ズプリーム「フルーツブレンド」とは?世界No.1の人気ペレット

ズプリーム(ZuPreem)は、アメリカの動物園獣医師によって設立された、世界的に信頼されているバードフードブランドです。その中でも圧倒的な人気を誇るのが、この「フルーツブレンド」シリーズです。
最大の特徴は、思わず食べたくなってしまうようなフルーティーな香りと、目にも鮮やかな彩りです。「茶色くて地味なペレットは見向きもしない」という頑固なインコでも、フルーツブレンドなら興味を持つケースが後を絶ちません。
- とにかく香りが良い!袋を開けた瞬間に広がる甘い匂い
- インコが遊びたくなるユニークな形状(※Sサイズは食べやすい粒状、Mサイズ以上はバナナ型など)
- 栄養バランスの取れた総合栄養食(これだけでOK)
ペレットへの切り替えに苦戦しているなら、まずはフルーツブレンドで「ペレットは食べ物である」と認識させるのが成功への近道です。
なぜこれだけ食べる?インコを虜にする「魔力」の正体

他のペレットは頑として受け付けないのに、なぜフルーツブレンドだけは食べるのでしょうか?それには、インコの本能を刺激する計算された理由があります。
視覚を刺激するカラフルな色
インコは人間以上に色を識別する能力が高いと言われています。自然界では「熟した果実」や「鮮やかな花」を探して食べているため、本能的に赤や黄色、緑といった鮮やかな色に反応します。
地味な茶色のペレットは「木の枝」や「石」に見えてしまっていても、フルーツブレンドなら「美味しそうな木の実だ!」と認識してくれるのです。
ポリポリとした独特の食感
ズプリームのペレットは、他社製品に比べて少し硬めで、噛むと「ポリッ」という良い音がします。この食感が、シード(種子)の殻を割る感覚に近いため、シード派のインコでも違和感なく受け入れやすいのです。
💡 ここがポイント
サイズごとに形が違うのも特徴です。Sサイズ(セキセイ・パラキート用)には粒状のものが、Mサイズ(オカメ用)にはバナナや三日月のような形が入っており、インコの「かじりたい欲求」を満たしてくれます。
着色料は体に悪い?安全性とフンの色について
購入前に最も気になるのが、「こんなに色がついていて体には悪くないの?」という点でしょう。結論から言うと、ズプリームに使用されている着色料は安全性が確認されており、健康上の問題はありません。
厳しい基準をクリアした安全性
ズプリームはペット先進国であるアメリカの製品です。使用されている着色料は、アメリカ食品医薬品局(FDA)やアメリカ農務省(USDA)の厳しい基準をクリアしたものであり、長期間食べ続けても健康被害が出ないことが実証されています。
世界中の動物園や専門家が何十年も使用し続けている実績が、その安全性を裏付けています。
原材料と栄養成分もしっかり充実
「色が派手なだけで中身はどうなの?」と思うかもしれませんが、ペレットとしての品質も非常に高いのが特徴です。主原料はトウモロコシや大豆ミールで、ビタミン・ミネラルもしっかり配合されています。
※Sサイズ(セキセイ・パラキート用)の保証成分値です。サイズにより多少前後することがあります。
驚かないで!フンの色がカラフルになります
フルーツブレンドを与えると、食べたペレットの色によってフンの色が劇的に変わります。
初めて見る時はギョッとしますが、これは着色料が消化されずに出てきているだけなので病気ではありません。ただし、本当の体調不良によるフンの変化に気づきにくくなるというデメリットはあります。
ズプリームフルーツブレンドのメリット・デメリット
導入を検討する際に知っておきたいメリットとデメリットを整理しました。
デメリットは主に「色」に関することです。しかし、「食べてくれないことには始まらない」という栄養面の問題を解決できるメリットの方が、はるかに大きいと言えるでしょう。
どうしても色が気になる場合は、同じズプリーム社から出ている無着色の「ナチュラル」シリーズへの移行を目指すのもおすすめです。まずはフルーツで味を覚えさせてから、徐々にナチュラルを混ぜていくのが王道のステップです。
うちの子はどれ?サイズの選び方ガイド
ズプリームフルーツブレンドは、鳥のサイズに合わせて粒の大きさが分かれています。適切なサイズを選ばないと、大きすぎて食べられなかったり、小さすぎて丸呑みしてしまったりするので注意しましょう。
Sサイズ(セキセイ・パラキート)

セキセイインコ、マメルリハ、サザナミインコなどの小型インコに最適です。粒の形はシンプルですが、食べやすいサイズ感です。
※XSサイズ(カナリア・フィンチ用)は製造中止であるため、文鳥やフィンチ類にはこのSサイズを砕いて与えるか、他の極小粒ペレットを検討してください。
Mサイズ(オカメ・中型インコ)

オカメインコ、ウロコインコ、オキナインコなどに。バナナ型や三日月型など、形にバリエーションがあり、足で掴んで食べるのが好きな子にも好評です。
Lサイズ(大型インコ・パロット)
ヨウム、ボウシインコ、白色オウムなどに。かなり粒が大きく、噛みごたえ抜群です。
💡 保存について
フルーツブレンドは湿気ると食感が悪くなり、食いつきが落ちます。開封後は密閉容器に入れ、乾燥剤(シリカゲル)と一緒に保存することをおすすめします。詳しいペレットの保存方法もご参照ください。
実際の評判は?愛用者の口コミまとめ

実際にフルーツブレンドを使っている飼い主さんの声をまとめました。多くの人が「食いつきの良さ」に感動している一方で、「フンの色」や「選り好み」に苦労している様子も伺えます。
良い口コミ
- 「シードしか食べなかった子が、これだけは初日から食べた!感動!」
- 「匂いがフルーティーで、お世話する人間もいい気分になれる」
- 「近所のホームセンターでも売っているから、急になくなっても安心」
気になる口コミ
- 「赤い粒だけ残す器用な食べ方をする…」
- 「水入れにペレットを入れてふやかす癖があり、水が紫色になってホラー」
- 「やっぱりフンの色が派手になるので、毎日の健康チェックは少し不安」
好き嫌いには個体差がありますが、「他のペレットは全滅だったけど、これだけは食べた」という声が非常に多いのが特徴です。まさに最後の砦と言えるでしょう。
よくある質問|ズプリームフルーツブレンド
ズプリームフルーツブレンドを導入するにあたって、よくある疑問をQ&A形式でまとめました。
【総括】まずは「食べること」から始めよう

ズプリームのフルーツブレンドは、その鮮やかな見た目とフルーティーな香りで、多くの「ペレット嫌い」のインコたちを虜にしてきた実績のあるフードです。
着色料によるフンの色の変化というデメリットはありますが、アメリカの厳しい安全基準をクリアしており、健康上の心配はありません。むしろ、「栄養バランスの取れた食事を食べてくれない」というリスクの方が、愛鳥にとっては深刻な問題です。
まずはこの「魔力」を借りて、ペレット食への第一歩を踏み出してみてください。きっと、「もっと早く試せばよかった!」と思うはずです。
フルーツブレンド以外のペレットもご検討の方は、ハリソンペレットやラウディブッシュペレット、ラフィーバーペレットなど、他のおすすめペレットもご覧ください。



















