セキセイインコのメガバクテリアが2ヶ月で再発し重症化【体験談その3】

記事内に広告が含まれています。

セキセイインコのメガバクテリアは再発して重症化する可能性があります。完治したと思っていたのに、ある朝突然ケージが嘔吐物まみれになり、愛鳥が衰弱している・・・そんな恐ろしい体験をした飼い主さんの話です。

メガバクテリアはインコの前胃に感染する真菌(カビの一種)で、特に若鳥や免疫力の弱った鳥に感染しやすい特徴があります。治療には抗真菌薬や注射療法が用いられます。

セキセイインコのメガバクテリア再発

この記事では、実際にメガバクテリアが再発したセキセイインコの体験談を通して、再発時の症状や治療法、予防策について詳しく解説していきます。

この記事でわかること
セキセイインコのメガバクテリア再発時の症状と危険性
メガバクテリア再発時の効果的な治療法と費用
メガバクテリアの再発を防ぐための日常ケア
メガバクテリアの早期発見のポイント
セキセイインコを長く健康に飼うための管理方法

メガバクテリアが再発した場合、初回よりも症状が重くなることがあります。早期発見と適切な治療で愛鳥の命を守るために、まずはメガバクテリアについて正しい知識を身につけましょう。この記事を読めば、万が一の再発時にも冷静に対処できるようになります。

orange-hoppe

執筆・監修・運営は30羽以上の鳥と暮らす愛鳥家。このブログではセキセイインコ・オカメインコを中心に、小型~中型インコ飼育のコツ・裏ワザ・体験談を紹介していきます。

セキセイインコのメガバクテリアが2ヶ月で再発し重症化【体験談】

セキセイインコのメガバクテリアが2ヶ月で再発し重症化

セキセイインコのメガバクテリア(マクロラブダス症)は一度治療を終えても再発することがあります。この体験談は、前回のエピソードの続編で、治療終了からわずか2ヶ月で急激に症状が悪化し、再びメガバクテリアと診断されたセキセイインコの闘病記録です。

セキセイインコのケージ内が吐しゃ物まみれでぐちゃぐちゃに…

セキセイインコのメガバクテリア再発

セキセイインコの飼い主の寄稿

メガバクテリア(マクロラブダス症)と疥癬症の治療が終わった我が家には、穏やかな時間が流れていました。レモンは毎日元気いっぱいで、食事は完全ペレット食に切り替わり、栄養面での心配もなくなりました。

「2ヶ月後に再検査しましょう」と言われた最後の通院日からそろそろ2ヶ月が経とうとしていたお正月明けに、それは起こりました。

今日、レモンを動物病院に連れて行こう…と考えながら、その朝、私はいつものようにレモンのケージカバーを外すと、信じられない光景が飛び込んできたのです。

ケージ内は嘔吐物が飛び散り、ぐちゃぐちゃ状態。レモンの口周りや頭にも吐しゃ物が付着していて、顔もぐちゃぐちゃに汚れています。

レモンは全く元気がなくぐったりしています。止まり木の上にはいましたが、時折目を閉じて前後に体を揺らし、今にも落ちてしまいそうなほど不安定なのがひと目でわかります。

昨日寝るまではあんなに元気だったのに、なんで?ひと晩の間に、一体何が起こったの!?

パニックになった私は、レモンを連れて急いで動物病院へ向かいました。もはや嫌な予感しか頭をよぎりませんでした。

メガバクテリア再発

受付で事情を話すと、レモンはすぐに糞検査のために奥に連れて行かれました。この病院ではいつも順番を待っている間に糞検査をして、検査が終わるとすぐにレモンを私の元へ戻してくれていたのですが、レモンは戻ってきません。

「順番までに何か異変があれば すぐにお呼びします」病院の受付の親切な対応に感謝しながらも、その言葉からはレモンの容態が重症であることが伺えました。

待つこと約30分。あの日はいつもより待ち時間が長く感じました。呼ばれて診察室に入ると、レモンの糞検査の結果がモニターに映し出されており、獣医はきっぱりとこう言いました。

メガバクテリア、再発です。

たったの2ヶ月で?メガバクテリアが再発って… あの時は完治したんだよね?一体これはどういうこと!?

