愛鳥の急死は、最も辛い経験の一つです。特に健康診断で何の問題もなかったうちの子が、突然虹の橋を渡ってしまうケースは心に深い傷を残します。今回は、お迎えして半年のマメルリハを突然失った飼い主さんの体験談と、その経験から学んだ貴重な教訓をご紹介します。
「どうして?」「何か見落としがあったのでは?」そんな自問自答を繰り返す日々を経て、飼い主さんは2代目のマメルリハと共に実践している7つの極意を見つけ出しました。小鳥の病院選びから日々の健康チェック、食事管理、緊急時の対応まで、マメルリハを守るための具体的な方法が詰まっています。
小鳥の健康管理で最も重要なのは、普段からの細やかな観察と適切なケアです。糞の数や状態をチェックする習慣、ペレットとシードのバランス、好みの把握、高栄養食の準備、複数の動物病院の確保など、体調不良のサインを見逃さないための工夫がたくさんあります。
この記事では、マメルリハの急死という悲しい体験から得た教訓をもとに、愛鳥の健康を守るための実践的なアドバイスを紹介していきます。小さな命を守るために、私たち飼い主ができることはたくさんあります。
マメルリハが突然死してしまう可能性とその予防法
マメルリハの体調不良を早期発見するためのチェックポイント
インコの健康維持に必要な7つのケア方法
緊急時に備えた準備と対応策
実践している食事バランスと質の良いシードの選び方
体験談から学んだこれらの知識は、マメルリハだけでなく、他の小型インコの健康管理にも応用できます。愛鳥の小さなサインを見逃さず、適切なケアで長く健やかに暮らせるようにしましょう。
マメルリハインコを迎えて半年で虹の橋を渡ってしまった体験談
マメルリハの飼い主の寄稿 私が初めて飼ったインコは、マメルリハインコのブルー(オス)9月8日生まれのルイです。我が家にやって来たのが11月17日。翌年3月2日に、ルイはわずか生後6ヶ月で虹の橋を渡っていきました。
突然の容体急変
ルイのお迎え時はすでにペレットの一人餌に移行してました。特に食生活の不安はなく、体重も安定していました。11月末のお迎えなので、気を遣ったのは温度や湿度管理くらいでした。
お迎え後からひと月過ぎた頃、健康診断を受けに小鳥の病院を受診。そこではPBFDやオウム病などの病原体を検出できる各種遺伝子検査、糞便検査、そのう検査、血液検査、身体検査など、ひと通りのチェックを受けました。
遺伝子検査の結果は1週間後病院から「何の異常も見つからず、健康そのものです」との結果を聞いてひと安心。これからもずっとルイと長く一緒に過ごせることを信じて疑いませんでした。
急いで小鳥の病院に向かったけれど…
ルイの異変は健康診断から3か月後の3月2日に起こりました。午後2時頃、ふとルイを見ると膨羽していることに気づきました。
体調が悪い!とひと目で気づいたのは、いつものリラックスしている時の膨らみ方とは全く違っていたからです。ルイは目を閉じて、明らかに辛そうな表情をして、呼吸も荒くなっていました。
すぐに部屋の温度を上げましたが、しばらくしてルイがフラフラとしはじめ、止まり木から落ちてしまいました。
私はすぐにプラケースにルイを移して、健康診断でお世話になった小鳥の病院に電話しました。「すぐに鳥を連れて来てください」と言ってもらえたので私は急いでタクシーで病院へ向かいました。
タクシーの中でずっと見守っていましたが、ルイはケースの中で倒れていて声をかけても反応がありませんでした。
動物病院に到着したのは午前診と午後診の間の時間帯。ありがたいことに私たちの到着後にすぐに診察室に通してもらえました。
しかし、ケースからルイを取り出して診てもらうと、先生はぽつりとひとこと「大変残念ですが…もう亡くなっています」
私は目の前で起こっている事態を信じられませんでした。
体にわざわざメスを入れるべき!?解剖してわかる確証もないのに?そう思った私は「解剖」の選択肢を却下。そのままきれいな状態でルイを家に連れて帰ってあげたい気持ちが強かったのです。
急死した原因を考えてみた
