逃げたインコが帰ってくる確率を上げる初動24時間の必須4アクション|3日後保護成功の実践ガイド

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オカメインコが逃げた【1日目】迅速対応で保護の可能性を高める

インコが逃げた直後の緊急対応。飼い主が携帯電話で情報を発信し周辺を探索している様子

9月の終わり、我が家のオカメインコのゆきちゃんが窓を開けたタイミングで外に飛び出し、行方不明になってしまいました。垂直に高く上がってから南東の方角に一直線に飛んで行ったのです。

この最初の24時間が最も重要です。初動の速さが保護成功の確率を大きく左右します。私たちはすぐに以下の4つの行動を並行して進めました。

探索エリアの巡回と同居インコの声の活用

逃がした家族の話をもとに、周辺をゆっくりと車で走りながらゆきちゃんを探し回りました。このとき、携帯で同居するオカメインコの歌う声を何度も流しながら近隣をゆっくり回りました。

インコは仲間の声に反応して鳴き返すことがあるため、同居インコの声は強力な呼び寄せツールになります。私が外を探している間、家族には以下の4つのことを同時進行でお願いしました。

X(旧Twitter)を使った情報拡散

SNSでインコの迷子情報を拡散している様子。スマートフォン画面に鳥の写真と連絡先を含む投稿が表示されている

閲覧する年代が限られますが、Xは何といっても情報拡散力が半端ないツールです。ロスト情報を見かけた様々な人たちが目撃情報を届けてくれたり、迷子情報の拡散に協力してくれます。

SNS投稿のポイント

  • 鳥の写真(できるだけ鮮明なもの)
  • 特徴(色、サイズ、性別、リングの有無)
  • 逃げた場所と時刻
  • 飛んで行った方角
  • 連絡先(DMや電話番号)

迷い鳥掲示板への登録

ウェブ上に迷い鳥掲示板がいくつかあります。Xの拡散力と比較すると迷い鳥掲示板は一種の「集会所」のようなものですが、こういった緊急時はスピード勝負です。スタートダッシュが運・不運を分けることさえあります。

チラシの作成と近隣への配布

インコの迷子チラシを作成している様子。チラシには鳥の写真・特徴・連絡先が記載され近隣配布の準備が整っている

自宅近くのスーパーやコンビニに貼らせてもらう目的でチラシを作成しました。周辺で発見情報が来た場合に近くのお宅にポスティングしたり、持ち歩いて通行する方に聞き込みをしたり、アナログな方法ですがチラシはかなり汎用性の高い重要ツールです。

警察署と保護施設への連絡

インコは「物」として扱われますので、インコを逃がしてしまった場合は警察に「遺失物届」を提出します。逆にインコを保護した場合は「拾得物」となります。

警察に遺失物届を提出すると、警察署のHPに遺失物情報がアップされ、随時更新されます。もしお住まいの地域に保護施設があるようなら、そちらにも連絡をしておきましょう。

愛鳥に再び出会うために、すぐに思いつく限り・できる限りのすべてのことをしました。悲しんだり後悔する暇はなかったのです。

【2日目】目撃情報から捕獲作戦開始!

目撃情報を受けて現場に向かう飼い主。愛鳥との再会への期待と不安が入り混じった表情で捜索に臨む様子

オカメインコのゆきちゃんのロストから2日後、娘から「Xで目撃情報があった!」との一報が入ってきました。目撃情報は我が家から南東の方角、直線距離で4.2キロほどの川沿いの団地。これはゆきちゃんである可能性大だと感じ、再会への期待が高まりました。

目撃者の協力と初回の捕獲試み

オカメインコの目撃者によると、ゆきちゃんらしきオカメインコが隣家のベランダにとまっているのを確認したとのことでした。在宅だった隣人に家に入れてもらって捕獲を試みたそうですが、うまくいかなかったそうです。

