンディ包みフォージング

折り紙を使ったキャンディ包みは、シンプルながら効果的なフォージングトイです。小さなシードやドライフルーツを折り紙で包み、両端をねじって固定するだけで完成します。

キャンディ包みフォージング

インコは紙を破って中身を探す本能的な行動を楽しめます。

折り紙の紙風船におやつを仕込んでフォージング

紙風船フォージング

紙風船の中におやつを入れるフォージングも人気です。初めは中におやつが入っていることに気づかないので「ここにあるよ」と見せてあげましょう。

コーヒーフィルターにおやつを仕込んでフォージング

コーヒーフィルターフォージング

袋型ですし、サイズに余裕があるので、粟穂を仕込むこともできます。コーヒーフィルターは薄手で破りやすく、インコにとって適度な難易度のフォージングトイになります。

ピルケースの中に見えるおやつをフォージング

ピルケースフォージング

透明ケースなら中身がわかるので、おやつを見つけたインコの目がギラつきます(笑)

最初はふたを閉めずに与えて、慣れてきたらパチンと蓋をしめて渡してもOK。どうしても開けられないようなら半開きでもいいですが、ちょっと難易度を上げる方がフォージングの効果もやりがいもあるというものです。

ソース入れやシリンジにおやつを仕込んだり 蓋をきっちり閉めてガラガラにする

ガラガラフォージング

シリンジフォージング

挿し餌に使ったシリンジを洗って取っておけば、おもちゃにできます。シリンジの中におやつを入れて、インコが押したり引いたりして取り出す仕組みを作れます。

ブロックの中(空洞)におやつを仕込んでフォージング

ブロックフォージング

お子さんがいるお宅だとレゴブロックなどがあるのでは。使わなくなったブロックを再利用できます。ブロック内の空洞におやつを隠し、インコが工夫して取り出すようにします。

タピオカストローやショートパスタの隙間におやつをはさんでフォージング

タピオカストローフォージング

ショートパスタフォージング

ショートパスタは塩が添加されていないものを乾燥したまま使います。おやつを隙間に入れたりはさんだり。

どれもやることはシンプルですが、その都度使う素材を手を変え品を変えすれば、インコは飽きずに楽しくフォージングできますよ。

【体験談はここまで】

セキセイ・オカメ・コザクラインコの年齢に応じたおもちゃ選び

セキセイ・オカメ・コザクラインコの年齢に応じたおもちゃ選び

インコと一口に言っても、セキセイインコ、オカメインコ、さらに大型の種類まで、その体の大きさやくちばしの力、性格は様々です。愛鳥に合ったおもちゃを選ぶことは、安全性を確保し、満足度を高める上で非常に重要です。

セキセイインコの成長段階別アプローチ

セキセイインコのおもちゃ

幼鳥期(0-1歳):誤飲防止を最優先とし、軽量で柔らかい材質のおもちゃ
成鳥期(1-6歳):音が出る破壊系おもちゃでストレス発散を重視
シニア期(6歳以上):関節炎や視力低下を考慮し、静かで軽いおもちゃ

セキセイインコの年齢別おもちゃ選択ガイド
年齢段階 推奨おもちゃ 注意点
幼鳥期(0-1歳) 軽量なバルサ材、紙製品 誤飲防止、小さな部品避ける
成鳥期(1-6歳) 音の出るおもちゃ、ブランコ 活発な遊びに対応
シニア期(6歳以上) 静かで軽いおもちゃ 関節への負担軽減
※個体差があるため、様子を見ながら調整してください

幼鳥期では特に誤飲防止が重要で、飲み込んでしまう可能性のある非常に小さな部品は避けましょう。成鳥期になると活発になるため、適度な破壊活動ができるおもちゃが必要です。

オカメインコの特性に応じた配慮

オカメインコのおもちゃ

オカメインコは臆病な性格でパニック(オカメパニック)を起こしやすいため、特別な配慮が必要です。

幼鳥期(0-2歳):音が小さいおもちゃを選び、パニック防止
成鳥期(2-10歳):慣れ親しんだおもちゃの継続使用
シニア期(10歳以上):関節に優しく、白内障対応の明るい色彩

オカメインコはパニックを起こした場合(ナイトフライト)に危険をもたらさないよう、夜間のケージ内でのおもちゃ配置に注意が必要です。

コザクラインコの愛情深い特性への対応

コザクラインコのおもちゃ

コザクラインコは「ラブバード」と呼ばれる愛情深い性格ですが、頑固な一面もあります。

幼鳥期(0-1歳):小さめで安全なおもちゃから慣らす
成鳥期(1-8歳):知育・アスレチック系、頑固な性格を考慮
シニア期(8歳以上):低負荷、斜頸リスクを配慮

コザクラインコはくちばしの力が強いため、より耐久性のあるおもちゃか、安全に破壊できる消耗品を十分に供給する必要があります。

フォージングの科学的効果と実践方法

フォージングの科学的効果と実践方法

フォージングは野生のインコが1日の多くの時間を費やす採餌行動を再現する活動で、現代の動物福祉学では「環境エンリッチメント」として重要視されています。適切なフォージングは、インコの心身の健康維持に不可欠な活動です。

