重要なお知らせ:最新の見守りシステムについて
この記事で紹介している保温×見守りシステムは、2020年以前に実際に使用していたものです。保温の基本的な考え方は今も変わりませんが、技術の進歩により、現在はもっと安くて高性能なSwitchBotシステムが利用できるようになりました。
最新のシステムでは、スマホアプリひとつで温度管理・照明制御・異常検知・自動対応まで実現できます。特に「オカメパニック」への自動対応システムは画期的です。
サザナミインコ環境のハイテク御殿化で様々な家電をフル活用【当時の事例】

一人餌になったばかりのサザナミインコのぴよちゃんをお迎えしたのは5月のこと。まだ肌寒い日もあるからと、ペットショップ店員に勧められて購入したのがパネルヒーターでした。ヒーターの設置がぴよちゃんのハイテク御殿の第一歩で、その後も留守番などの必要に迫られて様々な高性能グッズを揃えていきました。
見守りカメラ~今どきのものは安価で性能抜群!

メガバクテリアで入院したぴよちゃんがようやく退院となった時、日中仕事があるため不在だった私は、留守中のぴよちゃんの様子がとても不安でした。そこでいろいろ調べた結果、ペットの見守りに使えるネットワークカメラの存在を知ったのです。
15年前、見守りカメラには2種類ありました。単体で使える数万円する「ネットワークカメラ」と、パソコンに繋いで使う安価な「ウェブカメラ」です。悩んだ結果、一日中パソコンを起動させっぱなしにするのに抵抗があったので、接続状態が安定しているもののちょっとお高いPanasonic製「ネットワークカメラ」を選びました。
当時の状況(※旧型・販売終了)
当時は、外出先から安定して受信できる環境が欲しい場合は、有料アカウントと接続サービスが別途必要で、私もカメラ購入後の数年間は有料のPanasonicの接続サービスを利用していました。

最近は数千円で買うことが出来る見守りカメラは、どの機種を購入しても有料の通信サービスなどを利用せずに、自宅のネット環境とマッチングするだけの手軽さです。スマホやタブレットなどから簡単にペットの様子が見られるようになっており、防犯対策にも有効なので、見守りカメラユーザーが増えているのも納得できます。
現在の見守りカメラ事情
- 数千円で高性能なカメラが購入可能
- 有料サービス不要でスマホから簡単に確認
- 夜間の暗視機能も標準装備
- 動体検知機能でアラート通知
- 双方向通話機能で声をかけられる
サーモスタットで留守中の寒暖差に注意した

ケージ内の温度を一定に保つサーモスタットもハイテク御殿の必需品でした。これも見守りカメラと同様に留守中の温度管理に不安があったので購入し、ペットヒーターに接続していました。
現在の推奨システム
サーモスタット単体も有効ですが、現在はSwitchBotのスマートプラグ+温湿度計の組み合わせで、より柔軟な温度管理が可能です。外出先からの遠隔操作や、温度異常時の自動アラートなど、機能が格段に向上しています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
空気清浄機とドイツ製掃除機「ミーレ」で室内の快適環境維持

室内の快適環境維持でも「インコ仕様」で進んでいきました。まずは部屋の空気をクリーンに保つための空気清浄機を購入しました。
掃除機はペットの羽毛を強力に吸い込み、排気はフィルターによってクリーン化される、ドイツ製の掃除機「ミーレ」を購入しました。このミーレの掃除機は少しお高かったのですが、シンプルな構造とパーツの丈夫さ、交換が可能なパーツが多い…などたいへんメリットが多いです。現在でもバリバリの現役で、製品や性能の優秀さだけでなく、長く使い続けられる点にも満足しています。
室内照明のタイマー利用~留守番機能でON・OFF
留守番しているぴよちゃんのために、部屋の照明の「ON・OFF」の時間が設定できるリモコンを購入しました。このリモコンは陽が落ちる時間に合わせて照明をつける時間が予約できたので、とても便利でした。
照明の留守番機能の利用は空き巣対策にもおすすめです。また、家族がいる家に帰宅しているていを装えるので、特に一人暮らしの防犯対策に役立つアイテムです。
現在の推奨システム
照明のタイマー制御も、現在はSwitchBotのスマート電球やシーリングライトで実現できます。時間指定だけでなく、日の出・日の入りに合わせた自動調整や、外出先からの遠隔操作も可能です。
ぴよちゃん用にそろえたハイテクグッズの数々、リモコン類は電池でしたが、他のアイテムのほとんどはコンセントにプラグを差し込むタイプでしたので、我が家のコンセントは、ぴよちゃんのハイテク機器のプラグで満員状態でした。
スマート家電はこんなに進んでいる!今昔の違いにびっくり