見ず知らずの人のためにそこまでしてくれるなんて!と感謝いっぱいになりました。

現場到着と発見

私たちは目撃情報のあった場所に到着し、マンション群の中に入っていき、携帯で同居オカメインコの歌声を鳴らしながら周辺を巡回してみました。すると、遠くの方から白っぽいものがひらひらと飛んでくるではありませんか。

しかもその鳥はパニックに陥りながら大鳴きしています。「雪ちゃんだ!」娘と思わず叫びました。

パニック状態のオカメインコは簡単には捕獲できない

高い場所に留まっているオカメインコ。パニック状態で大鳴きを続け飼い主に近づこうとしない様子

その姿をずっと目で追っていくと、ゆきちゃんはあてどなくひらひらと周辺を飛び回り、団地の11階に留まったのが確認できました。目を凝らしてやっと場所を特定しましたが、呼びかけても返事をするだけでこちらに飛んでこようとはしません。

パニック状態のインコの特徴

  • 周囲をあてどなく飛び回る
  • 大鳴きを続ける
  • 呼びかけに反応はするが近づいてこない
  • 高い場所から降りてこようとしない
  • カラスなどの外敵を警戒している

オカメインコは特に夜間のパニックが起こりやすい鳥です。室内でのパニック対策についてはオカメパニック対策はケージが9割の記事で詳しく解説しています。

そこの地上付近は大きな木がたくさんある公園なのですが、ゆきちゃんは樹木や下界に降りてくる気配がありませんでした。カラスなどが数羽飛んでいるのが見えたので、怖くて降りることができなかったのかもしれません。

ゆきちゃんの姿が確認できた団地の11階にようやく私たちはたどり着いたものの、残念ながらそのベランダの住人は不在でした。その隣の隣の部屋の男性が気を利かせて私たちをベランダに通してくれましたが、パニック状態のゆきちゃんは返事をするだけで、こちらにやって来ようとはしません。

そうこうしているうちに辺りがうす暗くなり始めたため、私と娘はチラシを持って帰宅する方々に話しかけたり、ポストに投函したりしました。夕刻ではオカメインコの捕獲は一旦諦めざるを得ず、その日お世話になった方たちにご挨拶して帰途につくことにしました。

【3日目】やっと愛鳥を保護!周囲の協力で再会を果たした

保護されたオカメインコを抱く飼い主。3日ぶりの再会に涙と安堵の表情で愛鳥との絆を確かめている様子

勢いよく電話が鳴ったのは、翌朝の6時半のことでした。昨日の捕獲劇に協力してくださった男性からの連絡でした。

「あなたのインコが大鳴きしてるよ。捕まえにいらっしゃい!」

取るものもとりあえずあの団地に直行すると、ゆきちゃんは団地の10階のベランダに留まっていることがわかりました。

ベランダでじっとしているオカメインコ。疲れ果てた様子で保護の瞬間を待っている愛鳥の姿

温かい協力者のおかげで保護成功

該当のお宅にはおばあさんとシーズー犬が住んでいました。「お入りなさい」と言ってくださったので、そっと戸を開けてベランダへ通していただきました。

同居オカメインコを連れたキャリーを持った娘が静かにゆきちゃんに近寄ると、ゆきちゃんはようやく安心したのか娘の手に乗り、無事に保護することができたのでした。

じんわりとした安堵感に包まれると同時に急に体の力が抜けたようになりました。

オカメインコの保護に協力してくださったおばあさんは、ゆきちゃんが飛んで行ってしまわないように「小鳥を驚かせちゃいけないよ」「吠えてはいけないよ」とわんちゃんに言い聞かせながら、静かに見守ってくださっていたそうです。

早朝からオカメインコの保護に協力してくださった方々に深々とお辞儀をして、またお礼に伺う旨をお伝えして、私たちはその場を後にしました。こうしてゆきちゃんは住み慣れた我が家に、無事2日ぶりに帰ることができたのでした。