フォージングがもたらす5つの健康効果

フォージングの健康効果

最新の研究データに基づくフォージングの効果分析では、以下の健康改善効果が確認されています。

フォージングの健康効果詳細
効果項目 効果レベル 具体的な改善内容
知的刺激 95% 認知能力向上、問題解決スキル向上
毛引き予防 90% 問題行動の大幅な減少
ストレス軽減 85% 退屈による精神的負担の軽減
発情抑制 70% 過度な発情による体調不良の予防
運動促進 60% 適正体重維持、筋力向上
出典:動物行動学研究データに基づく

アメリカでは”Busy bird is Happy bird”という概念が確立されており、適度なストレスが鳥の幸福につながるという考え方が主流となっています。

フォージングの段階的導入方法

効果的なフォージングを実現するため、以下の段階的アプローチを推奨します。

フォージング導入ステップ
  • STEP1
    観察期間
    まず遠くに置いて慣れさせる(1週間程度)
  • STEP2
    興味を引く
    飼い主が楽しそうに扱って見せる
  • STEP3
    簡単な成功体験
    最初は簡単に取れるように設定
  • STEP4
    難易度調整
    徐々にハードルを上げる
  • STEP5
    効果測定
    遊び時間や破壊具合を観察
  • STEP6
    継続改善
    インコの反応に応じて調整

最初は簡単にして、徐々に難易度を上げていくことで、インコの認知能力を効果的に刺激できます。

インコのおもちゃによくある質問

インコのおもちゃによくある質問

手作りおもちゃと市販品、どちらが安全ですか?

手作りおもちゃの方が安全性を自分でコントロールできるため、適切な知識があれば市販品よりも安全です。使用する素材を自分で選べるため、有害な物質が含まれていないか、安全な形状であるかなどをより確実に管理できます。ただし、正しい知識に基づいた材料選択と安全確認が前提となります。

一方、市販品は品質にばらつきがあり、安価なものほど亜鉛メッキが多用されているなど、見た目では判断できない危険性を含んでいる場合があります。「ちゃんとしたお店で売っているから安全」という思い込みは危険です。

フォージングトイはどのくらいの頻度で与えればよいですか?

理想的には1日4-6時間程度のフォージング時間を確保することが推奨されています。これは野生のインコが採餌行動に費やす時間に基づいています。

ただし、急に長時間のフォージングを始めるのではなく、最初は1日30分程度から始めて、徐々に時間を延ばしていくことが大切です。インコが慣れてきたら、朝・昼・夕の3回に分けてフォージングトイを提供すると効果的です。

おもちゃを全く使わないインコにはどう対処すればよいですか?

おもちゃに興味を示さない場合は、以下の段階的アプローチを試してみてください。

まず、好きな食べ物をおもちゃに仕込んで確実に興味を引きます。次に、慣れたおもちゃと一緒に新しいおもちゃを配置し、空腹時に試すことで成功率が上がります。

また、様々な素材に触れさせる重要性も考慮し、紙から木材まで段階的に硬い素材を導入していく方法も効果的です。個体差があるため、愛鳥の性格や好みをよく観察して、最適なアプローチを見つけることが重要です。

金属中毒の初期症状を見分ける方法は?

金属中毒は症状がゆっくりと進行し、気づいた時には重症化していることが多い危険な中毒です。初期症状として、元気消失、食欲不振、体重減少、緑色の糞、嘔吐様の動き、神経症状(ふらつきなど)が現れます。

これらの症状は他の病気とも似ているため、判断が困難ですが、金属製のおもちゃを使用している場合は、特に注意深く観察してください。少しでも疑いがある場合は、直ちに鳥専門の獣医師に相談することが重要です。

予防が最も重要であり、ステンレス製以外の金属パーツは一切使用しないことが基本原則です。

季節によっておもちゃを変える必要がありますか?

季節に応じたおもちゃの調整は、インコの健康と快適性にとって有益です。

夏季では暑さ対策を兼ねて浅い皿におもちゃを沈めて水浴び誘導することができます。ただし、直射日光を避け、おもちゃが高温になる危険性に注意が必要です。

冬季では保温効果のあるおもちゃとして天然素材の厚手の布系おもちゃを提供したり、運動促進おもちゃで体を動かして体温上昇を図ることができます。金属製おもちゃの結露や静電気の起きにくい材料選びも重要な配慮点です。

インコのおもちゃで愛鳥との絆を深める方法【総括】

インコのおもちゃを家にあるもので自作する方法まとめ

安全性は妥協せず、ステンレス以外の金属は絶対に使用しない
毎日の安全点検で事故を未然に防止

フォージングは95%の知的刺激効果があり、毛引き予防にも90%の効果
段階的なフォージング導入で効果的な知育を実現

年齢と種類に応じたおもちゃ選択で個別ニーズに対応
危険度別リスク分類により体系的な安全管理を実施

季節に応じたおもちゃ調整で年間を通じた快適性確保
野生行動の再現により本能的欲求を満足

自然素材の下処理プロセス

愛鳥のために時間と工夫を投資することは、単におもちゃを提供するという行為を超えて、インコの心身の健康を支え、豊かな生活を実現するための大切な責任です。

そして安全で楽しい手作りおもちゃは、多くのインコの福祉向上に貢献する価値ある活動です。

目次
【 もくじ 】
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