マメルリハインコの急死にショックを受けた私は、ペットロスから立ち直るまで少し時間がかかりました。ようやく気持ちが落ち着けるようになった時、自分なりに突然死の原因を考えてみました。
実はルイは予定していたお迎え日までに「体重が増えない」という理由から、お迎え日が2回 変更(先延ばし)になっていました。
生後10週目になってやっとお迎えできたので、当時そのことに不安を感じた私は「こういうことはよくあるのですか?」とブリーダーに尋ねました。
その時は「そういうものなのか」と特に心配もせず、マメルリハをお迎えする日を首を長くして待っていました。
マメルリハインコの2代目をお迎えした「現在」だからこそ分かることなのですが…今育てている2代目は、生まれて5週間と数日でお迎えすることができたのです。2羽とも同じブリーダーからお迎えしています。
ルイの死因が分かっていないので断定できませんが、自分の中ではそんな確信を持つに至りました。
2代目マメルリハに実践しているインコ飼育7つのポイント
「ルイのようなことが二度と起こらないようにしたい!」そう強く念じて現在2代目マメルリハを飼育している私が、インコをお世話する上で気を付けている7つのことを紹介します。
小鳥の病院は複数かかっておく
以前にお世話になっていた病院はとても親身になってしっかりと診てくださる信頼できる小鳥の病院でしたが、
そう考えた私は、自分が後悔しないよう、愛鳥が体調を崩した時には、念のため2つの小鳥の病院を受診しようと決めました。
現在通っている動物病院からはインコ飼育についての気づきをたくさん得られました。そういうこともあって、しみじみ、1か所にこだわらず、信頼できる病院(主治医)を複数決めておくことの大切さを実感したのです。
決めている動物病院があったとしても、場合によっては他の病院にも行ってみて、セカンドオピニオンを求めることは重要だと考えています。
メインとなる小鳥専門の病院を決める
セカンドオピニオンとして別の病院も確保
緊急時に対応できる夜間診療可能な病院も把握
チェックポイント | 重要度 | 備考 |
---|---|---|
小鳥専門医の有無 | ★★★ | 鳥類に詳しい獣医師がいるか |
設備の充実度 | ★★★ | レントゲン、血液検査など |
緊急時の対応 | ★★★ | 夜間・休日診療の可否 |
自宅からの距離 | ★★ | 緊急時に通える距離か |
料金 | ★ | 適正価格での診療 |
小鳥専門の病院は数が限られているので事前にリストアップし、普段から通院できる範囲にあるかどうかを確認しておくといいでしょう。また、緊急時に備えて夜間診療可能な動物病院も把握しておくことが大切です。
糞の数をチェックして食餌量を確認する
鳥類は体調が悪いことを周囲に隠そうとします。この習性は、自然界で弱ったことを外部に悟られては真っ先に狙われる…そんな野生の本能から来ています。
ペットとして飼われているインコも同様に体調不良を隠します。飼い主の前で元気を装って、餌を食べているふりもします。
ルイの時にも、彼がきちんと餌を食べていると私は思い込んでいました。餌を食べているふりは見抜きにくいですが、糞の数は絶対にごまかしがききません。獣医からはこう教わりました。
また、白っぽい尿のみの糞が多い場合は、水分ばかりを摂取していて餌をあまり食べられていません。これを知った私は毎日、2代目の糞の数をチェックしています。成鳥のマメルリハインコで、1日に大体30~45個程糞をしています。
1日の糞の数を数える習慣をつける
糞の質(色・形・硬さ)も観察
尿だけの排泄が多い場合は注意
毎日の変化をメモに記録する
チェック項目 | 健康時の目安 | 異常時のサイン |
---|---|---|
糞の数 | 30~45個/日 | 25個以下/日 |
糞の色 | 緑~茶色 | 黒っぽい・赤い |
糞の形状 | コイル状・しっかりした形 | 水っぽい・形が崩れる |
尿の状態 | 透明~白 | 黄色・緑色・尿だけの排泄が多い |
糞のチェックは病気の早期発見に非常に効果的です。ケージの底に白い紙を敷いておくと、糞の色や形状の変化が見やすくなります。また、毎日同じ時間に紙を交換すれば、24時間の糞の数を正確に把握できます。