頭の中が混乱し、いろんな思いが錯綜し、私はその事実をすぐに受け入れることができませんでした。

なぜ?どうしてそうなった?何が悪かった? 私はひたすら頭の中で自問自答を繰り返していました。

何がいけなかったのでしょうか?私の飼育方法に何か問題があったのでしょうか?
飼育方法の問題ではありませんよ。あなたがお迎えする前のペットショップでメガバクテリアが蔓延していたものだと思います。メガバクテリアは親鳥からの雛への垂直感染か多いのです。親鳥から感染したのではなくても、ペットショップでは1つのケージに多くの雛を入れておきますから、どれか1羽が感染していれば うつりますしね。再発も珍しくはないのです。

レモンを購入したペットショップは繁殖なども行っている鳥専門店ですが、生後2ヶ月のレモンは複数のセキセイインコと一緒にいました。

ペットショップにいる時に、親鳥や他のセキセイインコから感染したのでしょう。でも再発は、この子の胃弱体質も起因しています。

感染源はどうであれ、治療からたった2ヶ月でのメガバクテリアの再発は、レモン自身の体質にも関係していると言われ、そのこともショックでした。

これからの治療方針ですが、再発の場合は、薬と注射で治していきます。
注射ですか
とりあえず今日は注射をしてお薬を出しますので、1週間後にまた来てください。それでも状態が改善しなければ、入院が必要になるかもしれません。

まさかこんなことになるなんて想像もしていませんでした。メガバクテリア症の恐ろしさは色々な情報を通じてわかっている「つもり」でいましたが、どこかでこの病気を甘く見ていたのかもしれません。

1度目にメガバクテリア症が発覚した時はメガバクテリアの症状は全く見られなかったレモンですが、今回は嘔吐や衰弱がひどく、メガバクテリア症の恐ろしさを改めて感じることになりました。

再発の治療スタート

メガバクテリア再発治療

メガバクテリアの再発が分かった日、レモンは注射を打たれ、1週間分の粉薬を処方してもらいました。注射と薬の効果がてきめんで、その日の夜にケージから餌を食べている音が聞こえてきた時には、ホっと胸を撫でおろしました。

週一で6回の注射と連日の投薬

セキセイインコのメガバクテリア再発

翌朝にケージを覗いてみると、そこにはいつもの元気なレモンがいました。嘔吐もぐったり感もなく、昨日の出来事は何だったのか!?と思うほど普段通りのレモンに戻っていたのです。

そこから毎日粉薬を飲み水に混ぜて飲ませ、1週間後の診察まで様子をみていましたが、その間はレモンに大きな変化はなく、元気そのもの。しかし念のため放鳥は控えることにしました。

そして1週間後に再び通院。まずは糞検査の結果報告からですが、この1週間でメガバクテリアはすっかり消滅していました。そして獣医師から、改めて今後の治療方針が示されました。

1度目のメガバクテリアの時は薬での治療でしたが、再発の場合は注射と薬での治療になります。1週間に1度、病院に来ることは可能ですか?
それはどういうことですか?
メガバクテリアの再発の場合は 1週間に1回、合計6回注射します。ですので毎回決まった曜日に必ず通院が必要になります。

再発の診断が出た先週に「今後は注射と薬での治療になる」と聞いてはいたものの、毎週注射を打ちに通うことを初めて知った私は思わず尋ねました。

こんな小さな体に毎週注射をして大丈夫なものなのでしょうか?
今のうちに徹底した治療をしておくことが大切です。年を取れば取るほど衰弱させてしまうことが多いんですよ。
そうなんですか。
この子はまだ若い。今後のためにも、ここでしっかりメガバクテリアを叩いておきましょう。
もしも…メガバクテリアが再々発した場合は、一体どうなるのでしょうか?
一応再々発時の治療手段はありますが、1回の治療費がかなり高額になります。しかし自分の経験では、この注射治療を終えてから再発したインコを見たことがありませんね。

獣医の言葉を信じて、私とレモンは毎週決まった曜日に通院することになったのでした。

毎週の通院は大変でした。スケジュール調整ももちろんですが、レモンは次第にキャリーを見るだけで逃げるようになりましたし、最初の数回の通院では注射が終わって帰宅すると、しばらく悲壮感を漂わせていました。

