ネクトンSの与え方!セキセイインコとオカメインコに最適な投与方法

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ネクトンSの与え方に迷っていませんか?セキセイインコやオカメインコに正しく栄養補給をしたいけれど、適量や方法がわからず困っている飼い主さんは多いでしょう。実は、鳥種によって適した用量や注意点が異なるため、正しい知識が必要なのです。

ネクトンSは鳥類用の栄養補助食品で、水に溶かす方法と餌にふりかける方法があります。ただし、オカメインコはビタミンA過剰摂取に注意が必要で、セキセイインコはヨード欠乏に気をつけるなど、鳥種ごとの特性を理解することが大切です。

オカメインコとセキセイインコ

この記事では、ネクトンSの基本情報から鳥種別の最適な与え方、よくある質問まで、愛鳥の健康をサポートするための正しい知識を解説していきます。この機会にシード食中心の食事では特に重要となるネクトンSの使い方の理解を深めてください。

この記事でわかること
ネクトンSの正しい用量と与え方(水溶法・粉末法)
セキセイインコとオカメインコそれぞれの注意点
ペレット食の鳥への投与の是非と保存方法
愛鳥の健康をサポートするための栄養管理のコツ
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執筆・監修・運営は30羽以上の鳥と暮らす愛鳥家。このブログではセキセイインコ・オカメインコを中心に、小型~中型インコ飼育のコツ・裏ワザ・体験談を紹介していきます。

ネクトンSの与え方:セキセイインコ・オカメインコの健康をサポート

ネクトンsの与え方

ネクトンSは鳥類用の栄養補助食品として人気があり、特にシード食を主体とするセキセイインコやオカメインコの健康維持に役立ちます。適切な与え方を知ることで、愛鳥の健康を効果的にサポートしましょう。

ネクトンSとは?基本情報と成分

ネクトンsの与え方

ネクトンSは、鳥類用に開発されたビタミン、アミノ酸、ミネラルをバランスよく配合した総合栄養補助食品です。シード食では不足しがちな栄養素を補うために広く利用されています。

13種類の必須ビタミン(A、D3、E、Kなど)
18種類の必須アミノ酸
複数のミネラルと6種類の微量元素
ヨウ素など甲状腺機能をサポートする成分
水溶性で使いやすい形状

ネクトンS:主要栄養素カテゴリーとその役割
含まれる成分例 主要な機能
ビタミン類 ビタミンA, D3, E, K, B群, C 免疫力向上、骨格形成、抗酸化作用、代謝促進
アミノ酸 リジン, メチオニン, アルギニンなど 筋肉・羽毛・皮膚の構築、成長促進
ミネラル
微量元素
カルシウム, リン, マグネシウム, 鉄, 亜鉛など 骨格形成、酵素活性、体液バランス調整
成分と役割は鳥種によって効果に差がある場合があります

シード食を主体にしている鳥には特に重要な栄養補助食品です。シードには嗜好性が高い一方で、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンB12、ビタミンK、カルシウムなどの栄養素が不足しがちです。ネクトンSはこれらの栄養バランスを整えるのに役立ちます。

水に溶かして与える方法

ネクトンSは水溶性なので、飲水に溶かして与える方法が最も推奨されています。この方法だと摂取量を安定させやすいメリットがあります。

毎日新しく調製し、容器も洗浄する
鳥が嫌がる場合は薄めの濃度から始める
黄色い給水器を使うと飲みやすい場合がある

ネクトンSの飲水投与法と工夫ポイント
課題 対策 注意点
正確な計量が難しい 計量スプーン・スケールの活用 過剰投与を防ぐため正確に
鳥が黄色い水を嫌がる 薄めから始める・黄色い給水器使用 徐々に濃度を上げていく
水が傷みやすい 毎日交換・小容量ずつ調製 1日2回の交換がベスト
個体差があるため、愛鳥の反応を見ながら調整しましょう

ネクトンSを水に溶かすと黄色く色が変わります。この色や味の変化を嫌がって飲まない鳥もいます。そんな場合は、最初は非常に薄い濃度から始めて少しずつ慣らしていくとよいでしょう。また、黄色い容器を使うと色の変化が目立たなくなるため、飲みやすくなることもあります。