ペレットとシードをバランスよく与える
獣医からアドバイスを受けて、インコの食餌を見直すことにしました。現在、我が家ではペレット6~7割とシード3~4割の混合で与えています。
実はルイを亡くしてから「インコの餌は、完全栄養食であるペレット100%の方が良いのではないか!?」と考えていました。そこで2代目の餌は完全ペレット食にしようかと思っていたのです。
ところが獣医からこんなアドバイスを受けたのです。
実際に餌を食べているところを観察していると、いつも真っ先に食べるのはシード。好きなものから食べていくようですが、食べる順番も大体決まっていることが見て取れました。
やはり餌の中にはちゃんと「お気に入り」があるので、そういう「お楽しみ」を入れておくことは大切だと思います。
ペレットは100%じゃなくても大丈夫です。メインをペレットにして、シードや野菜、果物などを副食に与えると良いと思います。
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) August 31, 2020
ペレット6~7割とシード3~4割のバランス
シードは殻剥きの行為自体が楽しみになる
複数の種類を混ぜて選ぶ楽しさも提供
食餌の種類 | 割合 | 主な栄養素・効果 |
---|---|---|
ペレット | 60~70% | バランスの取れた栄養素 |
シード | 30~40% | 脂質・たんぱく質・ストレス発散 |
野菜・果物 | 少量 | ビタミン・ミネラル・水分補給 |
食事バランスは鳥の健康維持に重要です。ペレットは栄養バランスが整っていますが、シードを適度に混ぜることで自然な採食行動が促され、ストレス軽減にもつながります。また、野菜や果物も少量与えることで、ビタミンやミネラルの補給になります。
インコの好みをしっかり把握しておく
インコは病気を隠す習性がありますから、飼い主が鳥の名演技に騙されて体調不良の発見が遅れる可能性はあります。
そう考えて実践しているのが、体調が悪くなった時でもインコが食べたくなる大好物を見つけておくこと。
シードの中でも特に好きな種類、野菜や果物の好き嫌い、粉状のペレットが好きなのか?水に浸したペレットを好むのか?形や硬さは?…などと条件を変えていろいろ試しています。
元気なときに「どの餌がいちばん食いつきが良いのか?」を確認しておくと、体調不良になった時に「これなら食べてくれる!」がわかっている安心感と心の余裕が断然違います。
特に好きなシードの種類を把握
野菜や果物の好みを知る
ペレットの好みの形状や硬さを確認
食いつきの良い食べ物をリストアップ
食品カテゴリー | チェック項目 | 備考 |
---|---|---|
シード | アワ・ヒエ・キビなど | どの種類から食べるか観察 |
ペレット | 大きさ・硬さ・色 | 粉状か固形か、水で戻すか |
野菜 | 小松菜・ブロッコリー・人参 その他 | 生か茹でるか、切り方の好み |
果物 | リンゴ・バナナなど | 少量で与える |
好みの把握は日常から行うことが大切です。元気な時に様々な食べ物を試し、どれに最も反応が良いかをメモしておきましょう。体調不良時には、普段から好んで食べるものを優先的に与えることで、必要な栄養を摂取させやすくなります。
高栄養・高エネルギーの病中食を常備する
体の小さなインコが体調を崩すと容態が一気に急変することがあります。
そこで小さな変化に気が付いた時にすぐに高栄養価の餌に切り替えられるようにハイエネルギータイプの餌を常備しています。
インコの様子が少し気になるけれどすぐに動物病院に行けない場合もあると思うので、そんな時に少しでも体力をつけてもらうために栄養価が高い餌を用意しておくと安心です。
また、治療が長引いた場合にもそのまま与え続けられるので便利です。
ただし急に餌を変えてしまうと逆に食べなくなってしまう子もいますので「うちの子はこれを食べられるか?」「食いつきが良いか?」などを事前に確認しておく必要があります。
回復食・病中食を常備しておく