ネットワーク関係の機器の進歩と家電のスマート化により、ペット用のアイテムが本当に安く、便利に、設定も簡単になったと思います。インコ飼育の必需品である温度計までもスマホで認識でき、温度設定によりアラームを鳴らすことが出来るのです。
ぴよちゃんが14歳で突然亡くなってしまって実現しませんでしたが、我が家では新しいネットワークカメラの購入を検討していました。そのきっかけは、カメラの設定は変えていないのに、スマホによるアクセスができなくなったことでした。
おそらく住んでいるマンションに新しく無料の埋め込み式Wi-Fiが導入されたことで、古いネットワークカメラでは対応できなくなったことが原因だと思います。そんなことから今どきの見守りカメラを調べてみて、価格とその性能の差に驚きました。
技術進化の驚き
「夜の暗がりのケージ内の様子がこんなに鮮明に見れるなんて!今のネットワークカメラってこんなことになっているのか!もっと早く買い換えればよかった~!!」
ペットの見守りカメラの進化は本当に素晴らしいです。私はぴよちゃんの飼育環境を当時の「ハイテク御殿」にしていたつもりでしたが、家電の進化はスピーディかつ目を見張るものがあり、知れば知るほどびっくりです。
今はまだ具体的に新しい子をお迎えする予定もないのに「インコ御殿」の更なるハイテク化とスマート化を、日々妄想してしまいます。
サザナミインコの保温~四季折々の調節と温度勾配

夏は暑く、冬は寒い日本に住むインコのためには、四季折々の温度調節が必要になります。サザナミインコのぴよちゃんの夏、冬それぞれの温度管理について、そして体調がすぐれない時の保温についても、私はいろいろ考えてやってきました。
ぴよちゃんがメガバクテリアを発症するまでの、私の温度管理はこんな感じでした。
夏の温度管理
私が仕事で一日中お留守番の時は、あまり効きすぎないようにエアコンの「冷房」を弱で27度でフル稼働。夜は薄い毛布を掛け、下に隙間を左右に作って、熱がこもらないようにした。
冬の温度管理
日当たりがよく暖かいわが家は日中はエアコンなしでも大丈夫なので、昼前にスイッチが切れて夕方になると入るように、Wタイマーをセットして出かけていた。
なお、夏の熱中症対策についてはこちらの記事で詳しく解説しています。エアコン設定のコツや冬の暖房事故を防ぐ方法など、命を守る重要な情報をまとめていますので、ぜひご覧ください。
インコケージの中に温度勾配を作る

温度調整機能付きのパネルヒーターを背面と床の2箇所に設置し、カゴの中にいくつかの温度勾配(こうばい)ゾーンを作るようにしていました。
夜は大小の毛布2枚を掛け、その毛布に触れないギリギリの位置にペットヒーターを置き、パネルヒーター2枚の位置でふたつの温度ゾーンを作って、暑すぎた場合の対策をしました。
温度勾配の重要性
ケージ内に複数の温度ゾーンを作ることで、インコが自分で快適な場所を選べるようにします。これは過保温を防ぎ、インコの自主性を尊重するための重要なポイントです。
- 暖かいエリア:ヒーター近く
- 中温エリア:ケージ中央部
- 涼しいエリア:ヒーターから遠い場所
小鳥や小さな動物を飼っていない、あるいは飼ったことがない人にこの話をすると、無人の部屋で冷暖房を付けっぱなしにしていることに驚かれ、次にこう言われるのです。
「過保護だね~(笑)」
しかし、ぴよちゃんがメガバクテリアを発症してからは、私はこの「過保護」な状態にも危機感を覚えました。
インコの飼育温度について獣医さんからいただいたアドバイス

