セキセイインコのクリッカートレーニング!うちの子が見せた驚きの成長

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セキセイインコのクリッカートレーニングがうまくいった事例と、インコ初心者でも簡単に始められる方法をご紹介します。

うちの子との距離を感じていませんか?手に乗ってくれない、逃げてしまう、噛まれるといった問題を解決し、愛鳥との信頼関係を深める効果的な方法がクリッカートレーニングです。

このトレーニング方法では、クリッカーという音を出す道具とおやつを使って、インコに様々な行動を教えることができます。「音が鳴る=良いことをした」という認識を育てることで、コミュニケーションの幅が広がり、インコとの絆が深まるのです。

本記事では、セキセイインコ飼育歴半年の飼い主さんが実践した「握手」から始まるクリッカートレーニングの実体験をもとに、効果的な教え方やコツを詳しく解説します。

セキセイインコのクリッカートレーニング

この記事でわかること
クリッカートレーニングの基本的な方法
インコに「握手」を教える具体的なステップ
トレーニング成功のコツと注意点
実践による愛鳥との関係改善効果

クリッカートレーニングは特別な知識や技術がなくても、誰でも始められるシンプルな方法です。この記事で紹介する方法を実践すれば、あなたもインコとの素敵な時間を過ごせるようになるでしょう。トレーニングを通じて、インコとの信頼関係を築きながら、一緒に成長する喜びを感じてみませんか?

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このサイトの監修者は30羽以上のオカメインコと暮らす愛鳥家。フィンチや家禽の飼育・ブリーディング・野鳥の一時保護など、これまでたくさんの小鳥たちと関わってきました。ここではインコ・オウムの仲間の飼育のコツを、教科書的な飼育論だけでなく、飼い主の実体験をもとにした知識や情報を加味して発信していきます。

セキセイインコのクリッカートレーニング!愛鳥との絆が深まった体験談

セキセイインコのクリッカートレーニング

セキセイインコの飼い主の寄稿 

一人餌になったばかりのセキセイインコ(オス)をお迎えして半年が過ぎようとした頃のこと。ケージの環境や飼い主には慣れてきたようだけど、何となくインコとの距離を感じる日々が続いていました。

私には単に放鳥するのではなく、一緒になって遊んで、もっと関係性を良くしたい気持ちが強くありました。

インコが手や肩に自分から乗ってきたり、おしゃべりが上手になってきたりと、人間との暮らしに慣れるまでそれほど時間はかかりませんでしたが、放鳥時間になってケージのドアを開けても、一人遊びが好きなのか、なかなか外に出てきません。

インコに顔を近づけると「イヤ!」とばかりに飛んで行ってしまい、インコの頭を指でかいてあげようとすれば強くかまれてしまう状態で、なかなかインコと良い関係を築けていませんでした。

そこでもっとインコと触れ合える時間を作って良い関係を深めたいと思い、インターネットやインコの飼育本で情報収集を行いました。そこで「クリッカートレーニング」と出会い、トレーニングを始めることにしたのです。

インコのクリッカートレーニング

クリッカートレーニングとは、クリッカーと呼ばれる、押すと「カチッ」と音が鳴る道具を使ったトレーニング方法です。

ペットが正しい行動をしたときに音を鳴らし、ペットが大好きなおやつなどのごほうびを与えることで、ペットは「音が鳴る=良いことがある」と認識します。これを繰り返すことで、クリッカーの音が「正しい行いをした」という合図になり、ペットが人間からの指示を明確に理解することができるようになります。

インコのクリッカートレーニングを「握手」から始めてみた

ネット通販でクリッカーを購入し、ごほうびとしてインコが大好きなシードを用意して、いざ挑戦です。

まず手始めに、飼い主の手にはすでに慣れていたことから、インコの足と飼い主の指を使って「握手」を覚えてもらうことにしました。

セキセイインコのクリッカートレーニングで「握手」を教える流れ
  • STEP1
    インコの片方の足元に指を差し出す
  • STEP2
    片足を指に乗せることができたら、すかさず「すごいね!」と声をかけ、クリッカーを鳴らす
  • STEP3
    ごほうび・おやつを与える
  • STEP4
    指に両足で乗ってしまったら1からやり直し
  • STEP5
    1~4を繰り返す

