結論:5年以上使うなら「ステンレス」一択である3つの理由

オカメインコの寿命は15年〜20年と長寿です。その長い時間を共にするマイホームとして、私は断然「HOEI465オカメ ステンレス」をおすすめします。初期費用は高いですが、それ以上の価値が確実にあります。
ステンレスを選ぶべき3つの理由
- 圧倒的な耐久性: 錆びにくく、10年経ってもピカピカのまま。
- 安全性の高さ: メッキ剥がれによる「金属中毒」のリスクがない。
- 掃除がラク: 汚れが落ちやすく、ゴシゴシ洗っても劣化しない。
「とりあえず安い方で…」とメッキを買って、数年後に錆びだらけになって買い換えるよりも、最初から一生モノのステンレスを買うほうが、トータルコストも安く済みます。
HOEI465オカメ(メッキ)のメリット・デメリット

まずは、スタンダードな「メッキ(ホワイト塗装)」モデルから見ていきましょう。ペットショップでよく見かけるのはこちらです。
メッキのメリット:初期費用が安い
最大のメリットは、なんといっても価格の安さです。ステンレスの半額以下で購入できるため、お迎え時の初期費用を抑えたい方には魅力的です。
メッキのデメリット:劣化と中毒リスク
一方で、長期使用には不安要素があります。
- 錆びやすい: 水浴びや水洗いを繰り返すと、つなぎ目から錆びてくる。
- 塗装が剥げる: オカメインコが齧ると白い塗装が剥がれ、見た目が悪くなる。
- 金属中毒のリスク: 剥がれたメッキや錆びを誤飲すると、亜鉛中毒などを起こす可能性がある。
ウチのミカヅキインコも、
金属中毒で両脚麻痺になりました。
温熱療法などで脚の回復も
視野に入れましたが難しいと診断され
断念しました。やはり腹這い生活なので初めは
褥瘡などもお腹に出来てましたので心配も。。クチバシを上手に使って移動したり出来るようになってからはこんな感じです pic.twitter.com/tUM5dC9ydK
— life915@みなっち🌙ミカヅキ (@life9155) December 21, 2021
鳥かごには寿命があります!
【めっき鳥かご】を使用されている方、写真のようにめっき部分が白くなっていたら交換のサイン!そのまま使うと金属中毒の恐れあり!
【塗装鳥かご】の方、塗装が剥がれている箇所を見つけたら交換のサインですよ! pic.twitter.com/FusJ5Vgwbo
— とりっぴー -小鳥用品専門店- @仙台 (@bird_torippie) June 27, 2021
「お試しで飼育を始める」「数年で買い替える予定」という割り切りがあるなら選択肢に入ります。
HOEI465オカメ(ステンレス)のメリット・デメリット

次に、プロやベテラン飼い主がこぞって愛用する「ステンレス」モデルです。
ステンレスのメリット:一生モノの輝きと安心
ステンレスの良さは、使えば使うほど実感できます。
- とにかく丈夫: オカメインコの強いクチバシで齧られても傷ひとつ付きません。
- 衛生的: 糞などの汚れがスルッと落ち、熱湯消毒も気兼ねなくできます。
- 高級感: シルバーの輝きはインテリアとしても美しく、部屋が引き締まります。
ステンレスのデメリット:価格と重さ
唯一のネックは価格です。メッキの約2倍〜3倍の値段がします。また、素材がしっかりしている分、メッキよりも若干重たく感じることがあります。
しかし、「今後15年、買い替え不要」と考えれば、決して高い買い物ではありません。
【比較レビュー】新品と5年後の劣化具合はどう違う?
実際に5年間使用した時の、メッキとステンレスの「老朽化」の違いを比較します。
3年経過時点での変化
メッキケージは、特に底網(フン切り網)の劣化が早いです。ゴシゴシ水洗いするため、どうしても塗装が剥がれ、そこから赤錆が発生します。3年も経つと白錆もちらほらし、「そろそろ買い替えかな…」と悩み始める時期です。
一方、ステンレスは3年経っても、劣化が少なく、あまり変化がありません。
コスト対決!5年・10年使うならどっちがお得?

「ステンレスは高い」といいますが、長期的なコストパフォーマンスで計算してみましょう。オカメインコの寿命(約15年)を考慮したシミュレーションです。
※価格は変動するため、あくまでシミュレーション用の概算です。
メッキケージは3〜4年ごとに買い替えると仮定すると、10年でステンレスのコストを追い越してしまいます。
- 5年以上飼うなら: ステンレスの方がお得になる可能性大!
- 買い替えの手間: 古いケージの粗大ゴミ処分費用や手間もバカになりません。
「一度買えば、もうケージのことで悩まなくていい」。この精神的な楽さもステンレスの大きな魅力です。
掃除のしやすさが全然違う!日々のストレス激減

飼い主にとって一番のメリットは、毎日の掃除が圧倒的にラクになることです。
汚れ落ちのスピード比較
オカメインコのフンは時間が経つとカチカチに固まります。
- メッキ: 塗装の表面に汚れが食い込みやすく、ゴシゴシ擦らないと落ちないことがある。強く擦ると塗装が剥げるジレンマ。
- ステンレス: 表面が硬く滑らかなので、お湯をかけるだけでツルッと汚れが落ちる。金たわしで擦っても大丈夫なほど頑丈。
毎朝の掃除時間が5分短縮されるだけでも、1年で30時間の節約になります。「掃除が面倒くさい」というストレスから解放されるのは、プライスレスな価値です。
よくある質問|HOEI465オカメ ステンレス vs メッキ
購入前によくある疑問をまとめました。
あなたにおすすめなのはこっち!【総括】

HOEI465オカメの「ステンレス」と「メッキ」、それぞれの特徴を比較してきました。最後に、あなたがどちらを選ぶべきかの基準をまとめます。
選び方のチェックリスト
【ステンレス】がおすすめな人
- オカメインコを一生大切に育てたい
- 金属中毒などの事故が怖い・不安だ
- 掃除を楽にしたい・キレイ好きな方
- 「安物買いの銭失い」をしたくない
【メッキ】がおすすめな人
- どうしても今の予算が限られている
- 数年後には買い換える予定がある
- 軽さを最優先したい
オカメインコとの暮らしは20年近く続きます。毎日目にするケージがピカピカで美しいと、飼い主の気分も上がりますし、何より愛鳥が健康に過ごせます。
少し背伸びをしてでも、ステンレスモデルを選ぶことが、結果的にあなたと愛鳥にとって一番の幸せにつながるはずです。