事前に食べるかどうか確認しておく
栄養価の高い特殊フードを用意
対策 | 内容例 | 効果・用途 |
---|---|---|
ハイカロリー食 | ハリソン ハイポテンシーマッシュ | 急な体力低下時の栄養補給 |
流動食 | パウダーフード・ネクトン | 自力で食べられない時の強制給餌 |
消化の良い食事 | ふやかしたペレット | 消化機能が低下している時 |
高栄養食は、体調不良の初期症状が見られた時に素早く対応するために重要です。特に小さな鳥は体重減少が急速に進むことがあるため、栄養価の高い食事をすぐに与えられる準備をしておきましょう。また、シリンジでの給餌方法も事前に学んでおくと良いでしょう。
プラケースを用意しておく
ルイの時もそうでしたが、本当に弱ってしまうとインコは足の握力が無くなり、止まり木に止まれなくなって落ちてしまいます。
そこで落下防止と保温のために、虫かごのように風を通さず床が平らなプラケースを用意しておくと急な事態に直面しても安心です。
プラケースは普段の通院でも使えるので、いざという時のためにひとつ用意しておくことをおすすめします。


風通しの少ない保温用プラケースを用意
床が平らで転倒防止になるもの
通院時にも使える大きさを選ぶ
ポイント | 理想的な条件 | 注意点 |
---|---|---|
大きさ | 鳥が横になれる程度 | 大きすぎると保温効果が下がる |
素材 | プラスチック製 | 通気口の調整ができるもの |
底の状態 | 平らで滑りにくい | タオルなどを敷けるスペース |
運搬性 | 持ち手付き | 移動中に揺れすぎない構造 |
緊急時の保温ケースは、弱った鳥が安全に過ごせる環境を素早く提供するために重要です。特に気温が低い季節には、保温ケース内にカイロを入れた靴下やタオルを置くなどの工夫も有効です。ただし、直接カイロが触れないよう注意し、過度の熱さを避けましょう。
栄養価の高いシードを選ぶ
獣医曰く
私がルイに与えていたシードと、今の動物病院で勧めてもらった特別療法食プリスクリプション・ダイエット BD-100を水につけて観察してみました。すると芽が出たのはBD-100だけでした。

発芽した粟穂
そう獣医から言われ、実際に両方とも与えてみたところ、”生きているシード”の方が圧倒的に食いつきが良いこともわかりました。
発芽する「生きている」シードを選ぶ
栄養価の高いシードを見分ける
新鮮なシードは食いつきも良い
チェック方法 | 良質の目安 | 注意点 |
---|---|---|
発芽テスト | 水に浸して芽が出る | 数日間観察が必要 |
外観チェック | 艶があり、色鮮やか | 変色や虫食いがないか |
香りチェック | 新鮮な香り | カビ臭や酸化臭がないか |
保存状態 | 涼しい場所で密閉保存 | 開封後は冷蔵庫で保管 |
シードは購入後も適切に保存することが大切です。開封したシードは空気に触れると酸化が進むため、密閉容器に入れて冷蔵庫で保管するのがおすすめです。また、購入時には製造日をチェックし、なるべく新しいものを選びましょう。
普段からできる限りのお世話と体調管理、リスクに備えた準備をしておけば、不幸な局面を回避できるのではないかと思います。
よくある質問と回答
小鳥の飼育に関して多くの方が抱える疑問についてお答えします。
小鳥が急に元気がなくなった場合、どうすればいいですか?
小鳥が急に元気がなくなった場合は、まず保温を最優先にしましょう。小型のインコは体温低下が命に関わるため、室温を25~28℃程度に保ち、専用の保温ケースに移すことをおすすめします。
すぐに部屋の温度を上げる
プラケースなどの保温ケースに移す
高栄養の食事や水を近くに置く
できるだけ早く小鳥専門の病院を受診する
膨羽状態で、目を閉じていたり呼吸が荒い場合は緊急事態です。こうした症状が見られたら、ストレスを与えないよう静かに観察しながら、すぐに動物病院に連絡し指示を仰ぎましょう。小鳥は容態が急変することが多いため、少しでも異変を感じたら速やかな対応が必要です。
小鳥の健康診断はどのくらいの頻度で受けるべきですか?