クリッカートレーニングの難易度を上げて「ターン」「トンネル」もできるように

インコのクリッカートレーニング

最初のうちは、両足で指に飛び乗って「ごほうびはくれないの?」と首をかしげていました。

しかし、毎日少しずつトレーニングを繰り返すうちに、「片方の足を指に乗せたらごほうびがもらえる」と理解したようで、足元に指を差し出せば片足で「握手」が自然とできるようになりました。

トレーニング開始から1週間もすると、指を差し出さなくても自ら片足を指に乗せて、ごほうびをねだるようになりました。

「握手」を習得した後は、その場でくるっと回る「ターン」や、指と指の間をくぐる「トンネル」など、少しずつトレーニングの難易度を上げていきました。

トレーニングのコツは「明確な指示を出す」と「ほめる」

トレーニングの時に意識したことは、「明確に指示を出す」「できた時にしっかりほめる」ことです。

先ほどの「握手」を例にすると、正しい行動は「片足を指に乗せること」です。何もない状態から片足を指に乗せてもらうためには、足を乗せてもらうための指示が必要です。

今回の場合、「足元に指を差し出す」ことがきっかけとなり、片足を乗せることができたら正解=音が鳴る…と指示を伝えることが大切です。

「インコが頑張っているから…」と、両足で乗った時にもクリッカーを鳴らしたりごほうびをあげたりしていると、インコにとって何をしたら正解になるのかわからなくなってしまいますので、気を付けましょう。

このトレーニングではインコとのコミュニケーションを増やすことが最大の目的です。ただ技や芸を覚えさせるだけでは全く意味がありません。

飼い主の気持ちが伝わったら「すごいね!」「えらいね!」とたっぷり声かけをすることで、インコも愛情を感じて嬉しい気持ちになることでしょう。

もちろん、トレーニングが上手くいかない時にインコを叱ることは絶対にNG より良い関係を築くためにトレーニングしているので、怒るとインコとの関係性を悪化させてしまいます。

そもそもクリッカーは「ほめるしつけ」に利用するアイテムですので、褒めれば褒めるほどトレーニングやしつけが入ります。インコがこちらの指示を理解していないと気づいたら、指示の方法を変えてみるか、トレーニングを一旦中止して、別の機会にチャレンジしてみましょう。

早く遊ぼうよ!セキセイインコがフレンドリーで積極的になった

インコのクリッカートレーニング

トレーニングを開始して1カ月経った頃には、我が家のインコは合計10種類の技ができるようになりました。さらに、放鳥時間の少し前になると「はやくあそぼう!」とケージの出口付近に待機して呼び鳴きをするようになりました。

ケージから勢いよく飛び出してトレーニングの準備を進めている最中にも、うちの子は自ら顔のそばまで寄ってきて、飼い主に羽づくろいをするような仕草まで見せるようになりました。

クリッカートレーニングを通じて、インコが積極的に飼い主と関わるようになり、インコとの絆はさらに強いものとなりました。もし「インコともっと仲良くなりたいな」とお悩みの方は、一度実践してみてはいかがでしょうか。

トレーニングを始めて2週間ほどで効果が出始めました。最初は恐る恐るだった子が、今ではケージを開けるとすぐに飛んできて肩に乗るようになりました。特に「お手」が上手にできるようになったときは感動しました。(20代女性)
セキセイインコを飼い始めて3年になりますが、クリッカートレーニングを始めてから愛鳥との関係が格段に良くなりました。毎日のトレーニングが楽しみで、インコも喜んでいるのが伝わってきます。おすすめです。(30代男性)
最初はクリッカーの音に怯えていたうちの子でしたが、根気よく続けたことで今では音が鳴るのを楽しみにしているようです。トレーニングを通して信頼関係が深まったと感じています。(40代女性)

クリッカートレーニングは、セキセイインコとの関係を深める効果的な方法です。単に芸を教えるだけでなく、明確なコミュニケーション方法を確立できる点が大きな魅力といえるでしょう。

トレーニングを通じて、インコは飼い主の指示を理解し、自発的に行動するようになります。特に、褒めることを中心としたこのトレーニング方法は、インコにストレスを与えることなく、楽しい時間を共有できるのが良いですね。

クリッカートレーニングによくある質問と回答

セキセイインコのクリッカートレーニング

クリッカートレーニングに関するよくある質問とその回答をまとめました。トレーニングを始める前の疑問や不安を解消し、効果的なトレーニングを行うための参考にしてください。

クリッカートレーニングに適した年齢はありますか?