水溶液は傷みやすいので、毎日(できれば1日2回)交換するようにしましょう。特に暑い季節は菌が繁殖しやすいので注意が必要です。

ネクトンsを餌にふりかける方法(調整できないので非推奨)

飲水を嫌がる場合の代替手段として、餌に直接振りかける方法もあります。手軽ですが、摂取量が不正確になりがちというデメリットもあります。

小型鳥には「耳かき1杯程度」が目安
事前に霧吹きでシードを湿らせると付着しやすい
「塩振り」方式(内蓋に穴を開ける)で調整可能
毎日新しい餌と交換する

餌への添加方法比較
方法 メリット デメリット
乾いたシードに振りかける 簡単・手軽 粉末が下に落ちて無駄になりやすい
湿らせたシードに振りかける 付着率が上がり無駄が減る シードが傷みやすくなる
「塩振り」方式 少量ずつ調整しやすい 容器の改造が必要
飲水投与を嫌がる鳥向けの代替手段です

シードに振りかける方法では、粉末が殻の表面に付着しても、鳥が殻を剥いて中身だけを食べるため、実際に摂取される量が少なくなりがちです。

この問題を軽減するために、霧吹きでシードを軽く湿らせてからネクトンSを振りかけると 粉末の付着率が高まりますが、シードが傷みやすくなる点に注意が必要です。

「塩振り」方式は、ネクトンSの容器の内蓋のアルミ箔に爪楊枝などで穴を開け、食卓塩のように振りかける方法です。少量ずつ調整できる利点がありますが、適量を測るのが難しい場合もあります。

セキセイインコにネクトンSを与える際の注意点

セキセイインコのネクトンsの与え方

セキセイインコはネクトンSを活用しやすい鳥種ですが、適切な用量と特有の栄養ニーズを理解することが重要です。特にヨード欠乏 に注意し、過剰摂取を防ぎながら効果的に栄養補給しましょう。

セキセイインコに適した用量

セキセイインコのネクトンSの与え方

セキセイインコのような小型鳥には、適切な量を与えることが大切です。体が小さいため、過剰摂取のリスクにも注意が必要です。

飲水に溶かす場合:水25mlに対して0.1g程度
餌に振りかける場合:耳かき1杯程度(飲水に比べると摂取量が不正確になりやすい)
食事摂取量の目安は1日約3g
換羽期や繁殖期は若干多めでも可
カルシウム過剰に感受性がある可能性に注意

セキセイインコの1日の食事摂取量は約3gとされています。これを基準に考えると、ネクトンSの適量は非常に少なくなります。過剰摂取を防ぐためには、飲水投与が最も安全です。

セキセイインコは他の鳥種と比べてカルシウムやビタミンDの過剰摂取に敏感な可能性 があるため、複数のサプリメントを併用する際は特に注意が必要です。

ヨード欠乏とネクトンSの関係

セキセイインコはヨード不足による甲状腺腫 を発症しやすい鳥種として知られています。ネクトンSにはヨウ素が含まれているため、予防に役立つ可能性があります。

甲状腺腫の症状を知っておく(呼吸音の変化など)
ネクトンSのヨウ素成分が予防に寄与
甲状腺腫誘発物質の多い食品を制限する
ヨード過剰にも注意(バランスが重要)
異常を感じたら早めに獣医師に相談

セキセイインコの甲状腺腫と栄養管理
項目 ポイント 管理方法
初期症状 「キュッキュッ」などの呼吸音、鳴き声の変化 定期的な観察で早期発見
予防策 適切なヨード摂取 ネクトンSの定期的使用
避けるべき食品 キャベツ、ブロッコリー、大豆製品など これらの食品を制限する
症状が現れたら自己判断せず獣医師に相談してください

甲状腺腫の症状としては、呼吸時の異音(「キュッキュッ」「プスプス」など)、鳴き声の変化、開口呼吸などが挙げられます。ネクトンSを定期的に与えることで、ヨウ素を補給し、予防に役立てることができます。

また、キャベツ、ブロッコリー(アブラナ科の野菜)や大豆製品などには甲状腺腫を誘発する物質(ゴイトロゲン)が含まれていることがあるため、セキセイインコに与える際は量や頻度に注意しましょう。これらの食品を完全に避ける必要はありませんが、毎日大量に与えることは避けるべき です。

