【検証】鳥用アクリルケースを自作したら2万円超え!?100均DIYの限界と安くて良い既製品

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 「アクリルケースは高いから、100均やホームセンターの材料で自作できないかな?」その気持ち、痛いほどよく分かります。

でも、ちょっと待ってください。
実はアクリル板は原価が高騰しており、まともな厚みの板を揃えると「既製品を買うより高くついた…」という失敗談が後を絶ちません。

この記事では、DIY歴のある筆者が自作にかかるリアルな費用と労力を徹底シミュレーション。100均DIYの限界や、安全面のリスクについても包み隠さず解説します。

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100均グッズで鳥用アクリルケースは自作できる?

結論から言うと、「防音・保温を目的とするなら不可能」ですが、「簡単な脂粉除けカバーなら可能」です。

100均素材の限界

100均には大型の「アクリル板」は売っていません。あるのはペラペラの「硬質カードケース」や「PPシート」などが主です。
これらをジョイントラックなどに貼り付けても、隙間だらけで音も熱も筒抜けになります。

作れるもの:簡易カバー

ワイヤーネットを結束バンドで箱型にし、透明なテーブルクロスを被せる程度なら1000円以下で作れます。
ただし、これはあくまで「脂粉や餌の飛び散り防止」専用と割り切りましょう。

ホームセンターで材料を揃えたらいくらになる?【費用シミュレーション】

「じゃあ、ホームセンターできちんとしたアクリル板を買って作ろう!」
そう思った方のために、HOEI35手乗りサイズ(幅40×奥45×高55cm想定)で作る場合の概算を出してみました。

🧾 自作アクリルケース予算(厚さ3mm)
アクリル板(900×600mm)×3枚
※価格高騰中(1枚約5,000円)
約15,000円
アクリル用接着剤・注入器 約1,500円
アクリルカッター・蝶番・取っ手 約2,000円
カット代(お店に頼む場合) 約2,000円
合計金額 約20,500円〜

※2025年時点の相場目安。失敗時の再購入費は含まず。

いかがでしょうか?
労力をかけて作っても、材料費だけで2万円を超えてしまいます。
これなら、少し足すどころか、後述する「とりまる(20,000円前後)」を買ったほうが安いという逆転現象が起きています。

安易な自作アクリルケースに潜む3つのリスク

コストだけでなく、自作には「機能面」と「安全面」でのリスクもあります。

⚠️ 1. 隙間ができて防音・保温効果が半減

アクリルの切断や接着はプロでも難しい技術です。素人がやると数ミリのズレや隙間が必ず生まれます。
隙間があれば音は漏れますし、保温効率もガクンと落ちてしまいます。

⚠️ 2. アクリルの反りと破損

安く済ませようと薄い板(2mmなど)を使うと、ヒーターの熱や湿気で板が反り返り、扉が閉まらなくなることがあります。
また、蝶番の取り付け時に割れてしまう失敗も非常に多いです。

⚠️ 3. 接着剤による事故

アクリル用接着剤は強力な溶剤です。乾燥が不十分だと揮発成分がケース内に充満し、鳥さんが中毒を起こす危険性があります。

▶ 関連:アクリルケースの安全性と中毒リスクについて

結論:DIYが趣味なら「自作」、コスパ重視なら「とりまる」

「作る過程そのものが楽しい!」という方以外には、自作はおすすめしません。
もしあなたが「なるべく安く、でも機能的なケースが欲しい」と思っているなら、コストパフォーマンス最強の既製品「とりまる」を選ぶのが賢い選択です。

比較項目 とりまる (Mサイズ) 自作 (3mm厚)
費用目安 19,800円(2025年11月時点) 約20,500円〜 + 労力
完成度 ◎ キレイ △ 腕次第
手間 組立15分 (工具不要) 設計〜完成まで数日

「とりまる」なら、失敗のリスクゼロで
今すぐ快適な環境が手に入ります。


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よくある質問(FAQ)

Q. 塩ビ板(プラスチック)なら安く作れますか?
A. 確かに材料費は安くなりますが、透明度が低く、傷がつきやすいため中が曇って見えにくくなります。また、熱に弱くヒーターで変形する恐れがあるため推奨しません。

Q. 前面だけアクリル板にするのはどうですか?
A. ラックなどを利用して前面のみ覆う方法は「脂粉対策」には有効です。ただし、他の面が開いているため「防音・保温効果」はほとんど期待できません。

【総括】アクリルケースは「材料」ではなく「安心」を買うもの

「愛鳥のために快適な環境を作ってあげたい」という気持ちからの自作検討だったと思います。
しかし、アクリル板の原価高騰や、加工の難しさを考えると、現在は「既製品を買うのが正解」という状況です。

苦労して作ったのに「冬なのに寒い」「呼び鳴きがうるさいまま」と後悔する前に、プロが設計した安全なケースを選んで、浮いた時間で愛鳥とたくさん遊んであげてくださいね。

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