保温管理の基本は室温の調整です。室温を調整すれば、例えば夏の日中の猛暑や、冬の夜の冷え込みなど、1日の寒暖差にも穏やかに対応できるからです。
その上で、冬のケージまわりの温度をヒーターなどで調節する方が急激な温度差とならず、インコにとっても好ましいと言えるでしょう。ぴよちゃんがメガバクテリアにかかった時、動物病院の先生から保温と温度管理について色々伺いました。
獣医師からのアドバイス:適温の基本
インコにとっての適温は25度から28度くらいです。
実際の温度管理の考え方としては、一年を通して常にこの温度にするということではなく、季節によって適温は多少変えたほうがいいと思います。
- 夏は25度から28度で、上の28度は超えないように
- 冬は室温は20度を下限の目安にして、後はケージの中やまわりにヒーターを置くなどすれば大丈夫
あまり過保護に環境を整えると、インコの耐性を低下させてしまうことに繋がります。

そして「室温そのものより注意して欲しいのは寒暖差」だと言うのです。
獣医師からのアドバイス:寒暖差への注意
大きな温度差がインコは苦手。寒暖差は体調を崩す原因になることが多いのです。
あまり過保護にはしない方がいいと言いましたが、季節の変わり目の大きな気温の変化には注意してあげて下さい。
室温を管理する大切さは分かっていたつもりでしたし、その対策にもあれこれ工夫していましたが、寒暖差についてはあまり意識していなかったので、早い時期に伺えてよかったと思いました。
💡 ヒーターの配置や使い方については、火事対策の記事で詳しく解説しています。留守番中の不安を消す方法も紹介していますので、ぜひご覧ください。
獣医のアドバイスを踏まえた「見守りカメラ+保温対策」のマイルール

温度管理の3つの基本ルール
- インコの適温である25度〜28度を意識して部屋の環境を整える
- 季節に合わせて適温は変更し、設定する
- 季節の変わり目は要注意!日々の寒暖差に合わせて調整をする
保温や室温管理自体はそれほど難しいことではありません。いちばん大事なのはお迎えした『インコを大切に思う気持ち』そして誰もいない状態でも『インコのためにエアコンや保温用の機器を使用することを当然と思う気持ち』 私はこの2つだと思っています。
💡 オカメインコを飼っている方には、オカメパニック対策のケージ選びも重要です。横網タイプのケージを選ぶことで、夜間のパニック時の流血事故を大幅に減らせます。
サザナミインコの保温と見守りカメラでハイテク御殿作り【総括】

サザナミインコの適温管理と見守りシステムについて、2020年以前の実体験を基に解説してきました。基本的な考え方は今も変わりませんが、技術の進歩により、より安価で高性能なシステムが利用できるようになっています。
本記事の重要ポイント
- サザナミインコの適温は25〜28度で季節に応じた調整が必要
- 寒暖差に特に注意し、季節の変わり目は細心の注意を払う
- ケージ内に温度勾配を作り、インコが自分で快適な場所を選べるようにする
- 見守りカメラは近年安価で高性能になり、スマホで外出先からも確認可能
- 夏は弱冷房の27度程度、冬は室温最低20度を基準に管理する
- 「過保護」と思われても、インコの健康のためには適切な温度管理が不可欠
この記事で紹介したシステムは、当時としては最先端でしたが、現在はもっと簡単で効果的な方法があります。特にSwitchBotを使った統合システムは、温度管理・照明制御・異常検知・自動対応まで、スマホアプリひとつで実現できます。
インコを飼育されている方も、これから飼おうと考えている方も、適切な温度管理と見守りシステムで愛鳥の健康と快適な生活をサポートしましょう。現代のテクノロジーを上手に活用すれば、留守中でも安心して愛鳥を見守ることができます。
また、温度管理だけでなく、保温環境の最適化についてはアクリルケースの安全対策も重要です。密閉による酸欠リスクを防ぎながら、効率的な保温を実現する方法を解説しています。
これから導入するなら、私が現在使っているこのセット一択です
この記事で紹介した当時のシステムは、複雑な配線と高額な初期投資が必要でした。しかし現在は、SwitchBotを使えばもっと安く、簡単に、そして高機能なシステムが構築できます。
特に「オカメパニック」への自動対応機能は画期的で、夜中に愛鳥が暴れて怪我をするリスクを大幅に減らせます。温度異常の自動検知や、外出先からの遠隔操作など、当時では考えられなかった機能が満載です。




