ヨウ素も過剰摂取は良くないため、複数のサプリメントを併用する場合は注意が必要です。症状が見られたり、栄養管理に不安がある場合は、鳥類に詳しい獣医師に相談することをおすすめします。

出典
harrisonsbirdfoods.com
yokohamabirdclinic.jp

メガバクテリア症のセキセイインコにネクトンSを与えても大丈夫

セキセイインコのメガバクテリア

現役獣医師によれば「影響はない」という見解
治療中も栄養補給は重要
メガバクテリアは胃粘膜の奥に生息
ブドウ糖は胃では吸収されない
抗真菌薬の効果に干渉しない

メガバクテリア症とネクトンSの関係
懸念点 獣医師の見解 推奨される対応
ブドウ糖が真菌増殖を促進? そのような影響はない 通常通り使用可能
治療薬との相互作用 干渉しない 処方薬と併用可能
病鳥の栄養補給 栄養補給は回復に重要 体調に合わせて適切に与える
不安な場合は担当獣医師に相談してください

メガバクテリア症(マクロラブドゥス・オルニトガスター感染症)の治療中にネクトンSを使用することについて、「ネクトンSに含まれるブドウ糖が真菌を増殖させるのでは?」という心配の声があります。

しかし、この海老沢先生のYouTube動画の質疑応答(1:51頃)によると そのような心配は必要ない とのことです

その理由として、

メガバクテリアは胃粘膜の表面ではなく奥に入り込んでおり、ブドウ糖は胃からは吸収されないため、摂取したブドウ糖がメガバクテリアに直接触れることはない。

・・・と説明されています。

抗真菌薬による治療中であれば、ネクトンSに含まれる程度の ごく微量なブドウ糖が治療の妨げになることはありません。むしろ、病気で弱っている鳥にとって、ネクトンSなどを通じた栄養補給は回復を助ける重要な要素になります。

メガバクテリア症の治療中でも、ネクトンSなどの栄養補助食品は通常通り使用して問題ありません。特に元気がない場合は、適切な栄養補給が回復の助けになるでしょう。ただし、担当している獣医師から特別な指示がある場合は、その指示に従ってください。

鳥の健康状態や治療内容は個体によって異なるため、不安がある場合は担当の獣医師に相談することをおすすめします。愛鳥の症状や治療経過を踏まえた、より具体的なアドバイスを受けるのが賢明です。

オカメインコにネクトンSを与える際の注意点

オカメインコのネクトンsの与え方

オカメインコはセキセイインコと異なる栄養要求を持ち、特にビタミンAの過剰摂取に注意が必要です。

オカメインコに適した用量

オカメインコのネクトンSの与え方

オカメインコはセキセイインコより体が大きいため、摂取量も異なります。しかし、単純に体重比で増やすだけでなく、栄養特性も考慮する必要があります。

飲水の場合:水50mlに対して0.2g程度
餌に振りかける場合:耳かき1.5〜2杯程度(飲水に比べると摂取量が不正確になりやすい)
食事摂取量の目安は1日約5g
ビタミンAの過剰摂取に注意(後述)
ペレット主体の食事ならネクトンを使用しない

オカメインコの1日の食事摂取量は約5gとされており、セキセイインコより多めです。ただし、ネクトンSの用量も単純に比例して増やすのではなく、オカメインコの栄養特性を考慮する必要があります。

ビタミンA過剰摂取のリスク

オカメインコはビタミンAの過剰摂取に対して、他の鳥種よりも感受性が高い可能性 が指摘されています。ネクトンSにはビタミンAも含まれているため、使用時には注意が必要です。

比較的低濃度でも過剰症状を示す可能性あり
鳴き声の変化は早期の警告サイン
複数のビタミン剤の併用を避ける
ペレットとの併用で過剰摂取リスク増大
β-カロテン豊富な野菜で安全に補給

オカメインコのビタミンA過剰症リスク管理
注意点 初期症状 対策
ペレットとの併用 異常な鳴き声、元気消失 併用禁止(どちらか一方を選択)
複数サプリメントの使用 膵炎、羽毛状態悪化 獣医師指導なしでの併用禁止
活性型ビタミンAの摂取 免疫抑制、肝機能障害 β-カロテン源(野菜)で補う
異常が見られたら使用中止し、獣医師に相談してください