ところが通院回数を重ねるたびにレモンも慣れてきたのか、注射する時に看護師さんに向かってさえずるようになっていたそうです。そして、6週間後。

これでメガバクテリア症の再々発はおそらくないでしょう。

…と心強い言葉をかけていただき、私とレモンの通院は終了しました。

最初にインコの足バタバタに気付いてから6ヶ月が経とうとしていました。本当に長い闘病生活でした。

そして最後のメガバクテリア治療の注射から3ヶ月後、再度病院で糞検査を行いましたが、メガバクテリア症の再々発はありませんでした。さらに疥癬症の再発も心配ないとのことでした。

6ヶ月の闘病生活でかかった病院代はトータルで113,000円

メガバクテリア症が再発してからかかった治療費は約6万円。最初の病院での誤診とセカンドオピニオンを含め、この半年間の病院代はトータルで113,000円にのぼりました。

最初の病院(誤診)…13,000円
今の病院でメガバクと疥癬の治療…40,000円
メガバクテリア症の再発の治療…60,000円

ペット飼育には費用がかかるのは当然ですが、ヒトと同様に病気や怪我・入院など、想定外の出来事が起こることがあります。そんな事態になったときに十分な治療を受けさせられるのか?命を預かることはお金のこともしっかりと考えて決断しなければならない!と肝に銘じる出来事でした。

現在のレモンは元気に毎日を過ごしています。病気の治療はつらい思い出でしたが、病気になったからこその気づきもたくさんありました。

6ヶ月という長い闘病生活で学んだことを無駄にせず、1日でも長くレモンと一緒にいられるように、飼い主としての責任を果たしながら、これからも愛鳥の健康管理には十分気を付けていきたいと思います。

セキセイインコが感染しやすい真菌メガバクテリアとは

セキセイインコのメガバクテリアとは

メガバクテリアはセキセイインコが罹患しやすい真菌性疾患です。名前に「バクテリア(細菌)」とありますが、実際は「マクロラブダス・オルニソガステル」という真菌(カビの一種)による感染症です。

メガバクテリアの正体と感染経路

メガバクテリアは真菌(カビの一種)です。以前は細菌(バクテリア)と考えられていたため「メガバクテリア」と呼ばれていますが、実際は真菌の一種であることが研究によって明らかになっています。

この真菌は主にセキセイインコやフィンチなどの小型の鳥類の消化器系に感染し、特に前胃(腺胃)に定着して増殖します。メガバクテリアの主な感染経路には次のようなものがあります。

親鳥から雛への垂直感染
感染した鳥との接触による水平感染
汚染された給餌器や給水器からの感染
ペットショップなどの密集環境での感染拡大

メガバクテリアの基本情報
項目 詳細
学名 Macrorhabdus ornithogaster(マクロラブダス・オルニソガステル)
分類 真菌(カビの一種)
主な宿主 セキセイインコ、カナリア、フィンチなどの小型鳥類
感染部位 主に前胃(腺胃)
発症年齢 若鳥に多いが、全年齢で発症する可能性あり

特にペットショップや繁殖施設では1つのケージに多くの鳥が入れられていることが多く、メガバクテリアが容易に広がる環境となっています。そのため、新しく迎え入れた鳥は無症状キャリアである可能性があり、ストレスなどがきっかけで発症することがあります。

セキセイインコのメガバクテリア感染症の症状

メガバクテリアはセキセイインコの前胃に感染して増殖し、消化器系に様々な障害をもたらします。初期の段階では無症状のことも多いですが、病状が進行すると次のような症状が現れます。

体重減少・削痩(やせ細ること)
嘔吐(吐き戻し)
消化不良・下痢
食欲不振または異常な食欲亢進
羽毛の逆立ち・羽繕いの減少
元気消失・うずくまる姿勢
足のバタつき(消化不良によるもの)

特に体験談にあったレモンのような突然の嘔吐と急激な衰弱は、メガバクテリアが重症化した典型的な症状です。メガバクテリアは鳥の抵抗力が弱まったときに急速に増殖することがあり、一晩で状態が急変することもあります。

また、メガバクテリアの感染初期や軽度の場合は、足のバタつきなどの軽微な症状しか現れないこともあります。このため、早期発見が難しく、気づいたときには進行していることも少なくありません。