逃げたインコの探し方はアナログ&デジタルツールのフル活用に尽きる

SNSとアナログツールを組み合わせた情報拡散。スマートフォンと迷子チラシを並べ両方を活用した捜索活動の様子

「うっかり」でインコのロストが起こってしまった時に行うべき行動をまとめます。これらの使えるツールのすべてをフル活用することが大切です。

インコが逃げた時の必須対応4つ

  • X(Twitter)登録・インコのロスト情報発信・拡散願い・こまめに情報をチェック
  • 迷い鳥掲示板への登録とこまめなチェック
  • チラシ作成とポスティング。周辺店舗への掲示依頼。捜索の聞き込み時にも利用する
  • 警察に遺失物届出。定期的にHPの遺失物情報を閲覧する。保護施設が近い場合はそちらにも連絡

インコのロストが起こってしまっても、スピーディーな初動対応次第で捕獲・保護等の良い結果に繋がる可能性があります。

最後はマンパワー!周囲の協力が保護の鍵

無事に帰宅したオカメインコ。ケージの中で安心した表情を見せ普段の生活に戻れた喜びが伝わる様子

私が体験したオカメインコのロスト生還劇は、運に恵まれたとしか言いようがありません。逃げた先の近隣住民の皆さまの温かいご協力があったからこその幸運です。

これは決して忘れてはいけない、そしてこれなくしてはインコが生還できなかったであろう、重要なポイントです。情報をたくさん集められたとしても「皆さんの協力なくして保護は不可能だった」と断言できます。

愛鳥を探すための手段はアナログ・デジタル問わず、積極的に周囲に呼び掛けて、協力を仰いでみましょう。やはり最後はマンパワーがものをいいます。万一愛鳥をロストしてしまったら、保護するための迅速な対応が欠かせませんので、ためらわず恥ずかしがらず、どんどん周辺に情報を発信・拡散すべきです。

インコのロストを二度と起こさないために心に誓ったこと

窓辺で安全対策が施されたケージの中にいるオカメインコ。二度と逃がさないという飼い主の決意が伝わる環境

今後このような事態を二度と起こさないように反省しつつ、心に誓ったことがいくつかあります。

二度と起こさないための誓い

  • 放鳥中は窓を開けない!言うまでもなくロスト対策はこれに尽きる
  • 引越し直後は特にロストに注意する。たくさんの窓がある場合は特に注意
  • 放鳥時間を決める。地味に大事なこと。家族も放鳥時間が決まっていれば、戸や玄関の開け閉めに気をつけられる
  • 思い込みを捨てる。「手乗り鳥は逃げていかない」との思い込みを捨てること。潜在的にそう思っている人は多いはず

インコが逃げた時に役立つ「おいで」のしつけトレーニング

おいでのトレーニングを受けるインコ。飼い主の指示に従い指に止まろうとしている様子で信頼関係が伝わる

インコのしつけを始めるのは中雛くらいから。中雛は巣立ち準備期から生後半年くらいまでの幼鳥をさします。たとえばオカメインコの場合は一人餌になるのが遅い子が多く、巣立ち準備期は挿し餌が切れる前後の頃です。

インコのしつけの最適期はいつか?

巣立ち準備期のオカメインコの雛。羽ばたきの練習を始め社会勉強が始まる時期の様子

飛び立つための羽ばたきの練習が始まったり、周囲の環境になじんできて活動的になる頃でもあり、それはまさに鳥の「社会勉強」が始まる時期です。

自然界では鳥の雛は外敵から身を守る本能が備わっているので、しばらくは巣の中でじっとしていて、なかなか表に出てこない時期があります。そのうちに次第に巣から出てこようとしたり、羽を広げて羽ばたいてみたりを繰り返す頃から、親鳥から自立して生活するための知識を身につけるために、どんどん好奇心旺盛になっていきます。そしてこの時期が、インコ全般のしつけの最適期です。

雛の好奇心がむくむく湧きあがる時期になると、仲間と一緒に暮らすルールを覚えるために、いっしょに遊んだりケンカをしたりと、どんどんやんちゃになってきます。そしてその中から、鳥自身が生き抜いていくための様々なルールを学んで、どんどん吸収していきます。