研究によると、オカメインコは食事中のビタミンA濃度が3000 µg/kg(約10,000 IU/kg)以上で毒性の兆候を示すことが報告されています。特に30,000 µg/kg群では、鳴き声パターンの著しい強化、膵炎、体調不良などの症状が見られました。

これはオカメインコがビタミンA過剰に特に敏感である可能性を示唆しています。ネクトンSとビタミンA強化ペレットを併用すると、この閾値を超える可能性があります。この前提で、ペレットを主食としている場合は、ネクトンSの使用を避けるか、獣医師に相談してから使用するべきです。

安全にビタミンAを補給するためには、β-カロテンが豊富な野菜(ニンジン、サツマイモ、濃緑色葉物野菜など)を与えることをおすすめします。β-カロテンは体内で必要な量だけビタミンAに変換されるため、過剰摂取のリスクが低減されます。

出典
PubMed
ResearchGate

よくある質問と回答

ネクトンsの与え方によくある質問

ネクトンSの使用に関して飼い主さんからよく寄せられる質問とその回答をまとめました。適切な使用法から保存方法まで、疑問点を解消して正しく活用しましょう。

ネクトンSは毎日与えても大丈夫ですか?

ネクトンSを毎日与えても良いかどうかは、鳥の食事内容や健康状態によって異なります。

シード食中心なら毎日投与もOKな可能性
健康維持目的なら週2〜3回でも十分
換羽期・繁殖期は毎日が望ましい
推奨用量を必ず守ること
個体の反応や状態を観察する

獣医師の間でも、投与頻度に関する見解は一様ではないようです。

ある動物病院のブログでは、ネクトンSは毎日の投与が必要であると明記されています。別の動物病院のウェブサイトでは、ネクトンSを「普段使い」「日常的に使う総合ビタミン剤」と位置づけ、換羽期にはネクトンBioへの切り替えを推奨しており、ネクトンSが基本的なサプリメントであることを示唆しています 。  

このように、ネクトンSの投与頻度に関しては、「毎日投与が基本」とする製造元側の推奨と、「状況に応じて、あるいは過剰摂取を避けるために頻度を抑えるべき」とする実用的なアドバイスや懸念が存在します。

この対立の背景には、「欠乏症のリスク」と「過剰摂取のリスク」という二つの側面に対する重みの置き方の違いがあると考えられます。

製造元は、特にシード食における栄養欠乏のリスクを強調し、それを確実に防ぐために毎日の投与を推奨します。一方、より慎重なアプローチをとる立場は、健康な鳥や多様な食事を与えられている鳥にとっては毎日の投与は過剰になる可能性があり、特に脂溶性ビタミンの蓄積によるリスクを懸念します。

結局のところ、「毎日投与」が全ての鳥にとって最適解であるとは限らず、個々の鳥の食事内容、健康状態、ライフステージ(換羽期、繁殖期など)を考慮した、より個別化されたアプローチが必要であると言えるでしょう。

この点は、獣医師への相談の重要性を強調する理由ともなっています。愛鳥の栄養状態が気になる方は、鳥の診療に長けた動物病院で血液検査等を受けてください。

ペレットを食べている鳥にもネクトンSは必要ですか?

ペレットを主食としている鳥には、基本的にネクトンSは必要ありません。むしろ併用すると栄養過多になる危険性があります。

ペレットは完全栄養食として設計されている
ネクトンS併用でビタミン・ミネラル過剰
特にオカメインコはビタミンA過剰リスクあり
ペレットからシードへの切替時は徐々に調整
獣医師による診断・指示がある場合は例外

食事タイプ別サプリメント必要性
食事タイプ ネクトンS必要性 理由
シード主体(80%以上) 必要 栄養素不足を補う
ペレット主体(80%以上) 不要・有害 栄養過多になるリスク
シード+ペレット混合 要検討 比率により異なる
不明点は鳥類専門の獣医師に相談してください

ペレットは完全栄養食として設計されており、既にビタミン、ミネラル、アミノ酸などが適切なバランスで配合されています。そのためネクトンSを追加すると、特定の栄養素の過剰摂取につながる危険性があります。