小鳥の健康診断は、お迎え後1ヶ月以内に初回検診を受け、その後は年に1~2回の定期健診をおすすめします。これに加えて、2~3年に一度は詳細な検査を含む総合健診を受けるとより安心です。
お迎え後1ヶ月以内の初回健診
半年~1年ごとの定期健診
2~3年に一度の総合健診
行動や外見に変化があった場合の臨時検診
健康診断では、体重測定、身体検査、糞便検査などの基本的な検査に加え、必要に応じて血液検査やレントゲン検査も行われます。特に若齢鳥や高齢鳥、繁殖期を迎える鳥は健康管理が重要なので、獣医師と相談しながら適切な健診スケジュールを組むことをおすすめします。
小鳥の適切な飼育環境はどのように整えるべきですか?
小鳥の適切な飼育環境は、温度・湿度管理、清潔なケージ、安全なおもちゃなど複数の要素から成り立っています。特に温度は20~25℃、湿度は50~60%を維持することが理想的です。
温度は20~25℃、湿度は50~60%を維持
直射日光や風が直接当たらない場所にケージを設置
有害な煙や臭い、化学物質から遠ざける
十分な大きさのケージと複数の止まり木を用意
- STEP1朝のチェック新鮮な水と食事を用意し、糞の数と状態を確認します。鳥の様子を観察して、元気かどうかチェックしましょう。
- STEP2日中の環境管理室温と湿度を適切に保ち、直射日光や風が直接当たらないようにします。安全な遊び場を提供し、適度な運動を促しましょう。
- STEP3夕方の食事管理ペレットとシードの食べ具合を確認しましょう。
- STEP4就寝前の準備静かな環境を作り、12時間程度の睡眠を確保します。糞の数を記録し、一日の健康状態を振り返りましょう。
また、ケージ内には様々な太さの止まり木や安全なおもちゃを設置し、精神的な刺激も提供することが大切です。一日数時間 飼い主と過ごす時間を作り、コミュニケーションを取ることも健康維持につながります。
マメルリハインコの健康管理のポイント【総括】
マメルリハを含む小型インコの飼育では、細やかな観察と適切なケアが健康維持の鍵となります。今回の体験談から得られた貴重な教訓をもとに、マメルリハの健康を守るためのポイントをまとめました。
複数の小鳥専門病院を確保し、セカンドオピニオンの体制を整える
毎日の糞の数と質をチェックして早期に体調不良を発見
ペレット6~7割、シード3~4割のバランスの良い食事を提供
インコの食べ物の好みを把握し、体調不良時の対策を事前に準備
高栄養・高エネルギーの病中食を常備しておく
緊急時用の保温ケースを用意し、迅速な対応ができるようにする
発芽する「生きている」高品質なシードを選ぶ
温度20~25℃、湿度50~60%の適切な環境を維持
お迎え後1ヶ月以内の初回健診と定期的な健康診断を欠かさない
小さな変化も見逃さない日々の観察習慣をつける
体重の定期的な記録をつけて変化を把握
安全なケージ環境と適度な運動機会を提供
ストレスを最小限に抑える穏やかな生活リズムを作る
小鳥の体調不良のサインはとても微妙で見逃しやすいため、日頃からの注意深い観察が何より大切です。上述の予防策や対処法を参考に、愛鳥との健やかで幸せな時間を過ごしていただければ幸いです。
インコたちは私たちの心を豊かにしてくれる大切な家族です。その小さな命を守るために、私たち飼い主ができることはたくさんあります。少しの気配りと準備が、愛鳥との長く健やかな生活につながることを心から願っています。
参考資料
Bird Health Network「Emergency Care for Pet Birds」
American Avian Association「Nutrition Guidelines for Small Parrots」
Journal of Avian Medicine「Early Detection of Illness in Small Parrots」