メガバクテリアの診断と治療方法

メガバクテリアの診断は主に糞便検査によって行われます。鳥の糞便を顕微鏡で観察し、特徴的な形状の真菌を確認することで診断します。早期発見と適切な治療が重要で、以下のような治療方法があります。

抗真菌薬(アンホテリシンBなど)の投与
再発時には注射療法を併用
胃酸分泌を抑制する薬剤の投与
栄養補給と免疫力強化のためのサポート

メガバクテリア治療の比較
治療方法 初回感染時 再発時
抗真菌薬内服 ◎(基本治療) 〇(補助治療)
注射療法 △(重症時のみ) ◎(基本治療)
治療期間 2~4週間 6週間以上
治療費 約3~4万円 約5~6万円
再発リスク やや高い 低い

再発を予防するためのケア方法

メガバクテリア再発を予防するケア方法

メガバクテリアの再発を防ぐには、日常的なケアと管理が重要です。セキセイインコの健康を維持し、免疫力を高めるための具体的な方法と、メガバクテリアの再発リスクを減らすための環境整備について解説します。

メガバクテリア再発を防ぐ日常ケア

メガバクテリアの再発を防ぐには、セキセイインコの免疫力を高め、ストレスを減らすことが重要です。以下のポイントに注意して日常のケアを行いましょう。

バランスの良い食事を与える
清潔な環境を維持する
適切な温度・湿度を保つ
ストレスを軽減する
定期的な健康チェックを行う

メガバクテリア予防のための食事管理
食事内容 推奨度 理由
良質なペレット 栄養バランスが整っている
新鮮な野菜 ビタミンやミネラルを補給できる
シード食のみ × 栄養バランスが偏りやすい
プロバイオティクス 消化器系の健康をサポート

食事に関しては、レモンのケースでも完全ペレット食に切り替えたことが健康回復に寄与したと考えられます。ペレットは栄養バランスに優れ、消化も良いため、セキセイインコの健康維持に適しています。

また、ケージやおもちゃ、給水器、餌入れなどを定期的に清掃・消毒することで、メガバクテリアなどの病原体の増殖を防ぐことができます。特に水入れは毎日清掃し、清潔な水を与えることが重要です。

ストレス軽減と環境整備

セキセイインコはストレスに弱く、ストレスが免疫力低下を招いて病気の発症や再発のきっかけとなることがあります。以下のようなストレス軽減策を実施しましょう。

十分な広さのケージを用意する
適切な照明と静かな環境を提供する
遊び道具や止まり木を複数設置する
定期的に安全な放鳥時間を設ける
突然の環境変化を避ける

セキセイインコの健康維持のための一日の流れ
  • STEP1
    朝のチェック
    朝起きたらまず鳥の様子を観察し、元気があるか、食欲はあるか、糞の状態は正常かなどをチェックします。
  • STEP2
    ケージの清掃
    床材の交換と給水器・餌入れの洗浄を行います。
  • STEP3
    食事の提供
    ペレットを中心に、少量の野菜を与えます。
  • STEP4
    放鳥時間
    安全な環境で適度な運動ができるよう、監視しながら放鳥します。
  • STEP5
    夕方のチェック
    一日の様子を振り返り、異常がないか確認します。
  • STEP6
    就寝準備
    適切な時間にケージカバーをかけ、静かな環境で休ませます。

規則正しい生活リズムを維持することも、セキセイインコの健康管理において重要です。毎日同じ時間に起床・就寝させ、食事や放鳥の時間も一定にすることで、ストレスを軽減できます。

メガバクテリア再発時の早期発見のポイント

メガバクテリアが再発した場合、早期発見が重要です。以下のような変化に注意しましょう。

食欲の変化(減退または異常な増加)
体重の減少
糞の状態の変化(色・形・量)
元気のなさ、うずくまる姿勢
足のバタつき
嘔吐や吐き戻し

特に体重の変化は重要な指標です。セキセイインコは体が小さいため、わずかな体重減少でも健康状態に大きな影響がある可能性があります。可能であれば、定期的に体重を測定し、記録しておくことをおすすめします。

もし上記のような症状や変化に気づいたら、すぐに鳥専門の獣医師に相談しましょう。早期治療が再発時の重症化を防ぎ、回復の可能性を高めます。

よくある質問と回答

セキセイインコのメガバクテリアによくある質問

セキセイインコのメガバクテリア(マクロラブダス症)に関して、飼い主さんがよく抱く疑問や不安についてお答えします。

メガバクテリアは完全に治療できる病気ですか?