特にオカメインコでは、ビタミンAの過剰摂取に対する感受性が高いことが研究で示されています。ペレットにはすでに適量のビタミンAが含まれているため、ネクトンSを併用することで毒性レベルに達する可能性があります。

シードからペレットへ食事を切り替える過程では、ペレットの摂取割合が増えるにつれてネクトンSの量を徐々に減らし、最終的にペレットの割合が80%を超えたら中止するのが望ましいでしょう。

ただし、特定の健康上の問題がある場合など、獣医師の診断と指示に基づいてサプリメントを与えるケースは例外となります。不安がある場合は、鳥類に詳しい獣医師に相談することをおすすめします。

開封後の保存方法は?

ネクトンSは湿気に非常に弱いため、適切に保管することで品質を維持することが重要です。

密閉容器に入れて保管する
直射日光を避け、涼しい場所に置く
乾燥剤(シリカゲル)の使用が望ましい
冷蔵庫での保管は結露の恐れあり
開封後2〜3ヶ月以内に使い切る

ネクトンS保存方法と注意点
保存方法 メリット デメリット
密閉容器+乾燥剤 湿気を防ぎ品質維持 乾燥剤の交換が必要
冷暗所(常温) 結露の心配なし 夏場は温度管理に注意
冷蔵庫 温度が安定 出し入れ時に結露の恐れ
変色が見られた場合は使用を中止してください

ネクトンSの保管では、湿気対策が最も重要です。開封後は、蓋をしっかりと閉め、直射日光を避け、涼しく(15〜25℃)、乾燥した冷暗所で保管しましょう。密閉容器に入れ、乾燥剤(シリカゲル)を一緒に入れておくとより効果的です。

冷蔵庫での保管については意見が分かれるところです。冷蔵庫内は温度が安定している利点がありますが、出し入れの際に結露が発生し、湿気を呼び込んで品質を劣化させる可能性があります。もし冷蔵庫で保管する場合は、容器を室温に戻してから開けるようにしましょう。

開封後はおおむね2〜3ヶ月以内に使い切ることが推奨されています。未開封の場合の賞味期限は容器底面に記載されていますので、確認しておきましょう。

保管方法については様々な意見がありますが、最も大切なのは湿気と直射日光を避けることです。密閉容器に小さな乾燥剤を入れて、冷暗所に保管する方法が最も効果的です。

ネクトンSの与え方:正しい使用で愛鳥の健康を守ろう【総括】

ネクトンsの与え方まとめ

ネクトンSの与え方について、セキセイインコとオカメインコに焦点を当てて詳しく解説してきました。正しい知識と適切な使用法を身につけることで、愛鳥の健康を効果的にサポートできます。

ネクトンSは水溶性の総合栄養補助食品で、シード食の栄養不足を補う
飲水に溶かす方法が最も推奨されるが、餌に振りかける方法も可能

小型鳥には特に少量から始め、過剰摂取に注意する
セキセイインコはヨード欠乏に注意が必要で、ネクトンSが予防に役立つ
オカメインコはビタミンA過剰摂取に敏感なため、特に注意が必要

ペレットを主食としている鳥には使用不可(栄養過多のリスク)
開封後は湿気を避けて保管し、2〜3ヶ月以内に使い切る

鳥の様子を観察し、異常があれば使用を中止して獣医師に相談
複数のサプリメントの併用は獣医師に相談してから行う
黄色い水を嫌がる場合は、薄めの濃度から始めるか黄色い給水器を使用

オカメインコとセキセイインコでは栄養要求性が異なることを理解する
定期的な健康診断で、栄養状態を専門家にチェックしてもらう

愛鳥の健康を守るために、ネクトンSは正しく使うことが大切です。シード食を主体とする鳥の栄養バランスを整えるのに役立ちますが、用量や使用方法を誤ると逆効果になることもあります。特に鳥種によって栄養要求性や感受性が異なることを理解し、それぞれに適した与え方を実践しましょう。

鳥との生活をより豊かにするためには、正しい栄養管理が基本となります。ネクトンSを上手に活用して、愛鳥の健康と長寿をサポートしていきましょう。何か不安なことがあれば、専門家に相談することをためらわないでください。

参考資料
ネクトン公式ウェブサイト
農林水産省「ペット動物の栄養と食事管理」

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