もちろん成鳥でも、繰り返し教えればしつけもトレーニングも入ります。年齢は関係ありません。しつけではないですが、うちには10歳過ぎてから新しい言葉をたくさん覚えたオカメインコがいます。

飼い主さんと深い信頼関係に結ばれた健康な手乗りインコなら、何歳になってもしつけが入ります。必要なことは何度も繰り返し教えてあげることをおすすめします。

インコのしつけでおさえておくべきポイント

やんちゃ期のインコは持ち前の好奇心から家電のコードなどを咬んだりすることもあります。それを人が正していくには、あくまでやんわりと、鳥を怖がらせないようにする必要があります。

鳥同士でルールを学ぶのはむずかしくないですが、人が鳥にルールを教えてあげるのはなかなか大変なことです。言葉が通じないし、インコも種によっては気性がまちまちなので「これが絶対!」というラインもない。

インコをしつけるときには、叱り方・たしなめ方を考えながら、ぴしゃり!と叱らないこと。相手の性格に合わせながら、やんわり・じわじわと歩み寄っていくのが正解です。

インコの最初のしつけに「おいで」トレーニングがおすすめ

おいでのしつけを実践している様子。インコが飼い主の合図に従って指に止まっているトレーニング風景

中雛のうちはケージは単なる住まいでしかありませんが、これが成鳥になると状況は一変します。インコたちにとってケージは「自分たちだけの聖域」「唯一無二のテリトリー」成鳥になって縄張り意識が強くなると、オスでもメスでも、特に発情期には飼い主がケージに近づくだけでも威嚇してくることがあります。

それを防ぐため、うちではケージの出入りの時に決めた合図を、幼鳥時代に教えます。名前を呼んで指を差し出すとか、言葉や擬音「ピー」でも何でもいいので、なにかひとつ合図を決めて、ケージから出すときにはその合図を発しながら指に止まらせることを繰り返していきます。

うちの子に芸を教えたいと思っている方なら、クリッカーを用意するといいでしょう。人の言葉で指示を受けるよりも、いつも同じクリック音の方がインコが理解しやすいのです。クリッカーを使ったトレーニングについてはオカメインコのクリッカートレーニングで詳しく解説しています。

何かひとつ合図になる音を決めてこれを繰り返していくと「合図があればケージから出られる」を悟るので、反射的に指に止まるようになります。これは「おいで」トレーニングの変形バージョンです。

芸は身を助く!「おいで」のしつけがあればロスト保護の可能性が高まる

おいでのトレーニングを受けるインコ。ご褒美のおやつを楽しみにしながら飼い主の指示に従う様子

おいでトレーニングはケージの出し入れ時だけでなく、放鳥した時にも少量のごほうび(おやつ)を使って教えることができます。ごほうびのあげすぎは健康によくないですが、しつけを入れるには、おやつがいちばん効果があります。

インコが行ってほしくない場所に行った時の呼び戻しも、おいでトレーニングが入っていればスムーズですし、ロスト時にインコを保護する時にも絶対役立ちます

また、家族でインコを飼っている場合は、みんなで交代でおいでトレーニングをすると「オンリーワン」(誰か特定の人にだけなつく)を予防できるので一石二鳥です。

万一ロストした場合、外に逃げたインコは精神的にパニックなので、ベタなれの子でも捕獲するのは至難の業。そんなとき「オイデ」に呼応する習慣がついていれば、鳥を保護できる可能性が高まります。

芸は身を助く…ではないですが、うちの子に「おいで」をマスターさせておきましょう。

よくある質問|インコが逃げた時の対応

インコが逃げた時の対応に関するよくある質問と回答

インコが逃げてしまった時によく寄せられる質問をまとめました。初動の対応、保護の確率、夜間の対応、予防策など、飼い主が悩みやすいポイントを解説します。

Q1. インコが逃げたらまず何をすべきですか?