メガバクテリアは適切な治療を行えば症状を改善し、臨床的には「治癒」させることが可能です。しかし、完全に体内から排除するのは難しいケースもあります。体験談のレモンのように、一度治療を終えても再発することがあります。

特に初回の治療では内服薬のみで対応することが多いですが、この場合は再発のリスクがやや高いとされています。

重要なのは、治療を途中で中断せず、獣医師の指示に従って最後まで完了させることです。症状が改善したからといって自己判断で治療をやめると、再発リスクが高まります。

メガバクテリアはほかの鳥にうつりますか?

メガバクテリアは感染症であり、鳥から鳥へうつる可能性があります。主な感染経路は以下の通りです。

感染した鳥との直接接触
同じ給水器や餌入れの共有
糞便を介した感染
親鳥から雛への垂直感染

複数の鳥を飼育している場合、感染が疑われる鳥は隔離し、別々の給水器や餌入れを使用することが重要です。また、手を洗ってから各ケージの世話をするなど、衛生管理を徹底しましょう。

感染した鳥が治療中の場合も、他の健康な鳥との接触を避けるべきです。完治したと獣医師に判断されるまでは、放鳥時間も別々に設けるなどの対策が必要です。

セキセイインコの幼鳥は特にメガバクテリアにかかりやすいのですか?

若いセキセイインコは特にメガバクテリアに感染するリスクが高いと言われています。その理由としては以下のような要因が考えられます。

免疫系がまだ発達途上である
ペットショップや繁殖施設で感染する機会が多い
親鳥からの垂直感染の可能性がある
環境変化によるストレスを受けやすい

特に生後2~6ヶ月の若いセキセイインコは注意が必要です。新しく迎え入れた若鳥は、できるだけ早く鳥専門の獣医師による健康診断を受けることをおすすめします。無症状でもメガバクテリアを保有していることがあり、早期発見・早期治療が重要です。

人間にメガバクテリアは感染しますか?

メガバクテリア(マクロラブダス・オルニソガステル)は鳥類特有の病原体であり、現在のところ人間に感染するという報告はありません。そのため、飼い主さんや家族がセキセイインコからメガバクテリアに感染する心配はないと考えられています。

ただし、一般的な衛生管理として、鳥のケージを清掃した後や鳥を触った後は、必ず手をしっかり洗うことをおすすめします。これはメガバクテリアだけでなく、他の感染症予防のためにも重要な習慣です。

セキセイインコのメガバクテリア再発に備えるための健康管理と早期発見【総括】

セキセイインコのメガバクテリア再発

メガバクテリアは真菌性の感染症で、セキセイインコの胃に炎症を引き起こす
再発時は嘔吐や急激な衰弱など重症化しやすい

鳥の体調変化に敏感になり、異変を早期発見することが大切
治療には高額な費用がかかるため、経済的な備えも必要

若鳥は特にメガバクテリアに感染しやすく注意が必要
ペットショップで複数の鳥と一緒にいた場合は感染リスクが高い

治療を途中で中断せず、獣医の指示に従って完了させることが再発防止の鍵
ストレスは免疫力低下を招き、メガバクテリアの増殖を促進する可能性がある

定期的な健康診断と糞便検査で無症状時の感染も発見できる
複数の鳥を飼育している場合は、感染拡大防止のための隔離が必要

セキセイインコとの日々は喜びに満ちていますが、メガバクテリアのような病気と向き合うことも飼い主の大切な役割です。この体験談のように、再発という困難に直面しても、適切な治療と日常のケアで愛鳥の健康を守ることができます。

小さな変化にも気を配り、異変を感じたらすぐに鳥専門の獣医師に相談することで、メガバクテリアの早期発見・早期治療が可能になります。あなたの愛情と適切なケアがセキセイインコの健康と幸せな生活を支える大きな力になります。

タイトルとURLをコピーしました