基本的にどの年齢のセキセイインコでもクリッカートレーニングは可能です。若いインコの方が新しいことを覚えるのが早い傾向にありますが、成鳥でも根気よく続ければ十分に効果が期待できます。

若鳥(生後6ヶ月~1年)は特に吸収が早い
成鳥でも継続することで効果が現れる
高齢のインコは学習に時間がかかる場合がある

年齢に関わらず、インコの性格や気分に合わせてトレーニングのペースを調整することが大切です。無理強いせず、インコが楽しめるペースで進めることが、長期的な成功につながります。

トレーニングの頻度はどれくらいが適切ですか?

効果的なクリッカートレーニングには、適切な頻度と時間設定が重要です。インコが集中力を維持できる短い時間で、定期的に行うのがポイントです。

1回のセッションは5~10分程度
1日1~2回が理想的
毎日続けることが上達の鍵

インコの集中力は15分程度が限界と言われています。短時間でも毎日続けることで、インコの記憶に定着しやすくなります。また、インコの調子が良くない日は無理せず休むことも大切です。

クリッカー以外に代用できるものはありますか?

クリッカーがなくても、同様の効果が得られる代用品で始めることができます。大切なのは、一貫した合図をインコに与えることです。

ボールペンのカチッという音
舌打ちなど口で出せる一定の音
短い言葉(「よし」「グッド」など)

代用品を使う場合も、一度決めた合図は変えないようにし、必ず褒め言葉とおやつを組み合わせることが重要です。ただし、長期的にはクリッカーの方が一貫した音を出せるため、本格的にトレーニングを行うなら専用のクリッカーを購入することをおすすめします。

トレーニング中にインコが怖がる場合はどうしたらいいですか?

クリッカーの音に怯えたり、トレーニングに消極的だったりする場合は、インコの気持ちに配慮しながら慣らしていくことが大切です。

クリッカーの音量を小さくする工夫をする
インコから少し離れた場所でクリッカーを鳴らす
クリッカーを鳴らした直後におやつを与える

最初はクリッカーとおやつの関連付けから始め、徐々にインコが音に慣れるようにします。焦らず、インコのペースを尊重しながら進めることで、やがてクリッカーの音が「良いこと」の合図として認識されるようになります。

セキセイインコのクリッカートレーニングで愛鳥との信頼関係を深めよう【総括】

この記事では、セキセイインコとのコミュニケーションを豊かにするクリッカートレーニングについて、実際の体験をもとにご紹介しました。

クリッカートレーニングは単なる芸の習得だけでなく、愛鳥との信頼関係を深める素晴らしい手段となります。ここで紹介した方法やコツを参考に、あなたもぜひ愛鳥とのコミュニケーションを楽しんでみてください。

クリッカートレーニングはインコとのコミュニケーション手段として効果的
簡単な「握手」から始めるのが初心者におすすめ

正しい行動をしたらすぐにクリッカーを鳴らし、褒めてごほうびを与える
明確な指示を出し、一貫性を持って教えることが大切

トレーニングはインコが楽しめる短時間で行う
失敗を叱らず、成功を褒めることに集中する

毎日コツコツ続けることで効果が表れる
成功体験を積み重ねることでインコの自信につながる

「握手」ができたら「ターン」「トンネル」など難易度を上げていく
トレーニングを通じてインコが積極的に関わるようになる

クリッカートレーニングはインコの知的好奇心も満たす
飼い主とインコの絆が深まり、より豊かな共生関係を築ける

セキセイインコは賢く感受性豊かな生き物です。クリッカートレーニングを通じて、あなたとインコのコミュニケーションがより豊かになり、お互いの理解が深まることを願っています。

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