A1. インコが逃げた直後の最初の24時間が最も重要です。すぐに以下の4つのアクションを並行して進めてください。

インコが逃げた時の初動対応

  • X(Twitter)で迷子情報を投稿し、拡散を依頼する
  • 迷い鳥掲示板に登録する
  • チラシを作成し、近隣に配布する
  • 警察に遺失物届を提出する

同時に、飛んで行った方角を中心に周辺を探索します。同居インコがいる場合は、その声を携帯で流しながら探すと効果的です。初動の速さが保護成功の確率を大きく左右しますので、悲しんでいる暇はありません。すぐに行動を起こしましょう。

Q2. 逃げたインコが帰ってくる確率はどれくらいですか?

A2. 正確な統計データはありませんが、適切な対応を取れば保護できる可能性は十分にあります。

保護成功のポイントは以下の通りです。

保護成功の条件

  • 初動の速さ:逃げてから24時間以内に情報拡散できるか
  • 目撃情報の有無:SNSやチラシで目撃情報が得られるか
  • 周囲の協力:近隣住民が協力してくれるか
  • インコの性格:人馴れしているか、おいでのしつけができているか

あきらめずに行動を続けることが何より大切です。数日後、数週間後に保護されるケースもあります。ただし時間が経つほど生存率は下がるため、できるだけ早い保護を目指しましょう。

Q3. 夜になってもインコが見つからない場合はどうすればいいですか?

A3. 夜間は暗くて捜索が困難ですが、翌朝の捜索に備えて以下の対応を取りましょう。

夜間の対応

  • 目撃情報があったエリアに、翌朝用のチラシを配布しておく
  • SNSで「明日も捜索を続けます」と投稿し、協力を呼びかける
  • 翌朝早く(日の出頃)に捜索を再開する準備をする
  • 同居インコの声を録音しておく(呼び寄せ用)

インコは夜間は木の枝などで眠っている可能性が高く、明け方から午前中が最も発見しやすい時間帯です。日の出とともに鳴き始めることも多いため、早朝の捜索が効果的です。

Q4. インコの逃亡を予防するにはどうすればいいですか?

A4. インコの逃亡を防ぐには、日頃からの注意と予防策が欠かせません。

効果的な予防策

  • 放鳥中は絶対に窓や玄関を開けない(これが最重要)
  • 放鳥時間を決めて家族で共有する
  • 引越し直後は特に注意する(窓の位置が変わるため)
  • 「おいで」のしつけを日頃から練習しておく
  • 「手乗り鳥は逃げない」という思い込みを捨てる

手乗り鳥でも一度外に出ると、パニックになって戻れなくなることがあります。どんなに慣れた子でも、外の世界は危険がいっぱいです。「うちの子は大丈夫」と過信せず、常に注意を払いましょう。

逃げたインコの帰宅率を上げるのは迅速な対応と周囲の協力

無事に保護されたオカメインコルチノー。飼い主の手の中で安心した表情を見せ再会の喜びに包まれている様子

逃げたインコが帰ってくる確率は決して0ではありません。SNSでの情報拡散が発見に大きく貢献し、周辺住民の協力が保護成功の鍵となります。迷い鳥掲示板への登録で情報収集の幅が広がり、チラシの作成とポスティングで地域への周知が可能です。

警察への遺失物届出で公的な探索ルートを確保し、同居インコの鳴き声を再生して呼び寄せる効果も期待できます。ただし、パニック状態のインコは捕獲が困難で、「おいで」のしつけがあれば保護の可能性が向上します。

予防策として、放鳥中の窓開け厳禁が基本的な対策で、引越し直後は特に注意が必要です。放鳥時間を決めて家族で共有し、手乗り鳥でも逃げる可能性を認識することが大切です。早期のしつけトレーニングが重要で、万が一の際に備えて「おいで」の練習をしておきましょう。

この記事で紹介した体験談は、運に恵まれた部分もありますが、何より初動の速さと周囲の協力があったからこその成功です。情報をたくさん集められたとしても、最後はマンパワーがものをいいます。

万一愛鳥をロストしてしまったら、ためらわず恥ずかしがらず、どんどん周辺に情報を発信・拡散してください。あなたとインコの再会を心から願っています。